煩悩退散!

シンプルライフを目指しています。なのに煩悩(物欲・食欲・承認欲 etc.)は尽きません。そんな煩悩をここで吐き出して成仏させようとする試み。

【今日の生パスタ】手延べパスタ「ピチ(Pici)」を作ってみました:しっかりした歯ごたえのうどんのようなパスタ


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今日のお昼は、手で伸ばしてつくるロングパスタの「ピチ(Pici)」を作ってみました。昨日作ったトロフィエに比べると、作る本数が少なくなるので、上手くすれば手早く作れるのではという期待をもって作りました。

トスカーナ州・シエナの手延パスタ「ピチ」

この前と同じように、下のレシピ本を参考にしています。

「ピチ」は、自分の手だけで伸ばすタイプのロングパスタで、イタリア・トスカーナ州、シエナ発祥のパスタです。いってみれば、「手延パスタ」ですね

トスカーナ州は、イタリアの中部の州で、州都はフィレンツェです。シエナは、フィレンツェから南にある都市です。

シエナは、トスカーナ州中部の文化都市で、「シエーナ歴史地区」として世界遺産に登録されています。

こんな街だそうです。なかなか雰囲気があって良いですね。 https://www.youtube.com/watch?v=P5BaQROlWUIwww.youtube.com

また、トスカーナといえば、「キャンティ」や「ブルネッロ・ディ・モンタルチーノ」などのワインも有名ですね。ああ、昼間っからパスタを食べてワインを飲んでくつろぎいでみたいものです

さて、このピチですが、レシピ通りだと卵が僅かに入るのですが、今回は省略しました。

いつものように、健康志向で全粒粉を混ぜて、以下の分量で作りました。

  • 日清手打ちパスタ用小麦粉(デュラム粉)80g
  • 全粒粉 10g
  • 塩 小さじ1/3
  • 水 35cc ~

伸ばすのは結構時間がかかる

練って30分程寝かせた生地を、下のようにして手で伸ばしていきます。大体3mmくらいの太さになるまで伸ばします。

f:id:skktmlab:20160608154521j:plain (注意:上の写真のように、切った生地をそのままにしておくと、またくっついてしまい、切った意味がありません。少し離しておくべきでした)

最初は、伸ばすだけなので簡単に素早くできると思っていたのですが、切れないように伸ばすのに結構神経を使いますし、時間もかかりました。なんだかんだ言って30分くらいやっていたかもしれません。

ただ、伸ばすこと自体は、コツを掴むと意外に問題なくできます。私の場合、両手の指を広げた状態にして、指の第一関節あたりで、あまり力を入れずにコロコロすると、結構綺麗に伸びていくように感じました。

麺の出来上がりは、こんな感じです。 f:id:skktmlab:20160608154525j:plain

茹で時間は、4分くらいとしました。

ソースは、ひさしぶりに定番の節約レシピの「鯖のトマトソース」(さばの水煮缶1/2使用)にしてみました。私は、鯖にはクミンを合わせるのが好きなので、クミン風味のソースです。

トマトソースの場合、いつもはトマトピューレを使うのですが、今回はトマトジュースを煮詰めて作ってみました。下の落合シェフの本のレビューで、トマトジュースを使うようになっているということを見て試してみたくなったためです。

「ラ・ベットラ」落合務のパーフェクトレシピ (講談社のお料理BOOK)

「ラ・ベットラ」落合務のパーフェクトレシピ (講談社のお料理BOOK)

実際にやってみると、トマトジュースからでも、煮詰めていくといい感じのトマトソースになることがわかりました。落合シェフが実演している動画がYoutubeにありますので、こちらを見ると分かりやすいですね。

www.youtube.com

しっかりした歯ごたえのうどんの様なパスタ

出来上がりはこんな感じになりました。

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食べてみると、かなり歯ごたえがしっかりしたうどんのような食感です。もう少し茹で時間を長くして柔らかくするか、もう少し細くしたほうが良かったかもしれません。

それでも、なかなか美味しいパスタになりました。初回の挑戦としては上出来ではないでしょうか。

まとめ

手で伸ばしてつくるロングパスタの「ピチ(Pici)」を作ってみたので、その様子をレポートしてみました。このパスタは単純に手で伸ばすだけなので、早くできるかと思いましたが、思いの外時間はかかるなと感じました。熟練するともう少し早くなるとは思います。日本の手延うどうのように棒を使った伸ばし工程を組み入れてみるのも良いかもしれません。ただ、延し棒で伸ばして切るタイプがやっぱり一番楽な気がしてきました。