煩悩退散!

シンプルライフを目指しています。なのに煩悩(物欲・食欲・承認欲 etc.)は尽きません。そんな煩悩をここで吐き出して成仏させようとする試み。

腸に生きたまま届く乳酸菌がたっぷり: 乳酸発酵漬物ベスト6


乳酸発酵の酸っぱい漬物に入っている乳酸菌は、植物性乳酸菌といい、生きたまま腸に届きやすいと言われています。この記事では、乳酸発酵漬物を、私の好きな順にランキングで紹介してみたいと思います。

漬物と言うと、塩分が心配という方も多いと思いますが、乳酸発酵の漬物は、乳酸の酸性で雑菌の繁殖を抑えることができるので、他の漬物よりも塩分濃度を低くすることができます。その点でも、健康に良いと言えます(ただし、全ての乳酸発酵漬物の塩分が低いわけではないので注意してください。塩分に関しては自分で作るのが一番確実です)。

また、これからの暑い時期には、酸っぱいものを食べると口がさっぱりして、涼い気持ちになりますのでおすすめです。私の場合は、大体、酒のツマミですが…

では早速、第一位から。

第一位 すぐき漬け

第一位は、京都の漬物「すぐき漬け」です。京都の賀茂川と高野川に挟まれた地域で栽培される「酸茎菜」を原料にした乳酸発酵の漬物です。植物性乳酸菌の「ラブレ菌」がここから発見されたことでも有名です。

すぐき - Wikipedia

京都のおみやげ屋の漬物コーナーにもよく置いてあります。見た目は大きな蕪のような感じです。葉と実を刻んだ状態で売っていることもありますが、私のオススメは固まりのままのものです。

こんな感じのものです。

美味しくてとても好きなのですが、値段が結構するのであまり食べられないのが欠点です。

第二位 飛騨の赤かぶら漬け

第二位は「飛騨 赤かぶら漬け」です。飛騨名産の「飛騨紅かぶら」で作られる乳酸発酵漬物です。鮮やかな赤色が特徴です。全く着色していないのに、この色が出ています。

すぐき漬けと系統は同じですね。こちらの赤蕪漬けのほうは、まさに蕪の食感で、すぐきよりは柔らかい印象です。

注意としては、見た目が似たもので甘酢漬けのものがあるので、購入する時には注意してください。

第三位 酸っぱい沢庵(たくあん)

第三位は「酸っぱい沢庵」です。沢庵は本来、大根を糠漬けにして乳酸発酵させたもので、酸っぱいものです。しかし、最近売っている沢庵は、調味液で大根を漬けただけのものが多いので、注意が必要です。

私がこの味に目覚めたのは、確か和歌山県に釣りに行った時にPAのおみやげ屋でなんとなく買った沢庵でした。これが、酸っぱくてとても美味しかったのです。

また、兵庫県出石にある沢庵和尚のお寺「宗鏡寺(すきょうじ)」の沢庵漬も酸っぱくて美味しかったです。

sukyoji.com

私は今、糠漬けをやっているのですが、塩分を少なめにしてわざと乳酸菌が優勢になるようにしています。この糠床で、大根を漬けると、酸っぱい沢庵のようになって、美味しいです(食感はだいぶ違いますが)。

第四位 柴漬け

第四位は「柴漬け」です。柴漬けは、ナスやキュウリを細く切ったものを赤しその葉と一緒に塩漬けして、乳酸発酵させたものです。

柴漬 - Wikipedia

京都の大原に行くと、必ずこの柴漬けの由来をガイドさんなどから聴くことでしょう。本来は、ナスと赤しその葉で作るものだそうです。

最近では、酢を使うものも柴漬けと呼んで売っていますが、本来は乳酸発酵によって酸味を出す漬物です。本来の作りかたをした柴漬けは、「生柴漬け」という名前で売られているようですので、購入する時には注意してみてください。

私は、この柴漬けを、お茶漬けにのせて食べるのが大好きです。上の画像を見ていたら、唾が出てきました。

第五位 ザワークラウト

第五位は、ザワークラウトです

ザワークラウトはキャベツを乳酸発酵させたもので、ドイツやポーランドなどのヨーロッパ諸国で食べられています。ソーセージとの相性は 抜群です。ビタミンCが豊富な保存食で、昔は航海の際には船に積んで持って行ったそうです。

私は、冬にキャベツが安い時に作ったりしていました。ちょっと難易度は高めですが、自分で作れないこともないので、興味のある方は挑戦してみてください。

第六位 酸っぱい白菜漬け

第六位は、「酸っぱい白菜漬け」です

白菜漬けを漬けすぎると、だんだん乳酸発酵してきて、酸っぱくなります。これを嫌う人もいますが、私はむしろこちらのほうが好きです。「水キムチ」を白菜で作ると、結構似た味の酸っぱい白菜漬けを作ることができます。

まとめ

私の好きな乳酸発酵漬物をランキングで紹介してみました。乳酸発酵漬物は、美味しく、しかも健康にも良いかもしれないので、興味のある方は是非食事にとりいれてみてください。