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煩悩退散!

シンプルライフを目指しています。なのに煩悩(物欲・食欲・承認欲 etc.)は尽きません。そんな煩悩をここで吐き出して成仏させようとする試み。

第二種電気工事士の試験を受けて合格した時のはなし

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私は自分で家を建てて自給自足生活をするという夢を密かに持っています。建てるのは必要十分な大きさのスモールハウスです。この夢を実現するために、少しずつでも前進しようと考えています。去年は、家の電気配線を自分で行うのに必要となる第二種電気工事士の資格に狙いを定めて取り組んでいました。その時の体験談を書いてみたいと思います。

第二種電気工事士になると何ができる?

第二種電気工事士の資格を持っていると、一般用電気工作物の工事を行うことができます。一般用電気工作物とは、いわゆる住宅や店舗などの屋内配線や電気使用設備のことで

  • 受電電圧が600ボルト以下であること
  • 発電設備を設置する場合は合計で50kwを超えないこと(小出力発電設備)

といった制限があります。

つまり、自分が住む家の電気配線の工事や修理を行うこともできますし、自家発電するために太陽光発電設備などを設置することもできるわけです。まさに、私が目指す自給自足生活には必須の資格ですね。

私の経験からすると、そこそこまじめに勉強すれば取れる資格なので、話のネタとして取るのにも良いかもしれません。

ここからの内容は2015年試験の体験談ですので、現在の試験とは異なっている可能性がありますのでご注意下さい。

試験の内容

試験は、筆記試験と技能試験です。筆記試験に受かった場合、技能試験を受けることができます。筆記試験に合格して技能試験で不合格の場合は、翌年の技能試験を筆記試験なしで受けることができます。

試験は年2回開催(6月・10月)されます。受験料はインターネット申し込みで9300円です。

技能試験まで合格したら、居住する都道府県に手数料を収めることで免許を発行してもらうことができます。

詳しくは下記のサイトを御覧ください。

一般財団法人 電気技術者試験センター

私は去年(2015年)の下期の試験を受験しました。

筆記試験対策

筆記試験は、配線図記号、器具・工具・材料、配線設計・工事方法、検査方法、複線図、電気の基礎理論、法令といった分野から50問が出題されます。時間は2時間です。

そのうち30問正答で合格となります。つまり、60%分かれば合格です。楽勝ですね。

私は、試験1か月前に参考書を買い込んで、勉強を始めました。毎日寝る前に1時間程参考書を読んで、大体の雰囲気を掴んでいきました。

買った本はこちらです。

ぜんぶ絵で見て覚える 第2種電気工事士筆記試験すい~っと合格2015年版

ぜんぶ絵で見て覚える 第2種電気工事士筆記試験すい~っと合格2015年版

 

2016年度版も既に出ているようですね。

第2種電気工事士筆記試験すいーっと合格2016年版 (ぜんぶ絵で見て覚える)

第2種電気工事士筆記試験すいーっと合格2016年版 (ぜんぶ絵で見て覚える)

 

意気込んで勉強は始めたものの、全く知らない知識が山のように襲ってきて、合格できるのかと心配になりました。

このままではヤバイ

そこで、気合を入れて勉強するため、実際に自分の家を建てる時のことを想像して勉強に現実感を持たせる工夫をしました。また、ネットで画像検索したり記事を読んだりして知識をつけていきました。

しばらくすると、なんとか全体像が分かってきました。残りは2週間程度、もう一度参考書の難しい部分を再読し、末尾の過去問などを解いていきました。この頃は、一日2時間くらいを勉強しました。

個人的に一番大変だったのは、電気理論でした。私は、高校でも大学でも交流回路の勉強をしたことが無かったので、インダクタンスとかインピーダンスとか言われてもチンプンカンプンだったのです。ネットの情報も参考にしながら、必死で勉強しました。

試験直前になる頃には、上手くやれば90点くらい取れるだろうという自信がでていました。

結果、筆記試験は緊張することもなく、無事合格しました。

技能試験の準備

技能試験も準備期間は1ヶ月程度でした。

技能試験に向けて購入した参考書は、下のものです。筆記試験の時に使ったものと同じ著者によるものです。(ただし、この参考書には後述する多少の問題がありました

ぜんぶ絵で見て覚える 第2種電気工事士 技能試験すい~っと合格(2015年版) ~入門講習DVD付~

ぜんぶ絵で見て覚える 第2種電気工事士 技能試験すい~っと合格(2015年版) ~入門講習DVD付~

 

2016年版はこちら。

ぜんぶ絵で見て覚える 第2種電気工事士 技能試験すい~っと合格(2016年版) ~入門講習DVD付~

ぜんぶ絵で見て覚える 第2種電気工事士 技能試験すい~っと合格(2016年版) ~入門講習DVD付~

 

また、技能試験では工具は自分で用意しなくてはいけません。私は、下の工具セットを購入しました。

HOZAN 電気工事士技能試験セット S18

HOZAN 電気工事士技能試験セット S18

 

これから購入する方は、更に改良された下の最新版の方が良いかもしれません。VVFストリッパが芯線3本同時にストリップできるものにアップグレードされています(個人的にこれが結構面倒だったので、大きな改善と思います)。

HOZAN(ホーザン) 電気工事士技能試験 工具セット DK-18

HOZAN(ホーザン) 電気工事士技能試験 工具セット DK-18

 

実際に手を動かして練習

技能試験では、あらかじめ13問の候補問題が公表され、その中から1題が選ばれて出題されます。上期で出た問題は下期では出ないとの噂も目にしました。それが本当だとすると下期の試験の方を受けた方が有利かもしれません。

試験では、制限時間の40分以内に縦横40cmくらいのミニチュアの電気配線を作ります。

試験練習のために、まず器具と電線を買いました。下のような、候補問題を一通り練習するのに必要な器具と電線がセットになったものがネットで売られています。

私は、最初13問を全て1回だけ練習できるセットを買ったのですが、後から、もう少し練習したくなって追加購入したので、最初から2回分を買った方が良いかもしれません。

購入するときは、是非「プレート外し」が付いているものを購入して下さい。これは、コンセントなどに差し込んだ電線を外す時に必要となる器具です。マイナスドライバーでもできないことは無いですが、こちらのほうが断然便利です。

また、出来上がった回路が正しく接続されているかを確認するためにテスターを購入しました。

Sanwa(三和電気計器) デジタルマルチメーター PM-3

Sanwa(三和電気計器) デジタルマルチメーター PM-3

 

意気込んで練習を始めるが…

早速、練習を始めたのですが、まったく経験のない状態からだったため

このままではヤバイ(2回目)

本当に気合を入れて貪欲に習得していくことが必要だと悟りました。

YouTubeで神動画に出会う

いくつかの候補問題を参考書に従って練習していったのですが、どうやっても制限時間の40分以内で作れそうもありません。

そんな時にネットで見つけたのが、下の一連のYouTubeの動画です。実際に電気工事の仕事をされているプロの方が候補問題13問の解説をされています。

www.youtube.com

参考書では、複線図という設計図のようなものを書いてから実際の回路の作成に入るように教えているのですが、この方は、複線図を飛ばして実物で配線を仮に繋いでいくという方法を提唱されています。というのも、複線図を書くのと実物で繋ぐことは実はほとんど同じ作業だからです。

「これは良さそうだ」

早速この方法を取り入れてみたところ、制限時間を切ることができるようになりました。

この動画には感謝してもしきれません。

ちなみに、この動画では回路の仮止めに下の様な結束バンドを使用しています。

私は、結束バンドが試験で持込可能な「工具」に含まれるのか確証がなかったので、明らかに工具と言える下の商品を買って使用しました。

ホーザン 合格クリップ P-926

ホーザン 合格クリップ P-926

 

手での練習は私には1日1問題の練習が限界でした。というのも、それ以上すると手が痛くなってしまうからです(器具を取り外すのが結構手を痛める)。

そこで、私はちょっと時間が空いた時間にこの動画を見てイメージトレーニングをしていました。

すぃ~っと合格シリーズについて

私が購入した参考書「すぃ~っと合格」シリーズの技能試験編は、全体的にはとても丁寧な説明で、感謝もしているのですが、多少の問題点があると感じました。2016年度版では修正されているかもしれませんが、参考まで。

  • 時間がない場合は、電工ナイフの練習は必要ないです。(VVRの被覆の剥ぎ取りも、VVFストリッパの甘噛みでできます。ゴムブッシングの切り込みと、VVRの内装の切断の為にニッパーを用意したほうが便利と思います)
  • この本の連用器具の取り付け方では上手くいかないと思います。私はその方法で連用器具を一つ壊しました。その後に書いてある「取り外し方」でドライバの回転を逆にしたやり方が正解です(上の動画でもそう説明されています)。

作業上の注意点

私が、作業上特に間違いやすかったのはリングスリーブの取り付けです。大・中・小のどれを使うかのチェックと、刻印をちゃんとチェックすることが重要です。

私は、実際の試験で刻印のチェックを怠ったために、結果発表までずっと不安な気持ちで過ごすことになりました。

結果は…

見事、合格でした!

試験を終えての感想

まず、純粋に知識を得る楽しみがありました。普段目にするコンセントの裏がこんな感じで作られていたんだということ分かっただけでも収穫でした。

また、この資格を取るには多少の時間が必要だと感じました。私のような全くの素人がこの資格を取ろうとした場合、2ヶ月間毎日1時間くらいのまとまった時間は必要になると思われます。私は時間がかなり自由になる期間を狙って受験しましたが、サラリーマンの時だったらこんなにまとまった時間は取れなかったかもしれません。

くわえて、短期間の勉強で合格するには、一つの参考書に固執しないような柔軟さが必要だと感じました。人はそれぞれ得意な分野や作業内容が違いますので、色々な情報を参考にして自分なりのコツを編み出す必要があると思います。例えば、ランプレセプタクルの輪作りは最終的に自分独自の方法に落ち着きました。その点、今はネットで様々な情報が手に入りますので、昔に比べて資格の取得はしやすくなったのではないでしょうか。

お金はそれなりにかかります。私の場合、結局総額で6万円くらいはかかったのでしょうか。ただ、工具は今後も使い続けられますので、そんなに損な買い物では無かったと思っています。

合格した後のこと

合格すると、合格証が郵送で届きます。この合格証があれば、いつでも免許の申請をして交付を受けることができます。申請先は、居住している都道府県で、この際数千円のお金がかかります。すぐに免許が必要ないならば、申請しないでいても良いですが、住所が試験時と変わったりすると手続きが面倒ですし、いつ制度が変わるかもわからないので、早めに申請した方がいいと思います。

まとめ

私が去年、第二種電気工事士試験を受験して合格した時のことを思い出しながら書いてみました。 これから受験しようとする方などの参考になれば幸いです。

自分で家を作るという夢に向かって、これからも少しずつ進んでいきたいと思います。

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