既に私の習慣になった感のある納豆の自作(58回目)ですが、今回は、少し贅沢に、「鶴の子大豆」を使って作ってみました。鶴の子大豆は、日本一に輝いた納豆「心和」でも使われている、質の良い大豆です。
最高級大豆の「鶴の子」を使った納豆
鶴の子大豆は、大豆の最高級品種ともいわれる大粒の大豆です。普通の大豆でも、最近の納豆で主流の小粒大豆に比べたら大粒なのですが、この鶴の子は、さらに大粒になっています。
納豆でも、高級な納豆は、この鶴の子大豆を原料として使用することが多いようです。以前紹介した、日本一に輝いた納豆「心和」などでも使われています。
こちらの会社の納豆も、最高級グレードの商品で鶴の子が使われています。
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鶴の子大豆は、糖分が高くて甘みが強いのが特徴で、煮豆にするのもオススメです。私は、納豆を作る時に蒸した大豆をつまみ喰いしたりするのですが、それも結構おいしいですよ(旨味は発酵させた納豆に軍配が上がりますが)。
さて、この鶴の子大豆、高級とはいっても、だいたい1kgで1500円程度で買えます。

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確かに、一番安いグレードの大豆に比べると2倍くらいの値段ではあるのですが、納豆にすると大体2倍の重量になるので、1500円で2000gの納豆ができることになります。50gパックでいうと40パックです、1パックで37.5円です。
これに、納豆菌のコストが僅かに加わりますが、自作すれば、普通に売っている納豆とそうかわらない値段で高級納豆を作ることができます。
自給・自作の良さは、世の中で高級品として出回っているものが、意外にも安い値段で自作できたりするところです。
もちろん、高級なものには技も関わっているので、素人では全く同じものは作れないことも多いのですが、80%位の出来のものは結構可能です。納豆にしても、最近私がハマっている生パスタにしてもそうです。
本当に100%の最高級品を経験したい人は、やはり、プロが最高級の技を駆使して作ったものを、高いお金を払って体験するのがよいでしょう。それも、良い経験になります。しかし、自分で作ってみるというのも同じように良い経験になるのです。
作り方はいつもの納豆と一緒
下の記事に書いた方法で、いつも通りにヨーグルティアで44度で24時間発酵させました。

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試食
こちらは、昨日の夕食で食べてみた時の様子です。写真のように、最近は塩麹をかけて、醤油はちょっとだけ垂らして食べることが多いです。
塩麹の米粒の大きさとくらべると、鶴の子大豆の粒の大きさがよくわかりますね。相当の大粒納豆です。私は、昔は小粒納豆のほうが好きだったのですが、自作の大粒納豆を食べるうちに、小粒納豆だと満足感が少ないと感じるようになってしまいました。
さて、鶴の子大豆納豆の味はというと、まず、モチっとした感触が強いように感じました。そして、特徴の甘みですが、納豆になるとそれほど普通の大豆に比べて甘いという感じはありませんでした。甘みというよりも、旨味が強いという感じで美味しいです。
ちなみに、納豆にかけている塩麹も(麹から)自作したものです(自作の様子は下の記事を御覧ください)。冷蔵庫に保存しているうちに熟成が進んだのか、バナナのような香りが出てきました。
この納豆と塩麹という発酵食品の組み合わせは、相当に体に良いはずです。
まとめ
高級大豆の鶴の子大豆を使って納豆を作ってみました。いろいろ発酵食品の自作の勉強をしてきて、ヨーグルトを作り、納豆を作り、塩麹を作り、チーズを作りと、ここまでできるようになりました。発酵を可能にしている微生物の力と、伝統的な食品の奥にある科学的原理をまざまざと感じることができる自作は、意外と簡単なので、多くの人に挑戦してみてもらいたいです。