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煩悩退散!

シンプルライフを目指しています。なのに煩悩(物欲・食欲・承認欲 etc.)は尽きません。そんな煩悩をここで吐き出して成仏させようとする試み。

蜂蜜はなぜ赤ちゃんに食べさせてはいけないのか

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昨日、蜂蜜に関する下の記事を書きました。それで思い出しましたが、蜂蜜に関してたまに言われることに、「蜂蜜を赤ちゃんに食べされてはいけない」というものがあります。これまでその理由をまじめに調べたことが無かったので、調べてみました。

Wikipediaの蜂蜜の項によると

蜂蜜 - Wikipedia

しかしながら蜂蜜の中には芽胞を形成し活動を休止したボツリヌス菌が含まれている場合がある。通常は摂取してもそのまま体外に排出されるが、乳児が摂取すると(芽胞の発芽を妨げる腸内細菌叢が備わっていないため)体内で発芽して毒素を出し、中毒症状(乳児ボツリヌス症)を引き起こし、場合により死亡することがあるため、注意を要する[190]。芽胞は高温高圧による滅菌処理(120℃で4分以上)の加熱で不活性化されるが、蜂蜜においては酵素が変質するのでこの処理は不向きである

とあります。実は、ボツリヌス菌があるというところまでは、なんとなく聞いたことがあったのですが、では、なぜ蜂蜜にボツリヌス菌が含まれているのでしょうか。

次に、Wikipediaのボツリヌス菌の項を見ると

ボツリヌス菌 - Wikipedia

原因となる食物は黒糖などいくつか考えられているが、蜂蜜について因果関係が明白になっている[2][3]。そのため、1歳未満の乳児に蜂蜜を与えてはならない

と書いてあり、黒糖もボツリヌス菌がいる可能性があると書いてあります。しかし、これらの食品にボツリヌス菌がいる明確な理由は見つけられませんでした。

また、横道にそれますが、日本では過去に、飯寿司、熟寿司、辛子蓮根などで、(大人の)ボツリヌス菌による中毒が報告されているそうです。辛子蓮根については、何かの食中毒事件があったということは子供の頃聞いた記憶がありました。

さて、蜂蜜にボツリヌス菌がいる原因ですが、上の記事で上げられていた「乳児ボツリヌス症の原因食品に関する調査 ハチミツのボツリヌス菌汚染について (PDF) 千葉衛研報告 第11号 39-41 1987年」 という資料を読んでみました。

これによると

ハチミツのボツリヌス菌汚染については,すでにアメリカにおいて多くの調査がなされており,市販ハチミツの約10%がボツリヌス菌で汚染されているという報告がある。

とあり、ハチミツのボツリヌス菌汚染という事実は確かなようです。

また

現在のところ,生後8ヶ月を過ぎると常在細菌が腸管に定着するため,経口的に摂取されたボツリヌス菌は腸管に定着し増殖することができないのであろうと推測されている。

ともあり、大人が蜂蜜を食べても大丈夫な理由は、腸内細菌であるということが示されています。あらためて、腸内細菌すごいですね。

しかし、この資料でもなぜ蜂蜜にボツリヌス菌がしかも10%という高頻度で含まれているのかという理由は明らかにされていませんでした。

こういう話は、業界団体の方が詳しいのではと思い検索してみると、日本養蜂協会という団体を見つけました。

一般社団法人 日本養蜂協会

ここのQ&Aに

現場で採ってすぐに詰めて、何の加工もしないハチミツには、ごくまれにこの菌が入り込むことがあります。1歳以上になれば、この菌は腸内で繁殖しませんので安全です。

という記述がありました。これによると、蜂蜜に限らず、加熱処理などしていない農産物は一般的に危険なようにも受け取れます。蜂蜜以外の農産物のボツリヌス菌含有率は調査されているのでしょうか。蜂蜜が、特に多いのだとしたら、その理由は何なのでしょうか。例えば、花には特にボツリヌス菌が多くいるというようなことなら、多少は納得できます。

残念ですが、ここまでの調査では理由を明らかにすることはできませんでした。

結論

  • 市販の蜂蜜の10%程度にはボツリヌス菌が含まれている
  • 生後8ヶ月より前の幼児には食べさせてはいけない
  • 大人が食べても大丈夫なのは腸内細菌のおかげだと考えられている
  • 蜂蜜に高頻度でボツリヌス菌が含まれている理由は不明

どなたか、蜂蜜に高頻度でボツリヌス菌が含まれている理由をご存知でしたらお教え下さい。