今日のお昼も生パスタを食べました。今日は、二つ新しい試みをしてみました。一つ目は、そば粉を混ぜてみること。二つ目は、新しい形として、以前作ったショートパスタのトロフィエを、ロングパスタにしてみることです。結果としては、かなり上手くいきました。
そば粉を入れたパスタを作ってみる
ここ最近、「デュラム小麦粉+全粒粉」という組み合わせで作ることが多かったのですが、生パスタを作り始めた時から、そば粉を混ぜて作ってみたいと思っていました。イタリアでもそば粉を使ったパスタがあるそうですから、そば粉を使うということはそれほどおかしなことではありません。
全粒粉も健康に良いとは思いますが、小麦であることには変わりはありません。そば粉は、全く違う種の粉ですので、栄養のバランスを取るためにも、たまには蕎麦を取りたい気がします(最近あまり外食しないので、蕎麦を取る機会がかなり減っています)。
自分で生パスタを打つことの利点の一つは、こんな風に自分の好きなように粉の配合を変えることが出来ることですね。
ということで、今日の粉の配合は以下のとおりです。
- 日清パスタ用小麦粉 75g
- そば粉 15g
- オリーブオイル 少々
- 塩 小さじ1/4
- 水 47.5cc(加水率52%)
そば粉は、結構高いです。スーパーで買ったのですが、200gで300円以上もしました。今回の15gだけで、22.5円以上もかかる計算となります。蕎麦屋の蕎麦が高いのも納得できます。
ただ、ネットで探せば、もう少し安くは出来るでしょう。
また、蕎麦特有の成分であるルチンの摂取が主目的ならば、ルチンが豊富な韃靼そば(ルチンが通常の蕎麦の100倍とも言われる)の粉を(少量)使うのでも良いかもしれません。
粉に蕎麦が加わったためか、前回より加水率が高かった(前回は50%)からか、生地がずいぶんと柔らかいなという印象でした。実際、生地を寝かせている間にも、水分が出てきて板にベトベトくっついてしまいました。
トロフィエを長くしてみる
この前、オリジナルパスタの第一弾として「縮れピチ」というものを作ってみたことを記事にしました。
この時には、まず、少し太いピチを作ってから、トロフィエを作る手法で、親指の付け根で押し引いて縮れを作っていました。
今回は、最初からトロフィエと同じように手のひらをこすり合わせて生地をコヨリ状に伸ばし(生地の量はトロフィエの時の倍以上)た後に、親指の付け根で押し引いて、最終的な長さが、20cm以上になるまで伸ばすという方法で整形しました。
ちなみに、元々のトロフィエについては、こちらの記事を御覧ください。
縮れピチとの違いは、麺の端が、トロフィエと同じように細くなっているところです。細かい違いですね(笑)
生地が柔らかいので、打ち粉はたっぷりとします。今回は、かなり打ち粉をしたので、作った後に麺が付いてしまうことは避けることができました。
作るのに時間はかかりましたが、なかなか良さそうな縮れのあるロングパスタができました。
茹で時間は、2分。茹で汁は、心なしか、蕎麦湯のような香りがします。
ソースは、オートミール入りミートソースとしました。
デュラム小麦、蕎麦、オートミールが入っていて、穀物のバランスはかなり良い食事と言えるのではないでしょうか。
試食
出来上がりは、こんな感じとなりました。
トロフィエ特有の麺の先のトンガリがありながら、フォークで絡めとれるほど長い麺となっていて、ほぼ思い通りの麺が出来上がりました。食感は、まさにショートパスタとロングパスタのミックスと言った感じで、なかなか良い!と感じました。
最近作った生パスタの中では、一番満足できる出来です。
しかし、ミートソースなどの味の方が強くて、麺に蕎麦の味を感じることはありませんでした。蕎麦の味を感じたいなら、もっと蕎麦の割合を多くして、合わせるのはさっぱりしたソースにするのが良いのかもしれません。
まとめ
今日のお昼の生パスタは、そば粉入りのロング・トロフィエを作ってました。ショートパスタとロングパスタのミックスといった食感の美味しい麺となりました。労力はかなりかかりましたが、やはりロングの麺タイプは良いですね。また、今回、生地の水分が多い場合の取り扱いが上手く行ったので、だいぶ自信が持てました。

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