今日のお昼は生パスタでした。まだ作っていなかった「ロリギッタス(Lorighittas)」という生パスタを作ってみました。
ねじったリングのパスタ「ロリギッタス」
このロリギッタスは、イタリア・サルディーニャ州発祥のパスタで、サルディーニャの方言で「リング」という意味だそうです。
サルディーニャ州は、イタリア半島の西の海上、コルシカ島の南にあるサルディーニャ島とその周辺の島からなる州ですね。

まいにち食べたい手打ち生パスタ: パスタマシンを使わずに粉から作る、本場イタリア仕込みのレシピ集
- 作者: 金子琴美
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
- 発売日: 2013/12/02
- メディア: 単行本
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いつもの通り、上の『まいにち食べたい生パスタ』を参考にしています。
この前、この本に載っているものは、詰め物パスタとニョッキ以外大体一巡して、二巡目に入ったと書きましたが、他にもまだ作っていないものが結構ありました。このロリギッタスも、まだ作っていないパスタの一つです。
というのも、難易度が最高の3となっていますし、手間が掛かりそうだったので後回しになっていたのでした。
このパスタは、リング状をしているのですが、最後に生地をねじるという一手間があります。
早速、今日のロリギッタスの作成の様子を、レポートしてみたいと思います。
ロリギッタス作成レポート
材料
- 日清自家製パスタ用小麦粉70g
- 全粒粉 10g
- オリーブオイル 少々
- 塩 小さじ1/6
- 水 45g (加水率56.25%)
加水率が、これまでのパスタでも最高レベルですね。
前回に引きき続き、ダイエットのため、粉の総量を80gに押さえています。
水に塩とオリーブオイルを入れ、良く混ぜて、粉に少しずつ入れて混ぜていきます。
かなり柔らかいですが、ぎりぎりベトベトにはならない、絶妙な水加減です。
水を全部入れたら、まとめて、のし板の上でこねていきます。
しかし、水分が局所的に多い部分が板につきやすくなっていて、結構気を使いました
5分ほど捏ねて生地が十分スムーズになったら、ボウルを逆さにしてかぶせて15分ほど寝かせます。
寝かせ終わったら、生地を3mm~7mmの太さの棒状に伸ばします。太さで食感が変わりますので、お好みで選んで下さい。私は、3~4mm位を目指して作ってみました。
伸ばした棒を20cm位取り、それを左手の人差し指と中指の周りに二回巻きつけ、生地の始めと終わりをなじませてつなげます。
そして、左手の親指を使って、上から下に向けてリングの左側を何回か(私は二回にしました)ねじります。
次に、右手を使って、先ほどねじった側とは逆のリングの右側を下から上へ二回ねじります。
このねじり方には、作る人によって回数やら、どちら方向からねじるかなど、バリエーションがあるようです。自分にあったねじり方を見つけてみてください。
最後に左右に軽く引っ張って、形を整えます。
こんな感じです。
まあ、最初はあまり綺麗な形にはならなかったですが、気にしないことにします。
そんな感じで、生地がなくなるまで、リングを作ります。
手間はかかりますが、難易度は実はそれほどでもありませんでした(やればできる)。
茹で時間は、4分です。
ソースは、以前下の記事で紹介した野菜ジュースを使ったボロネーゼソースにしてみました。
link:
茹で上がったロリギッタスをソースと絡め、少し煮込んで出来上がりです。
試食
出来上がりは、こんな感じになりました。
早速食べてみます。
表面はツルッとしていて、中はモチモチで食べごたえがあり、美味しいです。
形もなかなか見栄えがしますね。
ねじってあるので、表面に適度なデコボコが出来ていて食感も面白いですし、そこにソースがよく絡むようです。
たまにリングの穴の部分にちょうどボロネーゼの肉の塊が嵌りこんだりしたものがあり、それを食べると、それだけでちょうど良い味のバランスになっています。
手間がかかっていると知っていると、心なしか、ありがたく、一段と美味しく感じますね。
ボロネーゼソースを作る際には、今回、生協の野菜ジュースを使ってみました(前回はデルモンテ)。生協の野菜ジュースには今日これを作って気づいたのですがレモン果汁が入っていて、そのためか、けっこう酸味のあるさっぱりしたボロネーゼソースになっています。一般的なイメージのボロネーゼにしたい場合は、デルモンテの野菜ジュースが良いと思いますが、この酸味のきいた味も私は結構好きです。
まとめ
ねじったリング状のパスタ「ロリギッタス」をつくってみました。手間は掛かりますが、ソースの絡みもよく、食べごたえのある美味しいパスタでした。難易度は思ったほどではなく、出来上がりの見た目も良いので、時間のある時に是非作りたいパスタだと思いました。