ここ数週間、お昼のパスタとして、生パスタを作り続けてきました。そうしていると、パスタというものがいかに多種多様で自由なものであるかということが分かってきます。とすれば、自分でオリジナルのパスタを考案してみたくなるのも自然な流れでは無いでしょうか。
オリジナル生パスタを考えてみる
今日は、そんなオリジナルのパスタの試みとして、この前作ったピチ(Pici)に、トロフィエ(Trofie)のひねりを加えて、「縮れピチ」といったものを作ってみました。
ピチは、ちょっと太めの手延べパスタで、食べごたえのある麺が特長です。
一方、トロフィエは、親指の付け根で押し引きながらつけたひねりが特長のショートパスタです。
トロフィエのひねりを加える作業は、結構簡単なものだったので、次のように考えました。
ピチの麺を少し太めに作ってから、トロフィエを作る時のように、親指の付け根で押し引いて、ひねりを加えつつ伸ばせば、時間の短縮にもなるし、麺に縮れができて、ソースがより絡むのではないか。
我ながら、いいアイデアなように思えてきましたので、早速、このアイデアを試してみました。
生地の配合は
- 日清パスタ用小麦粉 80g
- 全粒粉 10g
- オリーブオイル 少量
- 塩 小さじ1/4
- 水 45cc(加水率50%)
としました。感触としては、少し固め。水分量としては、50%~55%の間に最適な値がありそうです。
今の道具では、細かい調整ができないので、やはり下の記事で紹介したような秤が欲しいですね。
生地が固めなため、生地が滑り、思うようにひねりが加えられませんでした。しかし、手を少し湿らせたり工夫して、なんとかひねりを加えた下のような麺を作ることができました。
本に書いてあるレシピをそのままやるのも良いですが、自分で考えたものを作るのは、もっと楽しいですね。色々、夢が広がります。
茹で時間は、5分半。ソースは、バジルトマトソースにしました。
出来上がりは、こんな感じになりました。
食べてみると、なかなかいい食感です。あともう少し、細く、柔らかくなると、よりおいしくなりそうな予感がします。
縮れている分、ストレートのピチに比べて、ソースのからみ方は強いように感じます。
ただし、ピチに比べて作る時間が短くなるだろうという目論見は崩れてしまいました。素直に、ピチの手延べ動作を早くする練習が必要ですね。
まとめ
オリジナル生パスタとして「縮れピチ」を作ってみました。ポテンシャルはあるのではないかと自画自賛しています。しかし、パスタのことですから、こんなパスタは既にあるような気もしますね。今回、自分のオリジナルパスタを作ってみようとして、自分で考えたレシピを試してみるということが、かなり楽しいということが分かったので、これからも、ちょくちょくやっていきたいとと思います。

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