テレビを見ていたら、カルピスのCMをしていて「カルピスは乳酸菌と酵母」と言っていました。乳酸菌は分かりますが、酵母が働いているとするとアルコールが出来てしまわない?と疑問に思いました。少し調べてみましたので書いてみたいと思います。
カルピス独自の発酵方法
カルピスの公式サイトをみてみると、確かに「乳酸菌と酵母」と言っていますね。
http://www.calpis.info/promise/www.calpis.info
カルピスは、モンゴルの発酵乳をヒントに作られた飲料で、一次発酵として乳酸菌で牛乳を発酵させてカルピス酸乳を生成し、二次発酵として酵母で発酵を行って作っているそうです。この二次発酵は、芳香を付けるためのものであると説明されています。
確かに、カルピスって独特の良い香りをしていますよね。
この独特の香りが、カルピスの嗜好性の向上に役立っているという研究もされているようです。
https://www.calpis.co.jp/corporate/press/nrl_00025.htmlwww.calpis.co.jp
酵母が発酵をすると、副産物としてフルーツの様な香りが発生します。日本酒の吟醸香も同じですね。
カルピスの歴史
カルピスの歴史も、読んでみると、結構興味深いです。
カルピスは、最初「醍醐素」という商品名で売られていたそうです。1917年6月のことです。1917年は大正6年、ロシア革命が起きた年だそうです。
醍醐というのは、古代の牛乳を発酵させた食べ物で、最上のものとされるものです(実際どんな食べ物だったのかは今では不明となっています)。そこから名前を取ったのですね。
それが「カルピス」という名前になったのは、二年後の1919年です。
また、1941年には、何と「軍用カルピス」というものが陸軍に納入されています。原液は濃度が濃いので腐敗が起こりにくく、重宝されたようです。
本題
余談が長くなりました。
では、酵母発酵にともなって発生するアルコールはどうなっているのでしょうか。
色々調べましたが… 分かりませんでした(笑)。少なくとも製品にはアルコールは含まれていないようです。
まとめ
最近、カルピスをほとんど飲んでいませんが、子供の時は大好きでした。あの原液って、お中元とかでもらう以外は、なかなか買ってくれなかったんですよね。
なんだか飲みたくなってきました。

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