最近、食事は良く噛んで食べることを心がけています。もともとは、ダイエットの為に始めたのですが、良く噛んで食べるということは食費の節約にもつながるのでは?と思い始めています。
よく噛めば食費の節約ができる?
噛むことには、(1) 食物を細かく砕き、(2)食物と唾液と混ぜて消化を促進する、という役割があります。
ということは、よく噛んで食べる人と、よく噛まないで食べる人では、よく噛んで食べる人の方が同じ量の食事で吸収できる栄養素やカロリーが多くなることが予想されます。
もしそうであるなら、よく噛んで食るのであれば食べる量を少し減らしても良いという事になります。これは、すなわち食費の節約になります。
昔、子供に対して「良く噛んで食べなさい」と大人がうるさく言ったのは、限られた食物から最大限の栄養を吸収するための知恵だったのではないでしょうか。
よく噛むことには他の利点もある
よく噛んで食べることには、消化が良くなる以外にも様々な利点があると言われてます。
食事がおいしくなる
噛むことによって食物が唾液と混ざり、炭水化物が消化されて糖分に変わるため、より甘みを感じるようになります。
これは炭水化物が多い料理で顕著になります。例えば、下の記事で書いたように玄米などはよく噛むことによって美味しさが増幅される食べ物です。
1つの料理で2通りの味わい方ができる
食材によっては喉越しを楽しむものもあります。そういうものは、例えば、半分はあまり噛まないで食べて喉越しを楽しみ、残りの半分は良く噛んで食べるというような食べ方の工夫をすれば、一つの料理で2通りの味わい方が楽しめて、お得です。
美容や健康に良い
噛むことによって顎を動かすことになるので、顔を引き締める効果があると言われています。また、唾液に抗菌物質も多く含まれていて、感染症の予防にもなります。良く噛んで消化をしやすくすることで、内蔵にかかる負担を軽減することもできます。さらには、抗癌効果があるという話もあります(ただし、これについては学術的なソースは見つけられませんでした)。
瞑想になる
瞑想には「食べる瞑想」というものがあり、その時には、良く噛んでしっかりと味わうということをします。ですから、よく噛んで食べるということは、瞑想にもつながっていきます。
ダイエットになる
よく噛んで食べると満腹中枢が刺激されて食べる量が少なくなるため、ダイエットになると言われています。私が良く噛んで食べるようになったのは、このことが念頭にあったからです。
しかし、このことは、少し悩む部分でもあります。
というのも、よく噛むと痩せてしまうということは、カロリーが取れていないということであり、「よく噛むと栄養の吸収が良くなって少ない食事で済み節約になる」という仮説とは、少し矛盾するからです。
もう少し研究が必要ですが、今のところはポジティブに、「よく噛むと、少ない食事で済み、かつ、適正体重に近づいていく」という風に考えておくことにします。
まとめ
よく噛むことによって、食費の節約ができるということを書いてみました。最後は少し歯切れが悪くなってしまいましたが、良く噛んで食べることは続けていきたいと思います。