畑の方の紫蘇の実を収穫してきました。結構大量に収穫できたので、保存食として塩漬けと酢漬けを作ってみることにしました。
紫蘇の実の収穫
紫蘇の実は、たまに料理の材料として使われたりしますが、使いたいと思った時にすぐにスーパーで手に入らないこともありますよね。
私は、紫蘇の実をひき肉とかと合わせた時が、紫蘇の香りが肉の美味しさを引き立てるような気がして、好きです。また、ごはんの友としても、結構合うと思います。
さて、この紫蘇の実ですが、穂紫蘇とも呼ばれたりもします。
紫蘇の実の収穫期は、穂の先の花だけが残っていて、残りの花はぷくっとした実になった頃だそうです。
収穫期を逃してしまうと、固い殻が残ったような食感になってしまうそうですね。
うちの畑の紫蘇の場合は、少しばかり収穫期を逃した感じでした。
穂の一部は、実が熟しすぎて、実が開き、外から白い種が見えかけているものもありました。
ただ、それも試しに噛んでみると「プチッ」として食感で、まだまだ美味しく食べられるようでした。
というわけで、なっている紫蘇の実を収穫してきました。
木の一番上についている穂は、大きくて取りやすいのですが、脇芽のように少し小さめの穂も沢山ででおり、それも全部取るのは、なかなか時間がかかりました。
スーパーのビニール袋一杯の穂紫蘇が収穫できました。
上の写真で言うと、真ん中の白っぽい花が先端のみについている穂が収穫適期というわけですね。こういうものは、先程言ったように、収穫期を少し外してしまったため、数は少なかったです。
紫蘇の塩漬け&酢漬けを作る
今回参考にしたのは、下のレシピです。
しその実の塩漬け by サリバンよしこ 【クックパッド】 簡単おいしいみんなのレシピが292万品
基本的には、薄い塩水で一晩漬けてから、塩分濃度10%~15%で本漬けすれば良いようです。
簡単ですね。
穂から実をはずす
まず、穂から実を外します。これがなかなか大変。
一時間程掛かってしまいました。
また、何故か指に色がついてしまいました(一晩経っても取れません)。
薄めの塩水に漬ける
紫蘇の実を、僅かに塩味が付いた水に一晩漬けておきます。
一晩たった水の様子。かなり、アクのようなものが出て、色がついていますね。
水気を切って塩漬け&酢漬け
一晩漬けたしその実を、良く洗い水を切ります。
下のような水切り器で水を切りました。小さい実が、ザルの隙間から外に飛び出してしまうようでしたが、まあ、だいたい上手く水が切れました。

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水を切った状態で、紫蘇の実の量は、330gありました。
この内30gは、酢漬けにしました。酢をひたひた位に入れて出来上がりです。
残りの300gの紫蘇の実を、塩漬けにしました。
安全を見て、塩分濃度15%としました。
300g x 0.15 = 45gの塩を紫蘇の実に混ぜます。
よくかき混ぜて、なじませたら、保存用の瓶に入れて出来上がりです。
翌日から食べられるそうです。
自分が消費する量よりは、多いかなという感じですが、こういう「たっぷり感」は、自分で栽培している者の特権かもしれませんね。
紫蘇を栽培していた面積は、60x40cmくらいのスペースでしょうか。
それで、これだけの紫蘇の実の塩漬けを作れましたし、夏には、下のように紫蘇の葉も利用できました。
紫蘇は、かなり強い植物で、大体元気に育ってくれますので、良いですね。
来年は、葉の方ももっと活用して、葉の塩漬けも大量に作ろうと思っています(ご飯の友にとても良かったので)。
それから、秋播きのパクチーも茂ってきましたよ。
そう言えば、昨日読んだこちらの記事。
退屈をしないためには、「必要を超えて物を受け取ること=浪費」が良い、そして浪費は満足をもたらす。一方、現代社会の「消費」は永遠に満足をもたらさないという主張の本のレビューです。結構面白い視点だと思いました。
飽きについては、禅の「初心」の観点から考えてみたことはあったのですが、こういう視点はありませんでした。
家庭菜園をしていると、ちょっとした面積でも食べられないほどの収穫が出来る事が結構ありますよね。こういうのを「浪費」というのでしょうかね。
確かに、自分では食べきれないものを収穫してこんな感じで保存食にしたりすると、なんとも言えない満足感があるんですよね。これがあれば十分生きていけるという安心感なのでしょうか。
なんとなく私の幸せの形のヒントを得られた気がしました。
この本、増補新版が出ているようですね。読んでみたくなりました。

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まとめ
紫蘇の実が大量に収穫できたので、塩漬けと酢漬けを作りました。紫蘇はとても栽培が簡単なので、初めて家庭菜園に挑戦しようとする方にもオススメです。ほぼ放任で、かなり茂ってくれ、春から夏にかけては葉っぱ、秋にはこのように紫蘇の実が収穫できます。また、これを作っている過程で、栽培と浪費と幸せの関係などにも気付かされ、楽しい経験でした。