今日のお昼は、畑で作っている高リコピントマトの「シシリアンルージュ」がまた収穫できましたので、それでトマトソースを作りました。今回は、前回までとは違い、トマトを湯むきして皮をとってから使ってみました。そうやって作ったトマトソースを、螺旋のショートパスタ「フジッリ」で食べました。
自家栽培のシシリアンルージュで美味しいトマトソースを作りたい
前回、前々回と、自家栽培のシシリアンルージュという高リコピントマトで、美味しいトマトソースをどうやって作るかということを研究しています。
一回目の様子はこちら。
この時は、皮ごと包丁で切って煮込んでみましたが、硬い皮がかなり気になる出来になりました。
二回目の様子はこちらです。
この時は、フードプロセッサーで、トマトを皮ごと細かくしてから煮込むという方法で作りました。一回目に比べて、皮の固さは気にならないようになりましたが、それでもまだ、固いものが喉に引っかかるという感じがありました。
三回目の今日は、オーソドックスに、湯剥きして皮を取ってから作るという方法を試してみました。
これまで「湯むき」はなんとなく面倒そうだということで、避けてきたのですが、色々なレシピでも湯むきすると書いてありますので、一度は試してみるべきでしょう。
今回使ったのは、10個のシシリアンルージュです。
これを、沸騰した少量のお湯に30秒ほど入れました。
それをザルに開けて、一個一個皮を剥いていきます。
包丁で縦に少し切り目を入れ、ぶどうの実を食べる時のように実を押すと、皮がペロンッと取れてくれます。
小さいトマトだからかも知れませんが、湯むきって思っていたよりも簡単なのですね。
こんな感じになりました。
オリーブオイルを温めた所にニンニクを入れ、そこに刻んだ湯むきしたトマトをいれます。
また、残った皮の方に付いているねっとりとした果肉も絞り出して、フライパンに足しました。皮のあたりにはペクチンが豊富なので、粘性があります。
塩、オレガノなどで味を整えて煮込み、トマトが程よく崩れたら出来上がりです。途中、少し水分が足りなくなったので、茹で汁などを足しました。
本当は、ここにバジルの葉を何枚か入れようと思っていたのですが、最近の猛暑のせいか、プランターのバジルの葉が固くなってきていまい、ソースに入れることが出来ませんでした。少し残念です。
螺旋のショートパスタ「フジッリ」で食べて見る
このトマトソースに合わせたのは、螺旋のショートパスタ「フジッリ」です。
いつものように、こちらの本を参考にしています。
実は、フジッリは、二回目の挑戦です。一回目の様子は、こちらを御覧ください。
フジッリは、螺旋状をしていて、ソースの絡みがとても良いパスタで、パスタの中でも最高レベルといっても過言ではありません。
今日のソースはシンプルなトマトソースなので、形で楽しめるこのフジッリにしてみました。
今日の粉の配合は、次のとおりです。
- 日清自家製パスタ用小麦粉 90g
- 全粒粉 10g
- オリーブオイル 少々
- 塩 小さじ 1/5
- 水 52cc (加水率 52%)
こねて15分以上寝かせた生地を、8mmの太さの棒状に伸ばし、5cmの幅に切り分けます。
それに、打ち粉を良くして、編み棒などの棒を押し付けて生地を巻き上げ、螺旋状の形にします。
コツがありますが、慣れるといい感じの螺旋を作れるようになります。
前回は気づきませんでしたが、生地を多少巻き込みながら作ると螺旋の間が接着され、隙間が殆ど無いマカロニのようなペンネのような形に出来ることが分かりました。上の写真のものも、少しそんな感じになっています。
新しい発見です。
それをフジッリと呼んでいいのか分かりませんが、これなら茹でた時に螺旋が開いてだらしない形になってしまうのが防げるのではと感じました。
生パスタのフジッリだと、茹でている内に螺旋がだらしない感じで開いてしまうことがあるんですよね。この新しいフジッリが茹でても形が崩れないようであれば、今後採用していきたいです。
フジッリは、作るのに手間がそこそこかかるのですが、作る作業自体は結構楽しいです。20分くらいかけて、こんな感じのフジッリが出来上がりました。
茹で時間は、3分です。
茹でたフジッリをトマトソースとあえて出来上がりです。
試食
食べてみると、フレッシュなトマトソースのシンプルな味が良く分かります。
フジッリは期待通り、ソースをよく抱えてくれています。
今回トマトの皮が入っていないので、食べた時の舌触りき喉越しはとてもスムーズです。
トマトしか使っていませんが、ソースはかなりの甘みを感じます。個人的な好みとしては、もう少し酸味があっても良いのかなと思いました。皮も入っていた時の方がもう少し酸味があり、味的にはバランスが良かったような気もします。
少し残念だったのは、皮を除いているため、ソースが鮮やかな赤色にならないことです。
トマトの赤を活かすには、ここにさらに皮が食べられるミニトマトなどを切って入れたりするのがよいかもしれません。
作り方を工夫して螺旋が接着されたフジッリの方は、茹でた後も開くことなく、筒状を維持しているようでした。見た目的には、こちらのほうが美しいような気もします。
分かるでしょうか、下の写真の中央やや下にある横向きのフジッリが、そうです。
まとめ
高リコピントマトのシシリアンルージュで作ったトマトソースでフジッリを食べました。今回トマトを湯むきをすることにより、固い皮の嫌な感じを無くすことができました。パスタ自体はとても美味しくいただけたのですが、湯むきをして皮を取り除くと、酸味がやや足りなくなるのと、鮮やかな赤色が出ないという難点があることも分かりました。生トマトを使ったフレッシュトマトソースに関しては、もう少し研究が必要そうです。