煩悩退散!

シンプルライフを目指しています。なのに煩悩(物欲・食欲・承認欲 etc.)は尽きません。そんな煩悩をここで吐き出して成仏させようとする試み。

【雑学】和歌山の県名の由来


和歌山県の県名の由来は、和歌山の人なら知っているでしょうが、みなさん知っていましたか?

和歌山の名前は万葉集から?

和歌山県に「和歌の浦」という景勝地があります。

 ここは、古くから知られていた景勝地で、すでに奈良時代の万葉集に

若の浦に 潮満ち来れば 潟をなみ 葦辺をさして 鶴鳴き渡る

という山部赤人作の有名な歌が収録されています。

元々は、この歌の通り「若の浦」と呼ばれた場所だったのですが、この和歌に読まれたといういわれから、いつしか「和歌の浦」という地名になったそうです。

ちなみに、上の歌の「潟をなみ」の部分から、近くの「片男波」という地名ができたそうです。上の地図で右の砂浜になっている地域です。

そして、時代は下って1585年に羽柴秀吉の命を受けた羽柴秀長が城の築城を行います。その時、古代からの名勝地「和歌浦」から、秀吉が「和歌山城」と命名しました。

これが、「和歌山」の由来です。

旧国名の紀伊国にも面白い由来があった

和歌山県は、江戸時代までは紀伊国でした。この「紀伊国」は、奈良時代には「木国(きのくに)」と呼ばれていました。それが、713年に「漢字二文字で国名を表すように」との勅令が出された時に、「紀伊国」と表記するようになったのだそうです。

何故、「木国」だったかというと、木が多かったからです。

そのまんまですね。

でも、その気持、私には分かります。

昔、紀伊山地の山道を車で走った時に、森の木が本当に太くて立派で、「日本にまだこんな深い森があったんだ。確かに陸の孤島だわ」と感じたからです。

 

ちょっとネタ切れしてきたので、ふと思い出した雑学を書いてみました。