特に夜の暗い道で、自分の前の人(特に女性)がのろのろ歩いていると、イライラしてしまいます。それに対する自分なりの解決策が見えてきたので、紹介してみたいと思います。
最近ノロノロ歩きする人が多くない?
最近、ノロノロ歩いている人が多くないでしょうか。私は、そういう人がいると困ってしまいます。
というのも、私は比較的歩くのが早いので、しばらくするとその人に追いついて、そして追い抜かすことになるのですが、とは言え二人の相対速度は絶対的にはそれ程大きくないので、追い抜くまでに、かなりの時間、その人の後ろをぴたっと付いて歩かなくてはならなくなります。
それは、私も嫌ですし、付かれる方も嫌でしょう。特に、夜で前の人が女性の場合には、変な気を使ってしまいます(暗い道で後ろから男の人がずんずん近づいてきたら怖いだろうなとか)。
できるだけ早くその時間を過ぎようとして、こちらは更に早歩きをして抜かさなくてはなりません(そうすると、抜かされる方は更に怖いんじゃないかとか思ったり)。
さらに悪いことには、歩道が狭いと追いついても抜かせず、後ろをずっと付いていかなければならないこともあります。
ゆっくり歩けば良いのでは?と言う方もいるかもしれませんが、それはそれで、前の人をなにか尾行しているような気持ちになってきて、気持ち悪いのです。
そもそも、私は自分のペースで歩いているだけなのに、なんでそんな気を使わされるんだと思って正直イラッときます(まあ実際、前の人の速度で歩いても、家に着く時間はたいして変わらないのだと思いますが)。
しかも、前を歩いている人がスマホをいじっているためにノロノロ歩きになっているのが分かったりしたら、更にイラッときます。
皆さんは、そんな経験はないでしょうか。
イライラの時間を瞑想の時間に変える
私は、このシチュエーションをどう気持よくやり過ごしたら良いのか分からず、どうしたもんかとずっと思っていました。
しかし、この前読んだ瞑想の本などに「歩く瞑想」というものがあることを知り、「そうか、イライラするくらいなら、その時間を歩く瞑想の時間とすれば良いのでは?」と思いつき、この前から実践しています。
つまり、前の人が遅いと分かったら、速度を落とし、前の人からかなり離れた距離のところをゆっくり歩いて、追いつかないようにするのです。そして、そのノロノロ歩きを瞑想として使うのです。
こうしてみると、イライラが全く無くなりました。わざとノロノロ歩きして尾行しているような気持ち悪さも無くなりました。自分は、自分の意志で積極的にノロノロ歩きしているのです。
もちろん、前に人がいない場合には、自分の自然なペースで歩く瞑想をします。
本来、歩く瞑想は、もう少し長い時間歩く必要があるとのことですが、何もやらないでイライラするよりは良いのではないかと思っています。
まとめ
前を歩く人が遅い時に、イライラせず、その時間を瞑想の時間に変えるというアイデアを紹介してみました。
自分がイライラさせられるシチュエーションになったら、逆転の発想でその時間を(軽い)瞑想に使ってみるというのは、他の場面でもけっこう使えるテクニックのような気がします(瞑想したら危険な場合にはできませんが)。

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