餃子は材料費が安いわりに満足度が高い料理で、食費の節約には強い味方だと思います。私もたまに自分で作って食べてきたのですが、具が固くなってしまうのが少し不満でした。
ラーメン屋の餃子を家で食べたい
ラーメン屋などで食べる餃子は具が柔らかくてジューシーです。あんな餃子を家でも作れたらなあと、家で餃子を作るたびに思っていました。
野菜を細かく刻む
その違いの原因は、なんとなく見当がついていました。お店の餃子の方が野菜の刻み方が細かいのです。おそらく、省力化のためもあってフードプロセッサーか何かで野菜を細かく刻んでいるのではないでしょうか。
ずっとそのように見当を付けていたのにもかかわらず、自分で作る時には、普通に包丁で野菜を刻んで作るのが習慣になっていました。
フードプロセッサーを出してきたり、後で洗ったりするのが億劫で、そうなってしまっていたのです。我ながら情けないですが、新しい試みをする心はそんな些細なことで簡単にくじかれてしまうのですね。
しかし、今回は違いました。何かが後押して、フードプロセッサーを使ってみたのです。
野菜を刻むのにフードプロセッサーを使う以外はいつもの作り方と同じ。材料は以下のとおりです。
- キャベツ 1/4
- ネギ 1本
- 豚肉 100g
- ごま油
- 醤油
- オイスターソース
- ニンニク
- しょうが
- 胡椒
- 皮(大判)21枚
野菜は、今回はキャベツとネギを使いました。肉は調味料を入れて白くなるまでよく練って置きます。そこに刻んだ野菜を入れて適度に混ぜて餡は出来上がりです。
ちなみに、材料費はキャベツ50円、ネギ100円、豚肉100円、皮100円の計350円です(調味料除く)。350円で大型の餃子が21個もできますから、やはり節約の強い味方ですよね。
私が持っているフードプロセッサーは設計が悪いのか、上の方のキャベツが全然刻まれない感じだったので、何度か野菜を出し入れして上下を混ぜてやる必要がありました。
レシピによっては、野菜に塩をして水を絞ることがありますが、私は野菜の栄養素が抜けるのがもったいない気がして、そのまま使っています。
包みやすい
フードプロセッサーを使って野菜を刻むと、餡を皮に包む作業が楽になるという利点もあります。粒子が細かいので、狙った量の餡を取りやすいですし、キャベツの大きな固まりのせいで皮が破けてしまうということもありません。
今回は、上記の材料で21個の餃子を作ることができました。
出来上がり
餃子は、以前の記事で紹介した鉄のフライパンで半分を焼き餃子にし、半分はティファールの蒸し器で蒸し餃子にして食べるのが最近の定番です。
焼き餃子の焼き上がりは、こんな感じでした。一部皮が取れてしまいましたが、まずまずの出来です。
試食
食べてみると、まさしく「ラーメン屋の餃子」でした! もちろん美味しかったです。
具の旨味がいまいち少ないとか、少し水っぽいかなとか、ネギはもう少し少なくても良かったかなとかといった不満はありましたが、餡の差でこんなに違う料理になるんだということが分かって嬉しくなりました。もっと早くやっていればよかった。
ただ、野菜を包丁で刻んだ具が大きめの餃子も、家庭でしか食べられない味という意味で価値がありますね。どちらが良いかは好みの問題だと思います。
まとめ
フードプロセッサで野菜を刻んで、ラーメン屋のような餃子作りに挑戦してみました。フードプロセッサを使うだけでかなり印象の違う料理になることが分かりました。
しかし、まだ完全に満足できる味にはなっていないので、餡や焼き方の研究を続けていきたいと思います。後は皮の手作りですね。これは美味しいのは知っているので、ぜひ自分のものにしていきたいです(皮代の節約にもなりますし)。