GWにアマゾンで99円セールの雑誌を何冊かまとめて買いました。その中の一冊『週刊東洋経済 最強の英語力 TOEIC 250点UP 会話力もつく』を読んで気になったこと、英語学習法・教材を紹介したいと思います。
英語を学習する目的は何か
まず、冒頭に書いてあった当たり前だけど、忘れがちなこと。
仕事や余暇の時間を割いて、 毎日一定時間は学習を続けなければならない。 そこまでして取り組む理由は何 なのか。 自分の人生において、 英語力を高めて何をしたいのかを明確にすべきだ。
私の場合はなんだろうと考えると、英語で発信された膨大な情報、文学や映画をいち早く理解したい、楽しみたいというのが一番でしょうか。
今仕事でどうしても英語が必要というわけでもないところが、イマイチ真剣に学習できない理由なのかもしれません。でも、自分の興味にしたがって学習している時が一番楽しいし、上達もする気もします。
また、冒頭に書いてあったこれも、当たり前だけど忘れがち。
これは、 学力のレベルアップ線は単純な右肩上がりではなく、階段状であるため。 地力はついているのであきらめずに続けていれば、 ある日突然、「あ、意外とわかるようになったな」と思える日がやってくる。
以下、本書を読んでいて取り入れてみたいと思った学習法や教材をまとめてみます。
音読訓練
本書で特に強調されていたのが、スピーキングの重要性です。ビジネスシーンで重要ということもありますし、スピーキングを鍛えることによって英語力がアップするからです。
そのためには、例えば、音読訓練をすると良いということが書かかれていました。
音読は
- 単語力
- 通訳読み(前から訳していく)
- 発音
の三要素に気をつけて行っていくと良いそうです。二つ目の「通訳読み」とは、音読しながら、通訳の様に前から訳して理解していくことです。本当は日本語に訳すこと自体を排除できるのが良いのですが、初心者の場合、日本語を介して理解するとしても、このように通訳読みをするとよいそうです。
また、よく言われることですが、同時通訳の人が行っている下のような訓練法も英語力を鍛えるのに有効です。
- リピーティング(テキストを見ながら繰り返す)
- シャドーイング(後からついていくように復唱)
- リテンション(ある程度まとめて記憶して、あらためて復唱)
英語教材をiPhoneのオーディオブックにして聴く
英語教材のCDから取り込んだ音源を、iTunesでオーディオブックに変換してからiPhoneに転送すると、iBooksでオーディオブックとして聴けるそうです。
オーディオブックにする利点は、オーディオブック向けの再生機能(15秒巻き戻し・早送り、再生速度の調整)が利用できることで、シャドーイングなどの音読訓練に利用しやすくなることです。
実際のやり方は、下の記事などに詳しく、参考にさせていただきました。
http://i-i-news.com/2015/07/audio-book/i-i-news.com
私も、手元にある音源をオーディオブックに変換して、iPhoneのiBooksで聴くことが出来ました。
この前書いた下の記事では、Audibleでのオーディオブックの倍速再生に注目していたのですが、この方法だと、好きな音源をオーディオブック化できますので、より一般的ですね。
英単語教材
紹介されていた英単語学習の教材で気になったのが、『鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁』とiPhoneのアプリ『英語力UP 英単8000語』(無料、アプリ内課金あり)です。
前者は、大学受験生向けの単語教材で人気があるものだそうです。私は、もう大学受験レベルは超していますが、どんなものかちょっと覗いてみたいですね。
後者は無料でそこそこの単語数をカバーしているので良さそうですが、ダウンロードしようとしてもiTunesストアの調子が良く無いようで、まだ試せていません。
動画教材
今は、動画の教材もたくさんあります。
- NHK World TV Live (iPhone App/Android)
この本での私の一番の収穫は、こちらの「NHK World TV Live」を知ったことです。
NHKが海外向けに放送している番組をiPhoneで無料で視聴することができます。素晴らしいですね。ニュースもありますし、日本の文化を紹介するような番組も多いようですので、興味は持ちやすそうです。
- TED (iPhone App/Android)
これは、言わずと知れたTEDのiPhone Appですね。
有料(240円)ですが、字幕付きのTEDiSUBというアプリもあるようです。
まあ、YouTubeで聴けば無料でsubtitleも見れますが。
- スタンフォード大講座「How To Start A Startup」(全20回)
こちらは、スタンフォード大のスタートアップ講座で、『ゼロ・トゥ・ワン』の著者のピーター・ティールも登場するそうです。
まとめ
『週刊東洋経済 最強の英語力 TOEIC 250点UP 会話力もつく』を読んで気になったこと、英語学習法・教材を紹介しました。今は、下の記事で書いた「ESL Podcast」を毎日聞いているのですが、色々と他の学習法も試していきたいと思っています。