煩悩退散!

シンプルライフを目指しています。なのに煩悩(物欲・食欲・承認欲 etc.)は尽きません。そんな煩悩をここで吐き出して成仏させようとする試み。

【今日の生パスタ】コディーネ・ディ・トーポ(ねずみのしっぽ)を作りました:面白い食感の食べごたえのある生パスタ


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今日のお昼は、コディーネ・ディ・トーポ(Codine di topo)というちょっと難しい名前の生パスタを作りました。意味は「ネズミのしっぽ」だそうです。その名の通り、片側だけが細長くなったパスタです。そのようにわざわざ細長くする意味、私の解釈は下の方に書いてみました。

コディーネ・ディ・トーポ(Codine di topo)は、イタリア・ラツィオ州、アブルッツォ州発祥のパスタだそうです。麺の片側だけが細長くなった形をしていて、「ネズミの尻尾」という意味を持ちます。

以前、両側が尖ったロングパスタを作ったことがありますが、その片側だけのものですね。

いつも通り、こちらの本を参考にしています。

材料

  • 日清自家製パスタ用小麦粉 92g
  • 全粒粉 8g
  • 塩 小さじ 1/5
  • 水 52g (加水率52%)

塩は、この前からやっているように、最初に水に溶かしておきます。

水を少しずつ粉に入れて、混ぜていきます。

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水を全部入れきった状態です。 f:id:skktmlab:20160830162041j:plain

見た目、水が少ないように感じますが、こねていく内に調度良くなってきますので、とりあえず、ボウルの中で、ひとまとめにします。

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このくらいになったら、のし板の上で本格的にこねていきます。

こね始めは、下のように生地が荒いですが、こねていく内にスムーズになってきます。

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ある程度捏ねて、周りに散った生地のカスも全部一つにまとまったら、一度手をよく洗って(タオルで水分は良く拭いて)から、こねるようにすると、生地がよりスムーズになります。

5分ほど捏ねて、生地がスムーズになったら、丸い形に整えます。 f:id:skktmlab:20160830162049j:plain

この上にボウルをかぶせて、15分以上生地を寝かせます。

生地を最初にこねたボウルをそのまま使うといいでしょう。こんな感じに、かぶせます。 f:id:skktmlab:20160830162056j:plain

下が寝かせ終わった生地です。全粒粉が入っているので、茶色のつぶつぶが見えますね。全粒粉は、私の好みで入れています。手作りでは、そういうことができるので良いですね。

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本では、ここから生地を適当な大きさに切っていきますが、今回は、最初に棒状に伸ばしてみました。

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これを少しずつつまんで、適当な量の生地を取ります。

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これを、横長の棒状に伸ばします。太さは5mmくらいです。長さは、好みで5cm~20cmくらいにします。今回は、20cmくらいにしました。

生地を棒状に伸ばす時は、手の平や指を軽く湿らせるとやりやすいですよ(湿らせすぎには注意)。

棒状に伸ばしたら、その片側を、手のひらなどで、尖らせたら出来上がりです。

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まさに、ネズミの尻尾ですね。

出来たものは、打ち粉をまぶして置いていきます。

一本一本作っていると非効率なので、二本同時に作ってみました。

まず、延し板の幅いっぱいいっぱいくらいに伸ばします。 f:id:skktmlab:20160830162106j:plain

これだと長過ぎるので、二つに分けます。

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切り口の方を、尖らせます。

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もう一本も同じようにして、二本出来上がりです。

このように工夫しても、このパスタはとがらせる工程がある分だけ、時間が余計にかかります。

最後の方は、生地の表面が固くなってしまい、捏ね直す必要がありました。

全部作るのに、30分も掛かってしまいました

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茹で時間は、結構長くて、5分から7分です。今回は、間を取って6分30秒としてみました。

ソースは、シンプルなトマトとバジルのソース(ハム入り)にしました。最近少し涼しくなったおかげか、プランターのバジルが息を吹き返して葉が増えて来たので、贅沢に使ってみました。

試食

出来上がりは、こんな感じです。 f:id:skktmlab:20160830162115j:plain

せっかく苦労して作ったのに、あんまりトンガリ部分が写っていませんね。

食べてみると、とても食べごたえのある麺に仕上がっています。トマトとバジルの組み合わせは、相変わらず最高です。パスタのソースとしては、なんだかんだ言っても結局この味がホッとしますね。

ここまで読んでいただいた方は、「そこまで苦労して、片側をとがらせる必要があるの?」と思われたかもしれません。

一つには、この形にすると「ネズミの尻尾」という面白い名前で呼べるということがあるかと思いますが、この形の本当の意味は、一つの麺の中に細いところから太いところまで共存させて、様々な食感が同時に味わえることにあると私は感じました。

細いところは普通のツルッとした麺の感じ、太いところは少し芯のある固い食感をしていて、これらが混ざり合って、全体としてなんとも言えない面白い食感を形作っています

個人的には、細いところの食感が好きで、この太さで全部作れたら美味しいだろうな、食べてみたいなと思いましたが、手間がシャレにならないでしょうね。

ちなみに、このパスタ、形のせいか食べる時にソースが飛びやすいので注意してください。

まとめ

コディーネ・ディ・トーポという「ネズミの尻尾」という意味の生パスタを作りました。細いパスタと太いパスタの食感が共存した、とても面白い食感のパスタでした。トマトとバジルのソースも美味しかったです。少し手間がかかりますので、時間がある休日などに挑戦したいパスタだと思いました。