すっかりパスタ日記のようになってしまっていますが、今日のお昼は、少し趣向を変えて、健康志向の生パスタを打ってみました。全粒粉が20%ほど入ったタリアッテレです。
全粒粉を使ってみる
全粒粉とは、小麦の表皮、胚芽、胚乳のすべてを粉にした、小麦粉です。通常の小麦粉に比べて、食物繊維、ミネラル、ビタミンが豊富に含まれていて、健康を気にする人の間ではよく使われています。
私は、最近では、同じ目的で、トマトソースにオートミールを混ぜて作ることも多いのですが、やはり食感が普通のパスタソースとは異なるので、万人に薦められるものではありません(私は好きですが)。
パスタの方に全粒粉を混ぜて、通常の生パスタと食感があまり変わらないのであれば、そちらのレシピの方が多くの人に薦めることができます。
ということで、今回は、この全粒粉を混ぜて、少し健康的な生パスタを作ってみることにしました。
さて、今回の材料は次のとおりです。
- デュラムセモリナ粉 80g
- 全粒粉 20g
- 塩 小さじ1/3
- オリーブオイル 少々
- 水 30cc ~ 適宜追加
ちなみに、全粒粉はデュラム・セモリナ粉より少し安い値段帯で買うことができます。
いつもと同じ要領で、生地を練っていたら、水を入れすぎたのか、いつもよりもかなりゆるい感じの生地になってしまいました。
40分ほど寝かせた状態も、こんな感じです。ずいぶん水っぽいのが分かるでしょうか。
これを、0.8mm程度の厚さに伸ばして、幅6~7mm位に包丁で切って、タリアッテレにしました。生地が柔らかく伸ばすのはいつもより楽でしたが、生地同士がくっついてしまわないように打ち粉には気をつける必要がありました。
麺の出来上がりはこんな感じです。
全粒粉が入っている分だけ、色が少し茶色がかっています。
茹で時間は2分としました。
食べてみる
こんな感じに出来上がりました。ソースは、昨日と同じで、ボロネーゼ風です。
上に載っているのは、イタリアンパセリではなく、プランターから抜いてきたパクチーです(笑)。パクチーがだいぶ育ってきているので、どんどん食べないと追いつきません。
麺は、やはり、心配していた通り、かなり柔らかめでした。モッチリはしているけど、コシは無いといった感じ。しかし、私はもっちり系の麺も好きなので、これはこれでありです。
全粒粉が入っているからといって、ザラザラした食感はありませんでした。もう少しコシがあれば、とても美味しい麺と言っていいと思います。
今回分かったのは、生地の水分量は、かなり幅があってもとりあえず麺にはなることと、水分量が多いと、コシはなくなるが、もっちり感は大きくなるということです。つまり、自分の好きな水分量を見つけることが鍵のようです(もちろん、全粒粉を混ぜた影響の方が大きい可能性もありますが)。
また、粉の量はこれまで1食100gの計算で作ってきましたが、それだと乾麺100gの時に比べて麺の量が多い印象になることも分かってきました。粉の量は、90g位に減らしても良さそうです。
まとめ
今回は、全粒粉を混ぜた生パスタを作ってみました。水分量が少し良くありませんでしたが、水分量が麺のモチモチ感に大きく関わっていることが確認できたのは収穫でした。