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煩悩退散!

シンプルライフを目指しています。なのに煩悩(物欲・食欲・承認欲 etc.)は尽きません。そんな煩悩をここで吐き出して成仏させようとする試み。

親指シフトを1年くらい使ってみて感じた良い所・悪い所

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最近記憶が曖昧なので、正確なところを覚えていないのですが、日本語の入力方法を「親指シフト」に変えてから1年くらいは経ったと思います。その経験から感じた、親指シフトの良い所・悪い所を書いてみたいと思います。

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親指シフトとは

まず、皆さん、親指シフトという日本語かな入力方式をご存知でしょうか。

通常使われている方法はローマ字入力と呼ばれていて「け」と入力したい場合は「k」「u」と2つのキーを連続して打ちますよね。

親指シフトでは、基本的に次のような方法でかなを入力します(例は、私が今使っているMacでの設定の場合です)。

  1. キーボードには、左と右にそれぞれシフトキーと呼ばれるキーがある
  2. 濁音を持つカナは1つのキーに割り当てられていて、高速に打つことができる。例えば「け」を打つ場合はキーボードの「f」のキーを打つ。
  3. 濁音を打ちたい場合は、元のカナに対応するキーにプラスして同じ側の「シフト」キーを同時に打つ。例えば、上の「け」の例では「f」+「左シフト」で「げ」を入力することができる。
  4. 濁音を持たないカナは、あるキー+同じ側のシフトキーで出す。例えば、「あ」を出したい場合には「s」+「左シフト」となる。
  5. 半濁音(ぱぴぷぺぽ)は少し面倒で、あるキー+反対側のシフトキーで出す。例えば、「ぱ」を出したい時には、「u」+「左シフト」となる。

これだけ聞くと複雑だと感じられるかもしれませんが、覚えてしまえばそれ程難しくはありません。

親指シフトは、元々、富士通が開発した入力方式で、昔発売していたワープロ機「OASYS」で採用されていました。この時は、専用のキー配列のキーボードが使われていました。その後、パソコンでも一部採用されていたようですが、現在では親指シフトを標準として採用しているものはありません。詳しくは、下のWikipediaの解説を御覧ください。

親指シフト - Wikipedia

親指シフトは、その入力の快適性から、特にプロの作家などに根強いファンも多く、例えば下の記事では、勝間和代さん、猪瀬直樹さんなどが親指シフトの愛用者として挙げられています。

matome.naver.jp

パソコンで親指シフトを利用する方法

上で書いたとおり、現在親指シフトを標準としているパソコンはありません。しかし、キーボード配列を変更するツールがWindows用・Mac用に開発されていて、それを使うことで、親指シフトを使うことができるようになります。

私はMacを使っているので、Karabinerというツールを利用しています。Macでの親指シフトについては、下のサイトが詳しく、私も最初ここを参考にセットアップしました。

shiology.com

セットアップするときは、ローマ字入力の設定は残しておいて、新しいProfileを作り、それを親指シフト用にしておくと、切り替えが便利になるので良いと思います。

私独自の設定

始め、上の記事の設定にしたがってセットアップしたのですが、個人的にしっくり来ないところがあったので、現在は少し変更した設定で使っています。

オリジナルのorzレイアウトでは、右手側のアルファベットや数字が一つ右にずらされる(ホームポジションが右にずれる)のですが、これだと、英単語を打つ時にキートップと実際に打たれるキーが一致しないため、個人的に非常に心理的負担となることに気づきました。私の場合、最上段の数字・記号が完全にはブラインドタッチにはなっていないことが原因だと思います。

私はプログラムを書くことが多いので、割りきって、英数モードでは従来通りのホームポジションで打てるように変更しました。これだと、日本語と英単語が混在する記事を書く場合にホームポジションが頻繁に変わるので、少しやりにくいのですが、英数字は従来通りに打てるので、親指シフトを習得中にプログラムのタイピングが遅くなるという問題はありません。また、日本語入力の時でも最上段だけはずらさないようにしました。

具体的には、ダウンロードしたorzレイアウトの設定ファイルを、自分で書き換えて使用しています。

変更したファイルは下で公開しています。興味のある方はご自由に利用下さい。

orz_oya_roman.xml - Google ドライブ

オリジナルの、orz/orz_oya_roman.xmlをこれで置き換えて、以下のオプションだけオンにして使用しています。

  • <親指シフト ローマ字モード>左シフト=スペース、右シフト=かな
  • 「:」キー

この設定だと

  • 殆どの全角記号は、「Shift」+「キー」で、キーの表示通りになります。
  • 「:」は「]」で出ます。
  • 「 は、「左シフト」+「4」で出ます。
  • 」は、「左シフト」+「4」で出ます。
  • 全角の[]などは、「」の変換候補で選べます。

親指シフトの良い所

さて、本題の親指シフトのいい所ですが、これは、散々言われていることですが、入力が小気味いいです。まだ完全に習得していない私でも、それは感じます。

特に、濁点を含まない1キーで打てるカナだけからなる単語の入力は快適です。「かたき」「はし」「せんせい」「せんたく」「てすと」などはとても早く打てます。

また、直接的なメリットではありませんが、殆ど無意識に使っていたローマ字入力を捨てて、新しい方法を習得するのは、かなり脳に負担がかかり、新鮮な感覚を味わうことができました。最近刺激が無いなという人は、試してみる価値があるかもしれません。

親指シフトの悪い所

悪い点も、もちろん(かなり)あります。

一つ目は、しばらくの間、日本語の入力が遅くなり、非常にストレスを感じるようになることです。かなり慣れてきた現在では、それ程ストレスはなくなりましたが、まだ習得が完全ではなく、ローマ字入力の時と同じ入力速度にはなっていないと思います。仕事で日本語の入力が多い人には、問題となるかもしれません。

二つ目は、ローマ字入力を驚くほど忘れてしまうことです。不思議なことですが、プログラムをしている時の英単語の入力はそのままできるのですが、日本語のローマ字入力だけができなくなります。日本語のカナからキーへのマッピングだけが脳の中で書き換わってしまった感覚です。ローマ字を明示的に思い出してから英単語のつもりで入力するとなんとかなりますが、句読点の位置などはすっかり忘れてしまいました。

三つ目は、使用頻度の低い半濁音(ぱぴぷぺぽ)や、小さい「ぁぃぅぇぉ」の位置がなかなか覚えられないことです。これは練習を積み重ねるしかありません。

四つ目は、濁音を打つ際に、シフトのタイミングが合わず、濁点なしになってしまうことがあることです。濁点の有り無しは見た目で区別しにくく、間違ったままになってしまうことがあります。ローマ字入力だとキーが全く違いますので、この種の間違いは起こり得ません。したがって、濁点を打ち忘れたような文章を書く人は、親指シフトを使っている(そして目が悪い)可能性があります。

五つ目は、親指シフトの問題ではありませんが、使用しているKarabinerの安定性がときたま悪くなる時があることです。例えば、英数字を入力するとき、「r」を入力しているつもりが「ko」のように、親指シフトの時に出るべきカナのローマ字が入力されてしまうことがあります。これがパスワードの入力の時に起きると、ログインができなくなって焦ります。その場合は、Karabinerのモードを、Defaultに戻してやれば直ることが多いようです(親指シフトの設定は別名を付けて保存しています)。

最後は、OS標準でないツールを使っているため、万が一Karabinerの開発が止まってしまった場合などに親指シフトができなくなるという危険性があります。たぶん誰かが変わりのツールを作ってくれると楽観的に考えていますが、そのためには、この記事のように親指シフトをどんどん紹介して、親指シフトの愛好家を増やしておくことが安全策となると思っています。

まとめ

少し前から使っている親指シフトの使い方、現時点で感じている良い所・悪い所を紹介しました。

私自身は、悪い点を補ってあまりある利点を感じているので、更に入力速度を速めるための練習を積んでいきたいと思っています。

また、いつまでも親指シフトを使えるように、折を見て、このような記事を書くなど、親指シフトのファンを増やすために役立つことをしていきたいと思います。

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