煩悩退散!

シンプルライフを目指しています。なのに煩悩(物欲・食欲・承認欲 etc.)は尽きません。そんな煩悩をここで吐き出して成仏させようとする試み。

漢文の勉強


漢文ってどうやって勉強したらよいのでしょうか。最近、『老子』や『荘子』に興味を持ち、読み始めているのですが、やはり、漢文が読めたら良かったのになあと感じています。

思い返すと、中高生の頃の漢文の授業って、「なんとなく理解して下さい」という感じでは無かったでしょうか。

先生によって教え方は色々だと思いますが、少なくとも私は、漢文の授業にすっきりしない気持ちを持っていました。

気持ち悪さを感じながらも、テストをなんとなく乗り切り、そして、漢文に触れる時期を通りすぎてしまいました。

私は、この気持ち悪さの原因は、漢文を「言語」として教えていなかったことにあるのではないかと思っています。

古文の場合には、それでも、日本語としての連続性がありますから、なんとなくでもなんとかなります。

一方漢文は、まず、それは中国語という別の言語であり、さらには、それの古語であるという二重の難しさがあるのに、そこを隠したまま、教えられていたような気がします。

単に私が先生に恵まれていなかっただけで、そうではない教え方をしている先生もいたのかもしれませんし、今では授業法も良くなっているかもしれません。

あと、やはり、漢文に対する個人的な興味が全く無かったというのも、大きかったと思います。三国志が好きだという人には結構出会いますが、若い時に三国志に興味を持っていたら、漢文の勉強にも真剣になれたのかもしれません。

しかし、この歳になって『老子』などに興味を持てたことの一因は、若い時に漢文の授業があって漢文にある程度触れていたからだとも思うのです。

人生に無駄なことはありません。全てが伏線となっているのだと思います。伏線は、良い形で回収をしたいものです。

というわけで、漢文を勉強し直してみたいなあという気持ちになっています。

下の本は、レビューに「理系の人が読むと面白い」とあるので、読んでみたいですね。

漢文の読みかた (岩波ジュニア新書)

漢文の読みかた (岩波ジュニア新書)

 

また、こちらの本は、「漢文」のジャンルの中ではレビューが多く、売れている本のようです。

漢文法基礎 本当にわかる漢文入門 (講談社学術文庫)

漢文法基礎 本当にわかる漢文入門 (講談社学術文庫)

 

こちらの本は、教科書ではなく、漢文に関する読み物ですが、興味があります。 

漢文の素養 誰が日本文化をつくったのか? (光文社新書)

漢文の素養 誰が日本文化をつくったのか? (光文社新書)