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煩悩退散!

シンプルライフを目指しています。なのに煩悩(物欲・食欲・承認欲 etc.)は尽きません。そんな煩悩をここで吐き出して成仏させようとする試み。

「初心者」でいられるのは一生で1回だけ。だからその期間を真剣に楽しもう。

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何事も、やり始めたときは、誰もが初心者です。普通は、頑張って練習したりして、早く初心者の状態を脱しようと努力するものだと思いますが、よくよく考えてみると、この初心者の状態というものは、とても貴重なものです。というのも、…

初心者でいられるのは一生で1回だけ

あなたが何か習い事を始めた時には、頑張って初心者を脱しようとしますよね? それは、当然です。何かを習得したくて始めているわけですから。

私も、最近は、生パスタ打ちを習得しようとして、いろいろ試行錯誤しています。

しかし、そういう場合に、すこし心に留めておくと良いと思うことがあります。

それは

初心者でいられるのは、一生で、1回だけ

ということです。

ある程度練習を重ねていけば、人は、どんなものでも大体は中級者のレベルに達することが出来るでしょう。しかし、一端、初心者を脱してしまった人は、二度と初心者に戻ることはできません。

禅が言いたいのはそういうことなのかなあ

この前読んだ禅の本に、禅とは「初心」を持つことだとありました。

禅マインド ビギナーズ・マインド (サンガ新書)

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裏返せば、初心を持つということは難しいということですよね。

通常であれば、一端、何かを習得してしまった後では、初心者の頃に持っていた、好奇心・新鮮さ・素直な心・創意工夫、といったものは弱くなってしまいます(少なくとも私はそうです)。

禅では、座禅の修行によって、初心を保つこと、蘇らせることを習得するのだろうと思います。

しかし、その場合の初心とは、全くのまっさらの初心者というわけではないでしょう。

習得した知識や技術はそのままに、心の持ちようだけを変えて一段レベルの高いところを目指すということだと私は理解しました。そうでなければ、全く記憶も学習もしない人は、初心を持っているということになってしまいますから。

ただ、全ての人がそれを出来るわけではないでしょう。長い修業の末に、その境地に至ることが出来る人が、極わずかにいるだけです。

凡人は初心者の状態を真剣に楽しもう

だとすれば、凡人に出来ることは、まずは、初心者の状態を真剣に楽しむということではないでしょうか。

足早に、効率的に、技術を習得してしまうのではなく、何故そうするのか、自分ならどうするのが良いと思うか、成功した時の気持ちはどんなものだったか、失敗した時の気持ちはどんなものだったかといったことを、真剣に考え、吟味しながら、ゆっくり技術を習得していくのです。

そのようにすることは、普通に練習して習得していくよりも、時間が掛かるし、面倒かもしれません。

できるだけ習得しないように、できるだけ覚えないように、初心者でいるようにと、ブレーキをかけながらアクセルを踏むするようなものです。これは、普通に習得するよりも、難しく、疲れることだと思います。

しかし、思い出して下さい、あなたが初心者でいられるのは、今この瞬間しか無いのです。

それをするのに、ブログは、とても良い方法な気がしています。

その時々に感じたことを記録して行くことが出来ますし、色々反省する機会にもなります。また、一気に習得するよりも、ちびちびと、失敗も交えながらの習得のほうが、ブログのネタも増えるので、ゆっくり習得することにインセンティブが出てきます。

いつまでも初心者でいる

もしかしたら、禅の意味での初心は、初心者を最初から一度も脱しないことで一番簡単に達成できるのかもしれません

何かを習い始めたら、「自分は何かを習得した」「自分はもう初心者ではない」という気持ちが、普通は沸き起こってくるでしょう。

しかし、そこを我慢して、「私はまだ何も習得していない」「自分はまだ初心者である」と常に言い聞かせることで、初心を維持できる可能性があるような気がします。

突き詰めて考えれば、初心者に対する「中級者・上級者」という概念は、「何も知らない人に比べたら多少上手く出来る人」という相対的な意味でしょう。

ならば、自分の中の絶対的な基準をもって、「自分はまだ初心者だ」と考える事は自由ですし、可能だと思います。

それは、目標を常に今よりも高いところに置くということと同義なのではないでしょうか。世の中で「達人」と呼ばれるような人は、それが出来ている人なのだと思います。

まとめ

初心者の状態を真剣に楽しむということについて、書いてみました。話は、禅の「初心」ともつながって、思いの外、自分の思考の整理になりました。ますます、この「初心」を保つということが、これからの人生の中で、とても良い指針のような気がしてきました。