最近、生パスタ・蕎麦・パン等の粉物料理の自作にハマっています。昨日は、餃子の皮の自作に挑戦したところ、とても美味しい餃子が出来て、大満足でした。さて、今日のお昼は、前々からやってみたかったピザの自作に挑戦してみました。作るのは、イタリア料理の本に載っていた「ローマ風ピッツァ」です。意外に簡単に美味しいピザが出来ましたので、レポートしてみたいと思います。
家庭のオーブンで作れる固めの生地のローマ風ピッツァ
今日参考にするのは、Kindle Unlimitedの読み放題で読める『「エル・カンピドイオ」吉川敏明のおいしい理由。イタリアンのきほん、完全レシピ 』です。

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以前にも、この本に載っていたキノコのパスタのレシピに挑戦してみたところ、とても美味しかったので、他のレシピにも挑戦してみようと思ったわけです。
さて、ピザと言えばもちもち・ふわふわした生地が特徴のナポリピッツァが有名ですが、ローマで食べられるピッツァは、生地が薄く固めでパリッとしているのが特徴だそうです。
大手のピザチェーンでは、以前はふかふかのナポリタイプの生地だけでしたが、最近は生地のタイプを柔らかいものと固いものから選べることが多くなりましたね。
ナポリピッツァの食感は特別な窯で400℃の高温で一気に焼き上げないと生まれないそうですが、ローマ風の固い食感は家庭のオーブンでも作れるそうです。
私は、元々固い生地の方が好きなので、これはちょうど良いですね。
というわけで、今日はこのローマ風ピザに挑戦してみることにしました。
本では、生地を手ごねで作っていますが、今回は材料は本を参考にして、生地はホームベーカリーのピザ生地モードで作ることにしました。
では、今日のピザ作りの様子を御覧ください。
今日のピザ作りの様子
材料
本のレシピを参考に、直径25cmのピザが一つできる分量を計算しています。ピザを焼くオーブンレンジの丸皿の大きさが25cmであるためです。
生地:
- 00粉 97.5g (カプート クオーコ)
- ドライイースト 1.2g
- 塩 2g
- 砂糖 2g
- オリーブオイル 小さじ1.2
- ぬるま湯(35℃~37℃)58.5g (加水率60%)
小麦粉は、本のレシピでは薄力粉を使っていますが、強力粉でもよいそうです。
今回はイタリアの00粉「カプート クオーコ(旧名: サッコロッソ ピッツァイオーロ)」を使用しました。
この小麦粉は元々生パスタを作るために購入したものですが、本来はピザに適した小麦粉とのことでしたので、今回使ってみることにしました。分類で言うと、日本の強力粉に分類される粉です。
加水率は、生パスタよりは高く、パン(バゲット)よりは低い感じですね。
具:
- トマトソース(トマトジュース150mlを煮詰めて作ったもの)
- ゴーダチーズ 60g
- アンチョビ 1切れ
- EXオリーブオイル 小さじ1
チーズは、本ではモッツァレラですが他の溶けるタイプのチーズで代用できるそうです。今回は、切り刻んであるゴーダチーズを使用しました。
トマトソースは、パスタ用のトマトソース大体同じ作り方で作りました。オリーブオイルでニンニクを炒めたところにトマトジュースを入れ、塩・胡椒・オレガノ・唐辛子で味を整え、煮詰めて作りました。
生地の準備
ホームベーカリーに、材料を全部入れ、ドライイーストをセットしてピザ生地モードをスタートします。
家の機種だと45分ほどかかりました。
待っている間に、クッキングシートをオーブンレンジの丸皿の形に切るなどの準備をしておきました。
完了時の生地の様子は、こんな感じです。
打ち粉をしたのし板に生地を出し、丸く整えます。
パンのときに比べてベタつきが弱く、扱いやすく感じました。
のし板の上に、先ほど切ったクッキングシートを敷き、その上に生地を置き、さらにボウルを逆さにかぶせて、20分程休ませて追加発酵します。ここらへんは、本のレシピというよりも、ホームベーカリーの説明書を参考にしています。
待っている間に、トマトソース、具材を準備しておきます。
20分経つと、生地が少し膨らんでいて、発酵がちゃんと進んでいることが分かりました。
生地を伸ばす
生地を、円盤状に伸ばしていきます。
やり方がイマイチ分かりませんでしたが、手や麺棒を使って伸ばしました。
生地の下に敷いてあるクッキングシートは、オーブンレンジの丸皿の大きさになっていますので、伸ばす時の目安になります。
こんな感になりました。少しいびつな形ですが、まあ良いでしょう。直径24cmくらいになったでしょうか。
トッピング
生地にトマトソースを塗り、チーズと細かくしたアンチョビを乗せ、オリーブオイルを小さじ1程をかけます。
焼き
オーブンに丸皿をセットしてから、230℃に予熱します。
丸皿をセットしてから予熱するのと、予熱してから丸皿ごと入れるのの違いはまだはっきり分かっていませんが、なんとなく皿も熱くなっていた方が良さそうなので、こうしました。
ちなみに、本だと250℃以上にと書いてありますが、家にはそんな高機能なオーブンはありません…
まあでも、今使っているクッキングシートの耐熱温度も230℃だし、そのくらいが世の中のオーブンの標準なのでしょうか。もし、250℃とか300℃とかの高温が出せるオーブンを買ったとしたらクッキングシートは使えないのかななどと疑問が出てきました。
調べてみると、260℃まで耐えられるこんなものを見つけました。

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少し脇道にそれました。本題に戻ります。
予熱が完了したら、クッキッグシートごと丸皿に置いて、10分間の焼きをスタートします。
10分も焼くと、フチのあたりに少し焦げも見えてきました。焼き完了です。
溶けたチーズがグツグツいっていて、美味しいそうです。また、とても香ばしい香りも漂っています。
食べる
出来上がりました。
「ローマ風ピッツァ」です。
早速食べてみます。
お、結構美味しい!
生地がとても香ばしくて美味しいです。
生地は「パリッ」と言うほど固くはないですが、堅焼きな感じです。
アンチョビの塩気がいい感じに効いていますね。
このくらい塩気があるなら、トマトソースの方はもっと薄味でも良かったかもしれません。
また、少し油っこかったので、個人的にはトマトソースのオリーブオイルや最後にかけるオリーブオイルの量をもうちょっと少なくしても良いと思いました。
パクっ。パクっ。
一気に食べてしまいました。
それにしても、意外に簡単に美味しいピザが出来てしまいました。
最後に自作のコストについて考えてみます。
今回の材料費は、チーズ(120円)、アンチョビ(一切れ40円)、小麦粉(120円)、トマトジュース(30円)、その他(20円)くらいで、計330円くらい。
お昼にしてはちょっとかかってしまいましたね。
今回は、たまたま輸入物の高価な00粉を使いましたが、普通の薄力粉なら20~30円に抑えられるはずなので、計240円くらいでしょうか。 もしアンチョビを省略したら、更に安くなって200円です。
チーズも、もう少し減らしてもいけるかもしれません。
それで、直径24cmもあるとても美味しいピザが出来るのですから、自作の節約効果は大きいと思います。
ただし、カロリーは結構なものになっていると思います。特に、チーズのカロリーは相当ありそうです(100gで360kcal)。
ちょっと簡単に計算してみたら、今日のお昼は、700kcalはあった感じですね。
美味しいからと言って毎日食べる訳にはいかないですね。
(逆に安くカロリーが欲しいという人には最適かもしれません)
まとめ
ピザの自作に挑戦してみました。作ったのは、固めの生地の上にトマトソース、チーズ、アンチョビがのった「ローマ風ピッツァ」です。思ったよりも簡単に美味しいピザが出来てしまいました。カロリーが高そうなので、毎日食べるわけには行きませんが、とても美味しいので、たまに作っていきたいと思います。もう少しきれいな円形に生地を伸ばすことが出来るようになりたいですね。
これまであまり活用していませんでしたが、ホームベーカリーの生地モードは便利ですね。

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あと、ピザを更に美味しく焼くためにも、新しいオーブンが益々欲しくなりました。