一時期ワインを良く飲んでいました。その中で心に残った思い出のワインをピックアップして紹介してみたいと思います。
ワインはハマると怖い
ワインって、ハマると結構高いものでも平気で買うようになってしまいます。選択肢も、葡萄の品種、産地、生産年、生産者と組み合わさると膨大なものになります。そこから自分が選んだワインが美味しかった時には、なんとも言えない恍惚とした感覚に襲われるものです。今から考えると、お金を使いすぎていたなあと思うのですが、そういう時期を経験をしたことは良かったと思います。やはり、少し高いワインは美味しいものですからね。
ここで紹介するワインは、中価格帯のワインが多いでしょうか。全て、美味しいと思った後に何回かはリピートしていますので。
お酒の好みには個人差がありますので、みなさんの参考にはならないかもしれませんが、早速はじめましょう。
カレラ ピノ・ノワール セントラル・コースト
カリフォルニアのピノです。私はブドウの種類では、ピノ・ノワールが一番好きで、カレラは値段も手頃だったことから、よく飲んでいました。
カレラには、創業者が最高のピノ・ノワールを作るために、衛星による地質調査まで利用して良い石灰岩の場所を探したという逸話があります。また、本当かどうかは知りませんが、ロマネコンティの畑から持ち込んだピノ・ノワールのブドウの木を植えて栽培したと言った話もあって、ストーリーが面白いですね。お酒はストーリーが美味しさの半分だと、個人的には思っています。
ちなみに、カレラのワイナリーはこんなところにあります。
私がこのワインを飲んでいた時は、3000円くらいで買えたと思うのですが、今は円安のためか、値上がりしてしまったようですね。
カレラの最高峰は、創業者の名前を採った「ジェンセン」ですが、こちらは高くて手がでていません。
モンテス・アルファ カベルネ・ソーヴィニョン
チリのワインです。ラベルの天使のような絵が印象的です。このワインは、始めて飲んだ時に、相当なお得感を感じて何回もリピートしていました。
調べてみると、ワイナリーはこんな所にあるのだそうです。
今でも2000円(本記事執筆時)くらいから買えるようですね。
アレキサンダー・ヴィニャード ダスティ・ロード ピノ・ノワール
ニュージーランドのピノ・ノワールです。一時期、ニュージーランドのピノ・ノワールに注目してして、よく飲んでいました。値段も3000円くらいで、お手頃感があったと思います。
ワイナリーは、ニュージーランドの北島の南端の地域にあるようです。ニュージーランドは、一度旅行で行ってみたいと思っているところです。自然がとても良さそうですよね。
このワインは、今現在ネットで調べてみても、売り切れが殆どで手に入らないようです。
今飲んでいるお酒が、いつまでも飲めるわけではありません。廃業したり、味が落ちたり。ワインでは、作られた年も重要ですし。お酒は一期一会ですね。
ディ・マーヨ・ノランテ アリアーニコ コンタド
アリアーニコ(Aglianico)はイタリア南部のワインに使われるブドウの品種で、ネッビオーロ、サンジョヴェーゼと並ぶイタリア3大品種の一つです。イタリアは、土着のブドウ品種が非常に多いことで有名です。
ディ・マーヨ・ノランテは、ローマの南東のモリーゼ州カンポバッソ県のつくり手です。
このワインを最初に飲んだ時、「うわー濃くてオイシイ」と衝撃を感じました。その後相当回数リピートして飲みましたが、最初の一本にかなうものにはとうとう出会うことができませんでした。年が違ったり、保存状態が違ったり。このワインほど、お酒の一期一会を感じたものはありません。
ちなみに、ディ・マーヨ・ノランテは、サッカー中田選手のお気に入りの作り手だったらしいですよ。
今でも、2000円台(本記事執筆時)のお手軽な値段で手に入る様ですね。

ディ・マーヨ・ノランテ アリアーニコ・コンタド【Di Majo Norante Aglianico Contado】【イタリア産・赤ワイン・辛口・フルボディ・750ml】
- 出版社/メーカー: ディ・マーヨ・ノランテ
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カロン・セギュール
フランス ボルドー・メドックの第三級格付けシャトーのワインです。第三級とは言っても、かつて、多くのシャトーを所有するセギュール公爵が「我が心カロンにあり」と語った由緒あるシャトーです。
シャトーの場所は、サンテステフ地区、ジロンド川の左岸地域ですね。
エチケットのハートマークが有名で、そのため、贈り物としても人気です。
私が飲んでいた頃は、5000円くらいで買えていました。五大シャトーよりも随分とお手頃で、ちょっとしっかりしたボルドーワインを楽しみたいという時に、最適でした。
今では、相当値上がりしてしまったようですね。
良いワインは、値上がりして飲めなくなることもあるという一つの例ですね。お手頃なワインを見つけたら、まだ人気が無いうちに沢山飲むか、買い込んで保管しておくことですね(私は、保存するほど高級なワインにはそもそも手が出ませんが)。
まとめ
こうやって思い返してみると、ワインはお酒の中でも特に一期一会の感がありますね。それが、ワインの魅力ともなっているようです。
ワインに興味のある方は、ぜひ思い出となるワインを見つけてみてください。ただし、お金の使いすぎにはくれぐれもお気をつけください。