皆さん、自分でパンを焼いたことはありますか? 私は、パン焼き器を持っていて、朝食用のパンはこれで焼いているのですが、それ以外でパンを自分で焼いたことはありません。パン焼き器でもそこそこの美味しいパンが低コストで焼けるので気に入っているのですが、一から自分で生地をこねて、パン屋さんで売っているようなパンを焼いてみたくなりました。そこで、自分でパンを焼く際に参考にするのに良さそうな本を探して、まとめてみました。
自分で食事を作る技術を磨く
(前書きが少し長いので、興味のない方は次の章まで読み飛ばして下さい)
なぜパンを自分で焼きたくなったかという背景をすこし説明したいと思います。
このブログでもずっと書いてきましたが、私はこの半年ほど、生パスタや蕎麦など主に麺を自作するスキルを磨いてきました。
これは、大きくは将来の自給自足生活(まあこれは夢です)に向けた準備とも言えるのですが、短期的には、美味しい食事を低コストで作りたいという節約が目的です。
大体において、外で食べたり買ったりする料理の値段のうち、ほとんどが人件費です。
作る人、料理人の時間料と技術料ですね。
また、野菜などの食材も同じことで、自分で家庭菜園をやってみると分かりますが、「一粒万倍」とは良く言ったもので、種や資材にかかるコストというのは微々たるもので、一番大きいのは、やはり作業に取られる時間、栽培の技術に対する対価です。
逆に言えば、いったんそれらを作る技術を自分で身につけてしまえば、自分の時間を使うことで、材料費だけで同等の料理が食べられることになります。
この場合、節約効果・投資効果が一番大きいのは、外食頻度が高く、通常自分では作れないと思い込んでいる(≒技術料が高い)料理を自作できるようになることでしょう。
ということで、自分がよく外食するパスタや蕎麦をまず習得してみようとしたわけです。
生パスタも蕎麦も、材料費はかかっても1食300円くらいで、それがお店で食べると楽に1000円とか行ってしまうので、習得しがいがあると言えます。
また、これはそれよりも前からやっていますが、家庭菜園で野菜作りもしています。
そして、これらの試みは、下のようにかなり実を結び始めたように思います。
もちろん、その時間を他のことに使いなよという方もいるかもしれませんが、結局それは、自分の時間を何に投資・切り売りするかの違いなんですね。
プログラミングや英語の勉強に自己投資として時間を使い、それを元手に職を得て、時間を切り売りして給料をもらい、そのお金で外食して美味しいものを食べるでも良いですけど、それってずいぶん遠回りではないですか?
美味しいものを食べたいのであれば、それに直結する時間の使いかたをするというのが、一番ダイレクトで効いてくると思うんです。
もちろん、仕事など食べること以外に人生のプライオリティがある人は、料理をアウトソーシングするというのもありだと思いますし、適性というものもあると思います。
私は、食べることが人生の半分くらいのウェイトを占めているように思うので、そのくらいの割合の時間はそのために使った方が幸せになるのではないかと、ある時点で思いついて、今の生活をしています(まだ半分も使えていませんが)。
まあ、それはさておき、では次に何をやろうか?と考えた時に、浮かんだのがパンを焼くことです。
私の場合、パンも結構外で買って食べることが多いんですね。
上で書いたように朝食はパン焼き器で作った食パンのような形のフランスパンを食べることが多いのですが、休日のお昼など、簡単に済ませたい時には近所のパン屋で色々なパンを買ってきて食べたりします。
計算してみると、1ヶ月のこのパンの購入費が結構馬鹿にならないのですね。
もし、これも自分で作れるようになればいいじゃない?とふと思ったわけです。今やっている生パスタや蕎麦とも生地をこねて作るという共通点がありますから、入りやすいでしょう。
それに、今使っているホームベーカリーが仮に壊れてしまっても自分でパンを焼ける技術を身に着けておきたいということもあります。
なにより、パン屋さんのフランスパンとか、ああいう形のパンが自分で焼けたら、それ自体楽しそうですし。
というわけで、生パスタや蕎麦に並行して、次はパンに挑戦しようと思っています。
前置きが長くなりましたが、アマゾンなどで調べて良さそうだったパンの参考書を挙げてみたいと思います。
今読みたいパン焼きの本
『少しのイーストでゆっくり発酵パン—こんな方法があったんだ。おいしさ再発見!』

少しのイーストでゆっくり発酵パン?こんな方法があったんだ。おいしさ再発見!
- 作者: 高橋雅子
- 出版社/メーカー: PARCO出版
- 発売日: 2007/01/01
- メディア: 単行本
- 購入: 7人 クリック: 68回
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こちらは、長時間発酵で美味しいパンを焼く方法が書いてあるようです。アマゾンでの評価も高いようです。なにより、表紙の写真のパンが美味しそうです。
『「自家製酵母」のパン教室―こんなに簡単だったんだ!マイペースで楽しく続けられる』

「自家製酵母」のパン教室―こんなに簡単だったんだ!マイペースで楽しく続けられる
- 作者: 高橋雅子
- 出版社/メーカー: パルコ
- 発売日: 2006/04
- メディア: 単行本
- 購入: 2人 クリック: 70回
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パンを自分で焼きますという凝った方の話には、天然酵母とか自家製酵母とかいうキーワードもよく出てきますね。私も、少し興味があります。
この本は、上の本と同じ著者の方の本で、レビューの点数も高いです。この著者の方は、自家製酵母はやはり手間ということで、少量のイーストで長時間発酵という方法を新たに提案されているようですので、最初に読むとしたら、上の『少しのイーストで…』の方ですかね。
『パン型付き! 日本一簡単に家で焼けるパンレシピ 【スクウェアパン型付き】』

パン型付き! 日本一簡単に家で焼けるパンレシピ 【スクウェアパン型付き】 (バラエティ)
- 作者: Backe 晶子
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2014/10/02
- メディア: 大型本
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こちらは、「ちぎりパン」という小さめのパンを焼けるという本です。レビューの件数も、点数もかなり高い本で、気になります。角型のパン焼き型がついていますので、お得かもしれません。
この材料費でこのくらいのパンが焼けるという数字が書いてあるのが良いですね。
『ボウルひとつで こねずにできる本格パン』

- 作者: 藤田千秋
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2012/01/21
- メディア: 大型本
- 購入: 2人 クリック: 131回
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麺作りでもそうですが、生地をこねるのは結構な運動です。というわけで、生地こねないでパンを作れないかということを追求している方もいらっしゃるようですね。こちらの本も、アマゾンで評価が高いようです。
個人的には、まずは正統派の生地こねる作り方を習得したいなと思うのですが、こねなくても美味しいパンになるのなら、そちらの方が正直楽ですよね。
『パン「こつ」の科学―パン作りの疑問に答える』

- 作者: 吉野精一
- 出版社/メーカー: 柴田書店
- 発売日: 2009/10/06
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 6人 クリック: 69回
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こちらの本は、読み物として面白そうですね。
『「エスプリ・ド・ビゴ」藤森二郎のおいしい理由。パンのきほん、完全レシピ (一流シェフのお料理レッスン)』

「エスプリ・ド・ビゴ」藤森二郎のおいしい理由。パンのきほん、完全レシピ (一流シェフのお料理レッスン)
- 作者: 藤森二郎
- 出版社/メーカー: 世界文化社
- 発売日: 2016/04/08
- メディア: 単行本
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こちらの本は、Kindle Unlimitedの対象になっているので、加入していれば、ダダで読めます。早速、ダウンロードしておきました。
『いちばんくわしい パン事典』

いちばんくわしいパン事典 世界と日本のパン123種類・パンの知識と楽しみ方がわかる
- 作者: 東京製菓学校
- 出版社/メーカー: 世界文化社
- 発売日: 2015/09/05
- メディア: 単行本
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こちらも、Kindle Unlimted対象だったので、ダウンロードしておきました。
とりあえず、このくらいでしょうか。
まずは、本を買う前に、上でダウンロードしたKindle Unlimitedの本やネットの情報などを参考に、一度パン焼きに挑戦してみようと思っています。
まとめ
生パスタ、蕎麦と来て、次は自分でパンを焼きたくなりました。そのために参考になりそうな本を、調べてまとめてみました。また長い挑戦の日々になりそうですが、楽しみですね。ちょっとワクワクします。
追記:パン焼きに初挑戦してみました。意外に美味しいパンが焼けました。