カフェインレス生活を始めて11日目になりました。今のところ、禁断症状も出ていませんし、逆に、なにか目に見えて良くなったとこともありません。
前回の報告はこちら。
ただし、これまで午後に眠くなったことが2回ありましたが、それはコーヒーを飲んでいる時にもたまに起きることですので、禁断症状とはカウントしていません。
ここまでの経緯をみると、私はそれほどカフェイン依存症にはなっていなかったようです。
カフェインレス生活とはいってもカフェインレスコーヒーは飲んでいますので、香りによるリラックス効果のようなものは受けていると思いますし、もしかしたら、ごくわずかに残留している3%程度のカフェインが、禁断症状を抑えているのかもしれません。
一方、この前、試しにお酒の量も少なくしてみようと思って、2日間お酒を抜いてみたのですが、3日目にはついついお酒を買って飲んでしまいました。そして、いつもよりも飲む量が多くなってしまいました。
私の場合、アルコールへの依存というのはありそうですね。
ちなみに、お酒を抜いた次の日の朝は、とても快適に感じました。やめたら効果が感じられるというのは、それだけ作用が強いということでしょうか。
少し興味が出てきたので、カフェイン依存症とアルコール依存症とはそもそもどういう状態なのかということを調べてみました。
カフェイン依存症
まず、カフェイン依存症です。
こちらの記事が参考になりました。
あなたの脳がカフェイン中毒になる仕組みと禁断症状 - GIGAZINE
カフェインは結局、ヒトにどんな作用を及ぼしている? 専門書の著者に聞いてみた | ライフハッカー[日本版]
人間の脳には、アデノシンという物質と、アデノシン受容体という物質があって、疲労時にはアデノシンがアデノシン受容体とくっつき、脳の働きを遅くする作用をします。それにより、眠気を催したりします。
あなたは疲れているから寝なさいという司令の役割をしているわけですね。
カフェインは、このアデノシン受容体に結びつくことで、その働きを抑制します。これが、コーヒーを飲むと眠気を醒ますことが出来る理由です。
しかし、カフェインを常用していると、体のほうも対策を採ってきて、アデノシン受容体の量を多くするそうです。これにより、より多くのカフェインを摂らないと効果がなくなって、どんどん依存していくわけです。
しかし、カフェインの禁断症状は比較的軽くて、7~12日しか続かないそうです。
カフェイン依存症は、依存症の中でも軽いほうだと言えるのではないでしょうか。
アルコール依存症
次に、アルコール依存症です。
こちらのWikipediaの記事によると
アルコールの主な作用は、GABAA受容体への刺激を増加させ、中枢神経の抑制を促すことである。アルコールの大量消費を繰り返すとこの受容体は感度が減少し、また数が減る。そのために薬物耐性と身体依存が起こる。アルコールを急速に断酒すると、中枢神経系はシナプス発火のコントロールを失う。これによって不安、致命的な発作、振戦、せん妄、幻覚、心不全などをまねく[8][9]。その他の中枢神経系では、主にドーパミン、NMDA、グルタミン酸が関係している[10]。
とあり、アルコールの依存は、GABA受容体というものが関係しているようです。
酔いは、アルコールによって神経の働きが抑制された状態で、飲み始めはまず抑制系の神経を抑制するため、興奮効果があり(それでより大量に飲んでしまうのでしょう)、その後、運動や意識を司る神経系の抑制をしてしまうため、酩酊という状態になってしまうということです。
アルコールの害は、他に、アルコールまたはアルコールの代謝物であるアセトアルデヒドによって、脳自体がダメージを受けて変性してしまうということもあるようです(それによって更にアルコールの摂取がやめられないということも起こってくるのではないでしょうか)。
まとめ
少し気になったので、カフェイン依存症とアルコール依存症について調べてみました。カフェインレス生活をしていてなんですが、私の場合アルコール依存症の方が怖そうですね。節酒について、もう少し真剣に考えてみようかなと思いました。皆さんも、気になったら、試しに、コーヒーでもお酒でも、2日ぐらいやめてみてはいかがでしょうか。自分がそれに依存していそうかどうか分かるかもしれません。
この本読んでみようかな。
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