野菜の価格が高騰しているようですね。こういう時は特に、家庭菜園をやっているメリットを感じることができます。
野菜高騰の原因
この野菜の高騰、しばらくしたら価格は収まるか逆に安くなるのではないかという八百屋さんのインタビューをテレビでやっていました。
日本全国で野菜の生育が悪いというわけではなく、いい場所もあって、今は不調な地域がメインの産地になっているため、野菜の値段が高いのだそうです。
そして、メインの産地は季節ごとに移動していくため、生育状況の良い地域にメインの産地が移っていけば自然と価格はもとに戻っていくか、むしろ安くなるというわけですね。
家庭菜園をするメリット
家庭菜園をやっていると、産地をもう一つ持つようなものですから、価格の影響を抑えるという意味でメリットがあります(もちろん、新鮮で美味しい野菜を手に入れられるというメリットもありますが)。
市場にはまだ出せない小さい状態のものや、間引き菜も食べられますから、そういう時差の効果もあります。
実際、私がやっている畑では、この秋はむしろ野菜の生育は良いようです。
昨日は、このくらいの野菜が収穫できました。
(テーブルが汚れないようにビニール袋を敷いて置いたのですが、なんか、ニュースで見る押収品みたいになってしまいました…)
左から、九条ねぎ、辛味大根、ニンジン(間引き)、インゲン豆、秋ナス、キュウリ、オクラ、パクチーです。
九条ねぎは、揚げと一緒に炊いて夕食で食べましたが、とても美味しかったです。ネギを包丁で切ると、ねっとりとした汁が出てきたのですが、この汁は、新鮮で美味しいネギの証拠だそうですね。
今年はこの九条ねぎの調子が良くて、青々とした元気なネギが一畝分ありますので、この冬はネギには困らなそうです。
インゲン豆も豊作で、少し大きくなりすぎたため固めでしたが、まだ食べられました。
相変わらず大きな株がわんさか育っていたのは、パクチー。種を播く前に、土に入れた鶏糞がよく効いたのかもしれませんね。
ナスとパクチーで、パクチーたっぷりのトムヤムクンスープにしました(具がエビではなく鶏肉だったので、正確にはトムヤムクンではないですが)。
ちなみに、具が鶏肉の場合は「トムヤムガイ」というらしいですね。
辛味大根は、今回初めての栽培でしたが、上手く行ったようです。これは、お昼の手打ちそばの薬味として使います。
ニンジンは、間引きのものでも、葉っぱに使い道があります。
私が好きなのは、ジャコと一緒に油で炒めて、酒・醤油・みりんで味付けし、水分を飛ばした「ニンジンふりかけ」ですね。ご飯と合いますよ〜。
こんな感じです。
よく見ると分かるかもしれませんが、ニンジン本体や辛味大根の葉も混ぜています。栄養満点でしょう。保存食では無いので、そんなに長くは持ちません(たぶん)ので、家では、3、4日で食べきります。
これから収穫できそうなのは、インゲン豆、パクチー、落花生、大根、ニンジン(これはもうしばらく後かな)という感じで、この野菜の高騰時期には有り難いです。
こんな感じで、家庭菜園をやっているメリットを強く感じた一日でした。
家庭菜園のすすめ
家庭菜園をやることの利点は、(1)運動になる、(2)美味しい野菜が食べられる、(3)野菜や植物に関する知識が増える、(4)今回書いたような経済的なメリットがある、(5)精神的な癒やしになる、と多岐に渡ります。
特に、最後の精神的な癒やしは、バカにできないと思っていて、私自身、かなり精神的に追い込まれていた時、ストレス解消として家庭菜園を始めたのですが、本当に助けられました。
もちろん、種を播いたものがちゃんと芽が出るかとか、虫に喰われたらどうしようとか新たなストレスも生まれますが、それにも増して、自分が育てたものが実を結ぶという経験は、とても嬉しいものです。
幸い、野菜の栽培は、クオリティをあまり気にしなければ、子育てや仕事よりは簡単・確実に成果が出るので、精神的にも良いのでしょう。
私がやっている畑は30平方メートルくらいだと思いますが、その位の広さだと、手入れは週に一回か二回、1、2時間でなんとかなります。それほど大変ではありません。
大変なのは、意外と収穫だったりします。生育の盛んな時期だと、2日か3日毎に畑に行かないと大きくなって収穫時期を逃してしまいます。
私の場合は比較的家に近い畑を借りているので、スーパーに買い物に行く感覚で畑に行ったりしているのでそれほど苦ではありません。
興味のある方は、ぜひ家庭菜園に挑戦してみて下さい。
まとめ
最近野菜が高騰していて、家庭菜園をやっているメリットを実感する今日この頃です。まあ、価格ももうしばらくしたらおさまってくるでしょうが、お伝えしたかったのは、経済的なメリットの他にも色々メリットがあるので、興味のある方には、ぜひ家庭菜園に挑戦して欲しいなということです。楽しい菜園ライフを送りましょう。
あ、ちなみに、私が目指しているのは、少なくとも野菜の自給自足したいということなのですが、まだまだ実現には至っていません。

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