今日のお昼は、生パスタにしました。いつもはトマトジュース(またはピューレ)で作っているボロネーゼソースを、思いつきで、野菜ジュースでつくってみました。野菜ジュースには、色々な野菜が入っているので、手軽に美味しいソースが作れるのではと思ったのです。今日は、それを耳の形のショートパスタ「オレッキエッテ」で食べました。そこには少し紆余曲折があったのですが、それは下で。
野菜ジュースでボロネーゼソースを作る
私が普段ボロネーゼソースを作る時には、刻んだ玉ねぎとニンジン、ひき肉、ニンニク、トマトジュース(ピューレ)、赤ワインという材料で、即席で作っていました。
ボロネーゼのちゃんとしたレシピでは、そこにさらにセロリが入ることが多いですね。
しかし、セロリまで入れると材料費が高くなってしまうため、私は入れていませんでした。また、即席で、それほど煮込まないので、美味しいことは美味しいのですが、本来のボロネーゼとはちょっと違うものになっていました。
それが、昨日買い物をしていた時、明日のお昼はパスタにして、ボロネーゼにしようかなと考えていた時に、閃いたのです。
「もしかして、野菜ジュースを使えばいいんじゃない?」
よくある野菜ジュースの成分は、トマト、ニンジン、セロリ、etc.というようなもの。
まさにボロネーゼソースの材料と一致しているではありませんか。
早速、売り場で野菜ジュースを見てみると、いけると確信しました。
成分を見てみると、トマト、ニンジン、セロリに加えて、玉ねぎも入っています。
つまり、必要な材料が肉とニンニク以外全部入っています。
しかも、全てがとても細かく粉砕されているので、煮込みの時間もほとんど要らないかもしれません。
また、他の野菜も色々入っているので、それらが隠し味となって更に美味しいかもしれません。
ちなみに、私が買ったのは、デルモンテの食塩無添加の野菜ジュースで、900mlで200円というものです。
これですね。
もしこれで美味しく出来れば、ボロネーゼソースを作る手間が大きく省けます。
というわけで、ソースの方は何にするか決まりました。
家に帰って調べてみると、私と同じようなことを考える人は他にもたくさんいるようで、レシピがいくつが見つかりました。
もっと早く気付けばよかった。
中空のパスタ「シラッテッリ」に失敗
では、パスタはどうしようかと思って、決めたのが「シラテッリ」という、中空のショートとロングの間くらいの長さのパスタです。
このパスタは、いつも参考にしている『まいにち食べたい手打ち生パスタ』で、難易度が最高の3とされている生パスタです。
作り方は、生地を1cm角くらいに切って、そこに乾麺のパスタを押し付け、生地を閉じで伸ばしていき、7cmくらいの長さになったら、抜いて出来上がりというものです。
そうすると、中空のチューブのようなパスタが出来るというわけです。
でも、この作り方を聞いただけで、かなり難しそうなことが想像できます。
そいういわけで、この「シラテッリ」はこれまで挑戦するのが後回しに成っていました。
しかし、今日、なんとなく、他のパスタは大体作ってしまったし、挑戦してみようかと思って、作り始めました。
粉の配合は
- 日清自家製パスタ用小麦粉 90g
- 全粒粉 10g
- オリーブオイル 少々
- 塩 小さじ1/5
- 水 51g (加水率51%)
としました。
まず、生地を包丁で切り分け、それを1cmくらいの太さに伸ばします。そして、それを1cmくらいの長さに切り分けます。
切り口で無い面に、乾麺のパスタを押し付けます。
上を閉じます。
そして、転がしながらやさしく生地を伸ばしていきます。
7~8cmの長さになったら、抜きます。
しかし!!これが全然抜けません。
一回目は、実は打ち粉を忘れていたので抜けるわけが無いのですが、打ち粉をしてもダメ。
どうやっても、上手く行きません。
これは難しいですね。
しかし、ここまで生地を作ってしまったので、どうにかしなければなりません。
そこで、以前作ったことのある、耳の形のパスタ「オレッキエッテ」に方向転換することにしました。
オレッキエッテに方向転換。
前回作ったときには、少し大きすぎた感があったので、小さめに作ることを心がけました。
こんな感じで、生地をテーブルナイフで引っ掻いて、耳のような形にしています。
これも、なかなかお手本通りの形にするのは難しいのですが、そこさえ目をつぶれば、かなり簡単に出来る生パスタです。
野菜ジュースでボロネーゼソースを作ってあえる
野菜ジュースを使ったボロネーゼソースは次のような感じで作りました。
- 冷凍のひき肉40gをレンジで解凍する。
- ひき肉に塩と胡椒をし、混ぜる。
- フライパンにオリーブオイルを入れ、混ぜたひき肉を固まり状に置く。
- 軽く焦げ目が付くまで火を通したら、ひっくり返して、裏面にも火を通す。
- 刻んだニンニクを入れ、ひき肉の塊をかるくほぐす。
- ワインを小さじ2程入れ、アルコールを飛ばす。
- 野菜ジュースを200ml入れ煮込む。
- 適宜、塩、胡椒、オレガノなどで味を整える。
- 煮詰まりすぎたら、パスタの茹で汁を入れて調整する。
- 今回は、最後に刻んだバジルも入れました。
材料費は、ひき肉の40円、野菜ジュースの50円と、その他で、100円ちょっとでしょうか。野菜(玉ねぎ、ニンジン)を別に用意しなくてよいので、そのぶん安くなりますね。
オレッキエッテの茹で時間は、4分30秒としました。
茹で上がったオレッキエッテを、用意しておいたボロネーゼソースに絡め、とろみが調度良くなるまで、煮込みます。
出来上がりがこちら。
なかなかいい感じに出来ました。
試食
美味しいです。
これまで作ってきた即席のボロネーゼソースよりも、複雑で旨味があります。
市販のボロネーゼソースとか、レストランのボロネーゼソースにより近くなった気がします。
野菜ジュースを使うというこの技は使えますね。
もちろん、直前に切った玉ねぎやニンジンで作るこれまでのボロネーゼにも、フレッシュさという良さがあります。
栄養素的にはどうなんでしょう。鮮度をとるか、野菜の数をとるか、悩ましいところです。
そこらへんは、最終的には、まあ、好みですね。その日の気分で作り分けてもよいかもしれません。
オレッキエッテの、大きさ、茹で具合もちょうどよかったです。
まとめ
野菜ジュースで作ったボロネーゼソースで、耳の形のパスタ「オレッキエッテ」を食べました。ボロネーゼに野菜ジュースを使うというアイデアはかなり使えるなという感触でした。当初作ろうと思っていたパスタ「シラテッリ」が上手く出来ず、少し不満でしたが、出来上がったパスタがとても美味しかったので、それも吹っ飛びました。