煩悩退散!

シンプルライフを目指しています。なのに煩悩(物欲・食欲・承認欲 etc.)は尽きません。そんな煩悩をここで吐き出して成仏させようとする試み。

六割で飽きる癖


私は、熱しやすく冷めやすいタイプらしく、何かを始めて大体五割を超えて六割に達するかというあたりになると、急に興味が薄れてしまう傾向があるようです

六割の壁

以前、こちらの記事で紹介した『漢文法基礎』もそうです。大体、半分を過ぎたくらいから、読むペースがガクンと落ちてしまい、まだ読み終わっていません。

一日で読み終わる様な本の場合は、一気に読んでしまえるのですが、ある程度の長さの本になると、この傾向が強くなるようです。

この本に関しては、少しずつ楽しもうと初めから思っていたので良いのですが、好きなものでも、あまりじらして時間をかけ過ぎると、飽きる危険も出てくるということですね。

もう一つの例は、以前こらちの記事で紹介した『ロマンシング・サガ2』です。何かゲームをしたいなと思っていたので、発売されたと同時に購入して、ちびちび遊んでいたのですが、これも、地図の6割位を攻略したところで、止まっています。

こちらは、一日にやったとしても大体30分くらいしか遊ぶことができないので、なかなかゲームが進まないのが大きな原因だと思います。そして、やらない日が数日続くと、謎を解くためのヒントも忘れてしまって、ますますゲームが進めにくくなってしまいます。

こんな感じで、どうも私は6割くらい進んだ所で、進行が遅くなり、飽きてくることが多いようです。

皆さんは、いかがでしょうか? 一気に最後までやり終えることが出来るタイプですか?

熱狂は冷めやすい

ちなみに、この6割の壁を超えられない現象は、経済における、バブルにも似ているのかもしれません。

バブルでは、熱狂が一気に広まって、値段もうなぎのぼりになるのですが、あるところを境にバブルは弾けて、熱狂は急速に収まってしまいます。

バブルで面白いのは、暴落が起きた後に、価格が一時的に反転する寄り戻しが起こったりすることです。そして、寄り戻しの後に大きな本格的な暴落がくるというパターンが多いようです。

熱狂の後に残るものがあれば良い

経済のバブルでは、その後暴落の底をつけた後に、価格は、じわじわダラダラと本来の価値にまで、戻ります。バブルを起こしたものが、本当に価値を増大しているのであれば、通常は、バブルが起きる前の価格よりも高い所に落ち着くようです。

「興味の再燃」とでもいいますか、私もこの記事を書くにあたって、『漢文法基礎』をまた少し読み進めることができました。これが、一時的な寄り戻しなのかもしれませんし、じわじわ興味を回復する過程にあるかもしれません。

いずれにしても、何かを6割まででも興味をもって読んだり、やったりしたということは無駄にはならないはずです

どうせ、人間の性格なんて、いまさら簡単には変えられません。

熱狂が終わった後に、始める前よりも少しでも高いところにいればいいやという、気軽な気持ちで続けていくしかないんでしょうね。