私は、このブログの記事の下書きはEvernoteを使って書いているのですが、たまに困ったことがありました。それは、Markdownで記事を書いていて、HTMLを直に書きたい時に、ダブルクオート(")が勝手に、開きダブルクオート(“)と閉じダブルクオート(”)に勝手に変換されてしまうのです。
ダブルクオートが勝手に変換される
英語の文を書く時には、引用符で語や文を囲みたい時には、始めを開きダブルクオート(左ダブルクオートとも言う)、終わりを閉じダブルクオート(右ダブルクオートとも言う)とする(例: “abc”)ことも多いようですが、HTMLなどのプログラム言語では、始めも終わりも両方とも(ストレート)ダブルクオートを使う(例: "abc")のが慣習(仕様)となっています。
注意:フォントによっては見分けがつきにくいですが、ダブルクオート(")と、開きダブルクオート(“)と、閉じダブルクオート(”)は違う文字です。
英語の引用符について知っておくとよい3つのこと(1/2ページ):nikkei BPnet 〈日経BPネット〉
ところが、Evernoteで書いていると、"abc"としたつもりが、勝手に“abc”となってしまうのです(ダブルクオートだけではなく、シングルクオートの場合も同じ問題があります)。
例えば、このブログでは、強調したい部分に下線を引いたようなスタイルを用いていますが、悪い意味で強調したいときには、strongタグのclassを"neg"に設定して、CSSで色を通常の下線とは変えるようにしています。
これはとても良いことです これはとても悪いことです
こんな感じです。
Markdownの下書きの段階では、下の様にHTMLを直に書くことで、これを表現しています。
<strong class="neg">これはとても悪いことです</strong>
しかし、これをEvernoteで書いていると
<strong class=“neg”>これはとても悪いことです</strong>
となってしまうのです。どこが違うか分かりますでしょうか。そうです、ダブルオートが、開きダブルクオートと閉じダブルクオートに勝手に変換されてしまっているのです。
こうなってしまうと、HTMLとしては間違いですから、意図したようなneg付きのstrongタグの効果が出ずに、ただのstrongタグの効果になってしまいます。
原因はMacにあった
原因を調べた所、下の様な記事を見つけました。
最初は、Evernoteの設定のせいかなと疑っていましたが、原因は、Macの方にありました。
この記事にあるように、環境設定→キーボード→ユーザー辞書→「スマート引用符とスマートダッシュを使用のチェックを外す」で勝手に変換されることを防ぐことができるようになりました。
では、「開きダブルクオートや閉じダブルクオートなどを入力したい時にはどうしたら良いの?」という疑問が出てきますが
- 開きダブルクオート(“):「option + @」
- 閉じダブルクオート(”): 「option + shift + @」
- 開きシングルクオート(‘):「option + [」
- 閉じシングルクオート(’): 「option + shift + [」
で入力することができます。
他にも、色々な記号をMacで出す方法が下の記事で紹介されていましたので、参考にしてみてください。
まとめ
Evernoteでこのブログの下書きを書いていて困った「ダブルクオートが勝手に変換される問題」について解決方法を調べてみました。
まあ、個人的には、もうストレートダブルクオートだけを使って、"...."で統一してしまったら良いと思うのですが…なかなか、そうもいかないのでしょうね。