これまではタリアッテレなどの「麺棒でのぱして包丁で切る」タイプの生パスタばかりを使って来ましたので、今日はちょっと変わったものということで、手(親指の付け根)でひねりを加える「トロフィエ」というショートパスタを作ってみました。
色々な生パスタを作りたい
実は、この前下の記事で紹介した『まいにち食べたい手打ち生パスタ』という本を我慢できずに購入してしまいました。
今回作ったトロフィエは、この本の最初に載っているパスタで、イタリア・リグーリア州のパスタだそうです。リグーリア州は、北部の州に隣接したイタリア半島の付け根あたりの州です。
生地をこねて、寝かせてから、親指・人差し指・中指で生地を少し摘みとり、それを手のひらで棒状に伸ばし、それを板の上に置いて、親指の付け根あたりで押し付けながら手前に引いて、棒状のショートパスタにひねりを加えます。
今回、生地は、本のレシピ通りではなく、全粒粉を混ぜた独自配合で作りました。本では、00粉または、フランスパン用準強力粉となっています。
- デュラムセモリナ粉 10g
- 日清パスタ用小麦粉(デュラム小麦粉)70g
- 全粒粉 20g
- 塩 小さじ1/3
- オリーブオイル
- 水 30cc~
このパスタには、卵は入りません。
最初に買ったデュラム・セモリナ粉を使いきったので、新たに日清のパスタ用小麦粉という粉を買ってみました。最初のデュラム・セモリナ粉よりも、デュラム小麦を細かく挽いた粉のようです。値段的には、最初に買ったデュラム・セモリナ粉よりも少し安くなります。

- 出版社/メーカー: 日清フーズ
- メディア: 食品&飲料
- この商品を含むブログを見る
パスタのひねり方は、この本に書いてある写真の説明や、Youtubeなどで動画を検索して見た方が早いと思います。
やってみると、結構簡単でした。麺棒でのぱして包丁で切るのよりも、簡単に短時間で出来る感じです。
出来上がりは、こんな感じになりました。
茹でてみると、ちょっと大きすぎた事に気づきました。本当は、3~4cmにするところ、5~6cmくらいになっていて、レシピどおりの3~4分ゆでても、いっこうにパスタの中心部が粉っぽい感じで固く残ってしまっています。
結局、7分くらい茹でてからソースと絡めました。トロフィエは、ジェノベーゼソースとあえるのが美味しいとのことです。
今回は、最近のお気に入りの自家製クリームチーズ入りトマトソースにしました。
初トロフィエを試食
やはり、パスタが大きすぎたのか、かなり固い感じのパスタとなってしまいました。もっと、細く、短く作るべきでした。
しかし、少し細くなった端の部分はいい感じの食感になっていましたので、上手く作れば、なかなか美味しいパスタになりそうな予感を感じさせるものとなっていました。
まとめ
手でひねりを加える「トロフィエ」というショートパスタを作ってみました。今回は、少し失敗気味でしたが、期待がもてる味ではありました。やってみて分かりましたが、生地を手で伸ばすと、粘土遊びをしているようで結構楽しいですし、麺棒で伸ばすのに比べて、出来上がりもより自然感(ばらつき)があって、そういうのは私は好みです。慣れれば手早く作れそうな生パスタなので、是非マスターしていきたいですね。

まいにち食べたい手打ち生パスタ: パスタマシンを使わずに粉から作る、本場イタリア仕込みのレシピ集
- 作者: 金子琴美
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
- 発売日: 2013/12/02
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る