最近、Huluでアニメ「もやしもん」という作品を見ています。主人公は、種麹屋の息子で、菌を肉眼で見ることが出来るという特殊能力の持ち主です。主人公が酒蔵の息子と一緒に農大に入学するところから話は始まります。
かなり前に流行った漫画・アニメですが、見たことはありませんでした。日本酒とか発酵とかには興味があったので、見ていても良さそうなものですが、当時はなぜか見ようと思わなかったのですよね。
最近Huluをあまり活用していないことに気づいて、何か見てみようと思って、ふと目に止まったのがこの「もやしもん」でした。昨日、4話くらい一気に見てなかなかおもしろかったので、続けて見ていこうかなと思っています。
さて、本題に戻ります。
種麹とは、日本酒を作る時に必要になる麹を作るときに使う麹菌の種で、この種麹のことを酒造業界では「もやし」と呼びます。そして、この種麹を専門で作る業者のことを「もやし屋」と言います。ちなみに、もやし屋は現在日本に数社しかないそうです。
普通、「もやし」といえば、豆から作るあの食べる「もやし」のことを想像するのではないでしょうか。
そもそも、この「もやし」という言葉はどういう意味なのでしょうか。語源が気になりました。調べてみると、調べる前に自分が想像したものが正解でした。
漢字で書くと、「萌やし」です。「萌える」とは草木の芽が出ることですから、芽を出させたものということですね。麹菌が繁殖したところを顕微鏡で覗くと、菌糸が立ち上がっている様子が、食べるもやしのようにも見えるそうです。
ちなみに、この種麹の方のもやしは、アマゾンでも売っていて一般の人でも買えるようですよ。味噌、塩麹、甘酒を自作する人が使うようです。実は、少し前に1回麹作りに挑戦してみたのですが、その時はあまり上手くいきませんでした。その後、なかなか腰が重く再挑戦していません。今年中には、ものにできたらなと思っています。
4月も半ばになって、草木の若葉が一気に元気になり、畑での種まきも始まりました。暑くも寒くもない、夏に向かっていくこの季節、なんとなくワクワクします。