煩悩退散!

シンプルライフを目指しています。なのに煩悩(物欲・食欲・承認欲 etc.)は尽きません。そんな煩悩をここで吐き出して成仏させようとする試み。

【今日の生パスタ】プリップリ食感の螺旋のパスタ「フジッリ・ルンギ」でヨーグルトトマトクリームパスタ【意外と簡単!作り方のコツを紹介】


f:id:skktmlab:20161011174214j:plain 最近、平日のお昼にパスタが作れると思うと、月曜日を迎えるのも楽しみになってきました。今日作ったのは、螺旋状のロングパスタ「フジッリ・ルンギ」です。それを、ヨーグルトを使ったトマトクリームソースで食べました。このパスタ、最近では一番の出来になりました。

螺旋状のロングパスタ「フジッリ・ルンギ(Fusilli lunghi)」

フジッリは、螺旋状のパスタで、ショートタイプのものは、これまでも何回か作ってきました。螺旋にソースがよく絡むとても美味しいパスタです

今日作る「フジッリ・ルンギ」はそのロングバージョンです。

プロのためのパスタ事典

プロのためのパスタ事典

この前買った『プロのためのパスタ事典』の中でこの「フジッリ・ルンギ」を見つけてから、その形に惹かれて、作ってみたいと思っていたパスタです

作り方はショートタイプのフジッリとは少し異なります。

フジッリの方は、生地を棒状にしてから編み棒のような棒で押し伸ばして螺旋を作りましたが、今回のフジッリ・ルンギは、もっと細い金串に棒状にした生地を巻きつけていって螺旋を作ります。

そのような作り方のためか、螺旋がかなり綺麗に出来るというのがこのパスタの特徴です

なお、「ルンギ(lunghi)」は、イタリア語で「長い」という意味だそうです。

そのままですね。

では早速、今日の生パスタ作りの様子を御覧ください。

フジッリ・ルンギを作る

材料

  • 日清自家製パスタ用小麦粉(デュラム小麦)90g
  • 水45g(加水率50%)

これだけです。本でもセモリナ粉と水だけで作っていますので、ほぼ本の通りです。

生地の用意

水を少しづつ混ぜます。 f:id:skktmlab:20161011174539j:plain

一つにまとまったら、のし板でこねていきます。 f:id:skktmlab:20161011174552j:plain

加水率50%なので、生地は少し固めですが、まとまりはあるという感触でした。 f:id:skktmlab:20161011174604j:plain

こねた生地は、乾燥を防ぐためにボウルを逆さにしてかぶせて15分程寝かせておきます。

成形

今回、金串としては、100均のダイソーで買ってきた金属製の魚串を使いました。 f:id:skktmlab:20161011174615j:plain ちなみに、この金串、キッチンコーナーには無くて、バーベキューコーナーにありました。

参考にしている『プロのためのパスタ事典』では金串の太さは1.2mmと書いてありますが、この金串は測ってみたら2mmありました。まあ、良いでしょう。 f:id:skktmlab:20161011174632j:plain

長さは、29cmあります。パスタの出来上がりは25cm程度なので、このくらい長い串の方が良いそうです。

さて、成形ですが、まず、生地を太さ2mm、長さ30cm程の棒状に伸ばします。金串が2mmですから、分かりやすいですね。 f:id:skktmlab:20161011174648j:plain 手で細く伸ばすのは少し難易度がありますが、慣れてくればできないこともありません。上のものは、2mmよりは少し太いですね。もう少し細くないとお手本通りとは言えませんが、まあいいでしょう。

次に、伸ばした生地を、金串に巻きつけていきます。

先端を手で少し強めに押さえて何巻きかすると、あとは手を離しても滑ることはなくなります。 f:id:skktmlab:20161011174700j:plain

ここで、金串を右手でくるくると回して、生地を巻きつけていきます。この時、あまり強く巻きすぎないようにしないと、後で抜けなくなってしまいます。

実は、上の写真の後は、上手く抜けなくて失敗していまいました。

二回目は、こんな感じで綺麗に抜けてくれました(粉がついているので、もしかしたら3回目以降のものかも)。 f:id:skktmlab:20161011174722j:plain

今回の50%という加水率は絶妙で、ぎりぎり生地が滑らない程度の水気があるため棒状にする作業がやりやすく(滑る場合には手を少し湿らせる必要がある)、また、金串にもなんとかくっつかないで離すことが出来る水分量です。

しかし、少し気を抜いていると、最後に抜けなくなってしまうくらいには水分量があります。

そこで、本には書いてありませんが、巻きつける前に生地によく打ち粉をつけてから巻いてみると、いい感じでスルッと抜けてくれることが分かりました

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また、抜き方のコツですが、巻き始めの所がくっついていると思うので、そこを手で少し強めに逆回転させて外します。

その後、左手を軽く生地に添えておいて、右手で金串を僅かに逆回転、そして、順回転、と小刻みに回します

そうすると、螺旋状のパスタがスルッと抜けてくれます。

この時、金串の角度が直角に近すぎると、勢い良く抜けすぎて、せっかくできたものが落ちた時に絡まってしまうので、金串の角度は45度かそれ以下くらいにしておくのが良いようです。

慣れてしまえば、意外に簡単にできます。

こんな感じで、電話のコードのような螺旋状のパスタが出来上がりました。 f:id:skktmlab:20161011174805j:plain

茹で&ソースと和える

茹で時間は、本では6分となっていましたが、途中5分で既に私の好みの固さになっていたので、そこで上げました。

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茹でても螺旋状が壊れることもなく、綺麗な形を保っています。

今日のソースは、トマトクリームソースで、クリームの代わりにヨーグルトを使ったものにしました。

パスタのソースに最後にクリームやクリームチーズを入れるレシピって結構ありますね。

私は、クリームやチーズをその為に買うのは嫌なので、手元にあることがヨーグルトで代用することが多いです

節約料理ですね。

ヨーグルトの酸味が多少付きますが、十分代用になります。是非試してみて下さい。

このヨーグルトを使う方法には、一つ注意点があります。それは、うまくやらないと、下の回のようにヨーグルトが分離して混ざってしまうことです。

そうならないようにするコツは、

  • ヨーグルトはあらかじめよく混ぜて滑らかにしておく
  • 茹で上げたパスタをソースと和えて粗熱が取れた頃にヨーグルトを入れる

ということです。

また、ホエイが抜けて水切りヨーグルトのようになった所を使うと、水っぽくなくよりいっそう美味しくなる気がします。

試食

できました。「フジッリ・ルンギのヨーグルトトマトクリームパスタ」です。 f:id:skktmlab:20161011174832j:plain

濃厚そうなソースが螺旋によく絡んで、とても美味しそうです。

早速食べてみます。 f:id:skktmlab:20161011174847j:plain

フォークで螺旋を絡め取ろうとすると、螺旋が引っ張られてビョ~ンと伸びてきます。

せっかく作った螺旋が切れてしまうような気がして、改めてすこし丁寧に絡めとりました(実際はコシがあるので切れることはないようでした)。

口に入れます。

おお!

今までにない食感。

螺旋の丸い部分が、口の中でプリップリと踊ります

これはちょっと感動です。

パスタの固さも私好みにできました。

もちろん、ヨーグルトトマトソースは、パスタに良く絡んでいます。

食べ終わった後、皿に水気のあるソースが残ることもなかったので、ソースの固さも、目標としていた「pastasciutta」にできたのではないでしょうか。

最近作ったパスタでは、会心の出来でした。

このフジッリ・ルンギ、作るのがものすごく難しいというわけではありませんが、やはり、それなりに手間はかかります。

しかし、私はこのパスタの食感に惚れました。かなりリピート率が高くなるのではないかという予感がします。

まとめ

螺旋状のロングパスタ「フジッリ・ルンギ」を作ってみました。螺旋のプリップリの食感が楽しく、また、ソースのよく絡むとても美味しいパスタでした。最近つくったの生パスタの中では、かなり上位の出来で、とても満足でした。