今日のお昼は、趣向を変えて、カレーにしてみました。炭水化物には、南アジアの無発酵パン「ロティ」を焼いてみました。
南アジアの無発酵パン「ロティ」
「ロティ」は南アジア地域で見られる全粒粉を用いた無発酵のパンです。
インド料理屋ではカレーにあわせるものとしては「ナン」が出てくることが多いですが、ナンは精白した小麦粉と大きなタンドール釜が必要なため、一般家庭ではこのロティが食べられることが多いそうです。
私は、ナンは表面が油ぎっていたり、甘すぎたりすることがあるので、実はこのロティの方が好きだったりします。
ちょっと前に下の記事を見て、ロティを自分で作ってみたくなりました。
シシ肉の白ワイン煮やってみた - 小屋暮らしの日記 byいちの木
ロティの作り方
ロティは無醗酵のパンなので、基本的には小麦粉と水をこねて、フライパンで焼くだけで作れます。
今日は次のようにして作ってみました。
材料
- 強力粉 35g
- 薄力粉 35g
- 全粒粉 10g
- 水 42g(加水率52.5%)
- 塩 小さじ1/6
- オリーブオイル 2g
生地をこねる
小麦粉はボウルに入れてよく混ぜておきます。水に塩を溶かし、オリーブオイルを混ぜたものを、小麦粉に少しずつ入れて混ぜていきます。
水を全部入れたら、生地をまとめ、のし板の上でこねていきます。
水分はやや多めで、柔らかめの生地になっています。
5分ほどこねてスムーズになったら、乾燥しないようにボウルを逆さにしてかぶせて15分程寝かせます。
ここまでは、ほとんど生パスタと同じ(というかそれをそのまま使いました)ですね。生パスタ作りの経験がここで活きました。以前、下のような記事を書いたことがありますが、料理というのはやればやるほど可能性が広がっていくので楽しいですね。
生地を伸ばす
寝かせた生地を、二つに分けて、それぞれを麺棒で薄く伸ばしていきます。
のし板に打ち粉はしませんでしたが、ギリギリくっつかないという水分量でちょうど良かったです。
丸くしようと思いましたが、生地が柔らかくいびつな形になってしまいました。
こちらは二枚目。
フライパンで焼く
伸ばした生地は、温めておいたフライパンに油はしかずに焼いていきます。
鉄フライパンで焼いてみました。
それぞれの面を1分30秒焼いて、軽く焦げ目がつくようにしました。
鉄フライパンは油がいい感じに馴染んできているので、全然くっつくということもなく、綺麗に焼けました。鉄フライパンはやっぱりいいですね〜。
カレーを作る
カレーは、野菜ジュースで作った鯖トマトカレーです。パスタの鯖トマトソースの時とほとんど同じですが、クミンや生姜、唐辛子、カレー粉を追加したものです。鯖は、水煮缶半分を使いました。
フランパンに油をしき、ニンニク、生姜、クミン、唐辛子を炒めます。そこに、水煮缶の鯖を入れて、日本酒を少しかけて臭みを取ります。最後に野菜ジュース250gを入れて少し煮込みます。塩、胡椒、カレー粉で味を整えて出来上がりです。
試食
こんな感じでできました。
いただきます。
ロティは、ちょうどよい固さに焼けています。香ばしい香りもしていて、想像していたような味になっていました。
カレーは、今日使った野菜ジュースがレモン果汁入りのもののため、酸味が強めでしたが、これはこれで美味しいです。結構さっぱり目のカレーです。インドカレー屋のカレーと比べたら、スパイスが全然効いていませんが、まあ良いでしょう。
見た目は地味ですが、いつもの生パスタと材料はほとんど一緒なんですよね。それを考えると、パスタの見栄えのコスパは凄いですね。これに、卵を一個足したら(足さなくても)、こんな感じになるんですから(単に私がパスタが大好きだからそう見えるのかもしれませんが)。
しかし、たまにカレーも良いものですね。カレーを食べると幸せな気分になるそうですし。
この前、インドカレーは自分で美味しいものを作るのは難しいのでは?ということをこのブログの記事で書いたような気もしますが、ロティはそこそこ美味しく自作できるのが分かったので、美味しいインドカレーの簡単でしかも安い作り方というものも考えてみても良いかなと思ってきました。
ちなみに、今日のお昼は、カレーが90円くらい、ロティが40円くらいで、計130円くらいだったのでしょうか。まあ節約料理にはなっていますね。
まとめ
南アジアの無発酵パン「ロティ」を焼いて、それを鯖トマトカレーで食べてみました。ロティはとても簡単にできますね。お昼にカレーというのも良いかなと少し思ってきました。

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