最近、瞑想とか、悟りとか、仏教とかに興味を持って、色々本を読んだり調べたりしているのですが、それは、当然自分が未だに悟ってなくて辛いから、そこから抜け出すヒントが欲しくてもがいているという事だと思います。
でも、世の中を見ると、そんなことを頭で考える前に体で分かって、既に悟っているかのように素晴らしい人が多くいます。
心優しく、素直で、気持ちの良い人、生まれつきそういう性質を持っている人を私は羨ましく感じます。嫉妬という感情は、御存知の通り、悟りの妨げなのですが、私はやはり嫉妬を感じてしまいます。
もしかしたら、そういう人はもっと若い時に、苦しみ、心の修行をして、現在の境地に達したのかもしれません。しかし、生まれつきの人もいるでしょう。「悟り遺伝子」とでもいいましょうか。
では、生まれつき悪い性質を持っている私などはどうしたら良いのでしょうか。頭でっかちな人はどうしたら良いのでしょうか。
それには、やはり本を読むしか無いと思うのです。本というのは、生まれつき悟れなくて頭でっかちで苦労したけれども今は悟ったという人が、自分と同じような人のためにそのヒントを書いたものだと思うからです。少しずつでも、本から学び、実践して自分の体に染みつかせなければなりません。
お釈迦様も、最初から悟っていたわけではありません。本能的に悟った人には、教えなど必要ないのです。教えは、教えが必要な人のためのものなのです。
これは、仏教で言う悟りだけに限りません。よくある話で、「人の心が分からなくて不思議なので心理学者になった」「生まれつき体が弱くて病院の先生にお世話になったから自分も医者を志した」というものがあります。これも、同じことだと思います。
つまり、生まれつき悟っていたわけではない人には、努力して悟り、まだ悟っていない人を助けるという仕事があるのだと思います。また、自分が悪い性質を持っていた・いるという経験を活かし、生まれつき良い性質を持って無自覚に悟っている人を助け、本当の悪い人から守るという役目もあるのではないでしょうか。
最近色々本を読みすぎて、頭が疲れたので、取り留めのないことを書いてみました。