最近英語のリスニング力が落ちてきているので再訓練をしようと思い、昔使った教材を掘り出したり新しい教材はないかと調べています。今日は、この前の記事で紹介するのを忘れていた本を紹介したいと思います。
下の記事では、昔試して個人的に効果があったリスニングの教材二つ『ESL Podcast』と『American Accent Training』を紹介しました。
今日紹介したい教材は、石井辰哉著『文法・構文・構造別 リスニング完全トレーニング』です。

文法・構文・構造別リスニング完全トレーニング―新TOEICテスト対策にも使える!
- 作者: 石井辰哉
- 出版社/メーカー: アルク
- 発売日: 2007/04/18
- メディア: 単行本
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この本は、昔試してみて結構役に立った気がする教材の一つなのですが、上の記事で紹介するのを忘れていましたので、今回この記事で紹介しておかねばと思ったわけです。
単語が聞き取れるのに文の意味が理解できない
単語力がそこそこついて耳も英語に慣れてきたのに、英語のニュースなどを聞こうとすると、断片的にしか聞き取れず、文全体の理解となるとさっぱり出来ないという状態を経験したことがある人は多いのではないでしょうか。
本書は、そんな段階にある人にオススメしたいリスニングの教科書です。
そのように断片的にしか聞き取れないのは、文法や構文に関する部分がしっかり聞き取れていないことが大きな原因です。
例えば、 “shoud have ~”といった少し複雑な助動詞構造や、”~ because ~”などの接続詞の部分が聞き取れていないと、文全体の意味を大きく取り違えることになってしまいます。
本書では、そのような様々な文法構造に注目し、それぞれを集中的にリスニング練習して慣れることを目的としています。
各構造の練習をするときは、小さな構造のスポット練習から始まり、センテンス練習、ショートパラグラフ練習と、聴く範囲を三段階で広げていって効率的に慣れることができるように工夫されています。
本書には3枚の音声CDが付属していましたので、私はそれをiTunesで取り込んで、トレーニングしていました。
TOEICの点数がこれで何点上がったとか数値で示せればよかったのですが、そのような実験はしていません。しかし、この本で練習してから、それまでより長い文を聞き取って理解できるようになったような気がします。
この教材の再利用
今回リスニングを再訓練したいということで、この教材をしばらくぶりに引っ張り出してきて眺めています。
さらに、iTunesで取り込んであって音源を、下の記事で紹介したようにオーディオブックに変換して再生速度を変えて聴けるようにしてみました。
1倍だと今の私には少しゆっくりに聞こえるので、1.25倍か1.5倍の速度にして聞いてみたところ、けっこういい感じの難易度になりました。
私がこの本を買ったのは随分前なので、今は新装版が出ているようです。こちらは、CDがMP3音源の一枚にまとめてあるようなので、取り込むのには楽ですね(CDがついていないPCも多くなってきたので、これからはダウンロードにしてほしいところですが)。

CD-ROM付 【新装版】文法・構文・構造別リスニング完全トレーニング
- 作者: 石井辰哉
- 出版社/メーカー: アルク
- 発売日: 2014/04/28
- メディア: 単行本
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まとめ
私が昔使ってみて良かった英語リスニングの教材を紹介してみました。昔使っていた教材を掘り出してみると、工夫次第で再利用できることが分かりました。しばらくは追加のお金をかけずにこんな感じで節約でトレーニングをやっていきたいと思います。