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煩悩退散!

シンプルライフを目指しています。なのに煩悩(物欲・食欲・承認欲 etc.)は尽きません。そんな煩悩をここで吐き出して成仏させようとする試み。

人間、想像力が最大の財産だと思う

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この前の↓の記事で、高価な日本酒について語りました。 その時、ふと、今は高くて飲めないかもしれないけど、これを飲んだ時の感動や味を結構鮮明に想像することはできるなぁと気づいたのです。

想像することの利点は、まずお金がかからないということがあります。また、いつでもできます。電車の中でも、ベッドの中でも。想像するのに、多少時間はかかりますが、時間を飛ばすこともできます。例えば、日本酒なら酒屋に行って買ってくる時間やつまみを用意する時間は飛ばして、いきなり飲むところから始められます。1時間の飲み会を1分で想像することも可能です。さらに、想像することのいい所は、実際よりも良いことを盛って想像するのも自由だということです。

最近、読み返した本に、松本清張の「点と線」があります。

点と線 (新潮文庫)

点と線 (新潮文庫)

 

この小説の中で、犯人の奥さんは病弱で外出もままならないのですが、時刻表を読んで空想して旅をしている気分になれると書いています(そして、事件の鍵になる時刻表トリックを思いついたことになっています)。想像で旅も出来るのです。

さて、想像はこれほどいいものですが、その楽しさを享受するには、まず、想像力を研ぎ澄ます必要があります。これには、最近流行りの瞑想やマインドフルネスの訓練が役に立ちそうだと思っています。

次に、想像するには、種になる実際の楽しい実体験が必要になります。その時の脳の状態を1回は体験しておかなければ、再現することはできません。それがないと、ただの妄想になってしまいます。

若い内の経験、特に一流のものに触れる経験が重要だというのは、そういうことなのではないかと思います。家庭を持つ前の比較的お金が自由になる時期に、多少お金をかけてでも経験を買うというのは良いと思います。

若いかたは、若いうちにどんどん良質な経験をして下さい。個人的な差はあるでしょうが、年を取ってくると、若い時のように肉を食べられなくなりますし、酒も肝臓が弱ってきて、そんなに飲めなくなります。でも、若い時に経験しておけば、年をとって健康上の理由から食べたり飲めなくなっても、想像の中で食べることができるのです。しかし、そのためには、種となる良い思い出が必要になります。

さて、私がこのブログを始めたきっかけは、魚川祐司さんの『仏教思想のゼロポイント: 「悟り」とは何か』という本を読んで、欲(煩悩)とはなにかを考えはじめたからでもあります。

仏教思想のゼロポイント: 「悟り」とは何か

仏教思想のゼロポイント: 「悟り」とは何か

 

仏教では、様々な欲(煩悩)から一切開放された状態を悟りと呼び、それを目標にして修行をするそうです。

私もそんな状態になれたらどんなに良いだろうかと思います。まだまだ、先は遠そうですが、少しでもそんな境地にたどり着けるように心がけたいと思っています。

そうすると、欲を実際的なもので満たす代わりに想像で満たすことはどう位置づけられるでしょうか。悟りの状態では、一切の欲は感じないはずですから、想像で満たす必要も無いはずではないでしょうか。おそらく、そうなのではないかと思います。

しかし、その境地に達するまでの一段階として、想像で済ますというのはありなのではないかと考えています。

最後に、想像力は素晴らしいと言う考え方は、最近読んだ本のどこかにも書いてあった気がします。それに影響されてこんなことを思ったはずなのですが、どの本だったか忘れてしまいました。ご存知の方は、お教え下さい。