煩悩退散!

シンプルライフを目指しています。なのに煩悩(物欲・食欲・承認欲 etc.)は尽きません。そんな煩悩をここで吐き出して成仏させようとする試み。

【今日の知欲】漢文の勉強:『全訳 漢辞海 第三版』


この前『漢文法基礎』を購入してから、少しずつこの本を読み進めています。なかなか面白い本で学ぶことも多く、午後の休憩にコーヒーを飲みながら読んだりするのは至福の時です。

『漢文法基礎』は半分程を読み終わりましたが、この本は、「助字」(接続詞、副詞、助動詞など)の解説に相当の力が注がれ、それと構文についての章が少しプラスという構成であるということが分かってきました。

しかし言語を習得するには、名詞・動詞・形容詞の知識も重要です。では、英語の勉強の際の「単語集」や「辞書」に相当するものはあるのでしょうか。

漢文の単語集

で、アマゾンなどで調べてみると、単語集に近そうなものとしては

という本を見つけました。受験生向けの本で、なか見!検索でみてみると、練習問題などもついていて、基礎を勉強するのに良さそうです。今読んでいる『漢文法基礎』は、恐らくここらへんの本にでてくる基礎が既に分かっている人向けなのですね(本文中にも実際そんなことが書かれていました)。

漢文学習用の辞書

次に辞書ですが、「漢文単語辞書」に特化したようなものはないようでした。その代わりいわゆる「漢和辞典」「漢字辞典」と呼ばれるものがその役割を担っているようです。

漢和辞典 - Wikipedia

の説明によると、漢和辞典は「漢文読解を主な目的とした辞典」と「現代日本語の漢字・漢語の理解を主な目的とした辞典」の2つに大別されます。

そういえば、中学か高校で漢字辞典を買わされたときにそんな説明もあったような。当時は「全く」利用しませんでしたが…

今手元にある「漢語林」という辞典は漢文読解向けのもののようです。みてみると、漢詩を作る時に重要な韻の情報とか、漢文法の簡単な説明なども巻末についていました。先生は適切な教材を選んでくれていたのに私がそれを受け止めるだけの力がなく、宝の持ち腐れになっていただけだったのですね。

ちなみに今人気の漢和字典を調べてみると、漢文学習用には『全訳 漢辞海 第三版』という辞書が良さそうでした。

特長は

  • 全訳読解方式を初めて採用した本格漢和辞典。
  • 収録親字数1万2千5百・熟語数8万。
  • 漢字を単に和訓に置き換えるのではなく、「語(=Word)」として捉え、圧倒的に豊富な例文から実際の文脈に即して語義を理解させる、本書ならではの画期的な語義解説。 * 全用例に現代語訳と書き下し文を明示

とあって、アマゾンでの評価も高いようです。

特に

全訳 漢辞海 第四版[国語辞典-漢字・漢和-]|辞書は三省堂|#漢和 #センター試験 #新「常用漢字表」対応 #アプリあり #小型版あり #漢文学習 #漢字

ここのサンプルページにある「品詞の明示」「熟語でも日本独自の用法は区別して明示」などは便利そうですね。

最近は視力が…なので、これからさらに歳をとった時のことを考えると、値段は高いですが「大きな活字版」がいいかもしれません。

調べてみると、電子版もあるようです。

手書き検索などの紙の辞書にはない機能がある反面、「漢文読解の基礎」等の「付録」は収録していないとのこと。

ああ、少なくともどちらかは欲しいですね。でも高い。どうしようかな。

まとめ

漢文の学習を続けていこうと思っています。そこで、単語の勉強に良さそうな教材や辞書を探してみました。そこで見つけた『全訳 漢辞海 第三版』が良さそうなので、俄然欲しくなってきました。