かつて「貧乏人は麦を食え」と言った政治家がいました。私は、「酒飲みは酢を取れ」と言いたいと思います。というのも、少し前に下のような恐ろしい記事を目にしたからです。
お酒を飲み過ぎると、脳がアルコールの代謝物質である酢酸をブドウ糖の代わりにエネルギーとして利用するようになってしまうらしいのです。(同じような例として、糖質制限ダイエットをするとブドウ糖の代わりにケトン体をエネルギーとするということは良く知られているかもしれません。)
私は一時期、お酒をかなり飲んでいました。そして、その時、この酢酸を利用するモードになっていた可能性が高いと思っています。というのも、思い返してみると、酒の肴として「タコの酢の物」などの酢を使ったものが大好きだったからです。ポン酢もよく食べていました。
これらは、お酒を控えるようになった今でも好きです。
いったん脳がそうなってしまったら完全には元に戻らないのではないか。そう思って、今でも酢を良く摂るようにしています。
例えば、お昼のパスタのトマトソースには、小さじ2ほどの酢を入れて食べています。それまで午後三時ころに感じていた急激な眠気が、このように意識的に酢を摂るようになってからだいぶ軽くなったように感じました。
単なるおまじないかも知れませんが、酢はもともと体に良いと言われていますので、摂って悪いということはありません。
酒飲みの人は、ぜひ酢をよく摂ってみてください。
ちなみに、冒頭の麦を食えというのは、貧乏人にとっても金持ちにとっても実はとても良いアドバイスだと思います。私は夕食に麦を混ぜて炊いた御飯を食べていて、とても体調が良いです。