梅雨の季節になると、スーパーに梅干し用の梅が出回り始めます。そうなると、今年も梅干し作りの季節が来たなあという気持ちになります。
実は簡単な梅干し作り
私は、数年前から梅干しを自分で作るようにしています。自分で作ると、節約になりますし、何よりも自分で作った梅干しが美味しいからです。
また、梅干しを作ると副産物として「梅酢」が取れます。梅酢は、刺身醤油に混ぜたり、酢の物に少しいれたり、調味料として使うことができます。
梅干しや梅酢は、クエン酸がたっぷりなので、きつい運動をした後などの疲労回復には調度良い食材です。
特に、暑い夏にはピッタリですよ。
そして、梅干しの自作は、意外なほど簡単です。
やることは
- 梅を塩で漬ける(梅雨の頃)
- 1月程漬けたら、天日で干す(土用干し)
だけです。
余計なものは何も入れません。気にしなければならないのは塩分濃度だけです(私の場合は、18%と塩分しっかりにしています)。
特に、私が作っている梅干しは、紫蘇を入れない「白梅干し」なので本当にこれだけです。
こんなに簡単に作れるにもかかわらず、実は、白梅干しは、紫蘇入りの梅干しよりも、保存性が良く、高級な梅干しです。
今台所に残っている梅干しは2012年製のものがちょっとと2014年製のものですが、全く問題なく保存できていています。
左が2012年物、右が2014物です。今食べているのは2012年物ですが、とても美味しいです。自画自賛ですが、この梅干し、本当に高級な梅干しのような見た目と味をしているんですよ。
梅干しは、2年ほど寝かせてからの方が美味しいとのことで、2014物はこれからが食べ頃になりますね。
実は、この2年間、梅干しの消費ペースが少し遅くなってきていて、2年に一度作る必要もないかもしれないのですが、今後2年の消費量がどうなるか予測がつかないので、安心のため、今年も作っておくことにしました。
2016年の作成レポート
今年使用した梅は、3Lサイズの南高梅、2kgです。スーパーで1000円くらいで買ってきました。少し傷が多かったので、梅の品質は低い方かもしれません。
梅の袋を開けると、梅の熟した、甘い、心地良い香りがあたりに漂います。
梅は、ヘタを竹串などでとっておきます。カビの原因になるためです。
容器は、私は梅酒を作るガラス瓶を使います。ガラス瓶はアルコール消毒しておきます。
梅の重量の18%に当たる塩360g(消失分を考慮して+10gくらいしておく)と、焼酎(今回は泡盛を使いました)を少々用意します。
梅をひとつ取り、焼酎で湿らせてから、塩をまぶします。特に、ヘタの部分に塩がちゃんと付くように気をつけます。
それを、ビンの中にできるだけスキマが無いように入れていきます。
今回は、第5段まで積み上がりました。
後は、梅酢が上がってくるのを待つだけです。うまくいけば、3、4日くらいで全ての梅がひたひたになるくらいに梅酢が上がってくるはずです。
今日の梅酢の様子
昨日、仕込んだわけですが、今日のお昼の様子はこんな感じです。
二段目が浸るまで梅酢が上がってきています。まあ順調だと思います。
毎回、梅酢が最後まで上がるかヒヤヒヤするのですが、大体は問題なく上がってくれます。
まとめ
梅干しを作り始めたので、レポートしてみました。梅干しの自作はとても簡単なので、オススメです。興味のあるかたは、是非挑戦してみてください。