煩悩退散!

シンプルライフを目指しています。なのに煩悩(物欲・食欲・承認欲 etc.)は尽きません。そんな煩悩をここで吐き出して成仏させようとする試み。

【レビュー】包丁研ぎ器「京セラ ファインシャープナー 電動研ぎ器 金属刃物用 SS-30」を購入して使ってみました: 簡易研ぎ器としてはなかなか良い


少し前に、包丁の切れ味が悪くなって来たし、それまで使っていた棒状のセラミックの包丁研ぎを落として割ってしまったので、新しい包丁研ぎが欲しいということで色々調査した記事を書きました。

包丁研ぎ器が欲しい

こちらの記事ですね。

この記事を書いてからしばらくそのままで放置してあったのですが、いよいよ切れが本当に悪くなってきたので、この記事で一番気になっていた「京セラ ファインシャープナー 電動研ぎ器 金属刃物用 SS-30」を購入して使ってみました。

京セラ ファインシャープナー 電動研ぎ器 金属刃物用 SS-30

京セラ ファインシャープナー 電動研ぎ器 金属刃物用 SS-30

少しお値段は高いですが、他の方式よりも切れ味がよくなりそうだったのと、両刃の包丁だけでなく、和包丁のような片刃の包丁も研げるということが決め手でした。

最近、蕎麦打ちで使っている麺きり包丁も片刃なので、いずれはこれも研げるものが良いと思ったためです(切れ味が鈍っていることはまだそれほどないようですが)。

開封

では早速使ってみましょう。

パッケージはこんな感じです。書いてある通り、音波振動式の研ぎ器です。 f:id:skktmlab:20161204151354j:plain 電動なので、単3の電池が2本必要です。別売ですので、自分で用意する必要があります。

パッケージの裏はこんな感じ。 f:id:skktmlab:20161204151357j:plain

自社の従来製品や他者の製品よりも早く切れ味を蘇らせることが出来ることが歌われています。 f:id:skktmlab:20161204151402j:plain 包丁以外にも、はさみ、彫刻刀、ニッパー、ピーラー、カッター、鎌などを研ぐのに使うことができるようですね。

本体を取り出してみます。 f:id:skktmlab:20161204151404j:plain 先端に砥石が付いた本体(左)と、包丁を研ぐ時に使うガイド(右)に別れています。

電池は、下のところをパカッと外して入れます。 f:id:skktmlab:20161204151407j:plain

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包丁を研ぎたいので、ガイドを先端部にセットします。 f:id:skktmlab:20161204151416j:plain

透明なプラスチックのカバーのところの隙間に刃を入れて研ぐようです。 f:id:skktmlab:20161204151412j:plain

古い刺身包丁を研いでみる

一番最初に研いでみたのは、古い刺身包丁です。

購入した当初は、あまりの切れ味の良さにびっくりした刺身包丁ですが、切れ味が悪くなってからはほとんど使わなくなってしまっていました。

刺し身は、本当は塊の柵を買って自分で切った方がお得なんですけどね。

切れ味が悪くなった上に、放置していた間にサビも出てしまったようです。 f:id:skktmlab:20161204151418j:plain

実は、この刺身包丁、砥石で自分で研いでみようと一度だけ挑戦したことがあったんですね。

自分で包丁が研げたらカッコイイだろうなんて考えて、こんな砥石を購入してやってみた訳ですが、全然上手く行かなかったのです。

貝印 コンビ砥石セット (#400・#1000) AP-0305

貝印 コンビ砥石セット (#400・#1000) AP-0305

多分、その時に付いた傷にサビが出てしまったのでしょう。

研ぐ前に、まずはこのサビをダイソーで買ったサンドペーパーで取ってみました。

こちらで、蕎麦打ちの駒板の裏を綺麗にしたときに使ったものですね。

最初は少し粗目のサンドペーパーで磨きます。 f:id:skktmlab:20161204151421j:plain

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最後に一番細かいサンドペーパーで磨きます。 f:id:skktmlab:20161204151426j:plain

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そこそこきれいになりましたね。

では早速、研いでみます。 f:id:skktmlab:20161204151434j:plain

最初この方向でやってしまったのですが、実はこれは間違いです

これだと、刃の付いていない平らな方を削ってしまうことになります。

正しいのは、こちらの方向です。 f:id:skktmlab:20161204151438j:plain 10秒くらいかけてゆっくりと包丁を手前に引くということを数回行います。

最初に方向を間違えて研いでしまったので、この正しい方向で念のため10回ほど研ぎました。

どのくらいの力で砥石に押し付けたら良いのかは、よくわからないですね。

何度かやってみて、良さそうな力加減を見つける必要がありそうです。

あと、超音波の振動による動作音は想像していたより大きかったです。

研ぎ終わった包丁で、試しにコピー用紙を切ってみました。 f:id:skktmlab:20161204151440j:plain そこそこ切れ味は戻ってきているようですね。

包丁の切れ味を確認する方法としては、他に、刃を爪にあてて爪に跡が付けばOKというものもあるようですね。

やってみると確かに爪に跡が付きました

ただし、うっかり研ぐ前の状態を確認するのを忘れてしまったので、どのくらい改善したのかははっきりとは分かりません。

ちなみに、指の指紋がある方に包丁を当てたときって、どうなるべきなのでしょうね。

上の包丁では、研ぎ終わった後でも、指で刃を触っても、指に跡が付くとか、切れるということはありませんでした。

この包丁で魚を切ることを考えると、指も切れるくらいになるべきなような気がしますが…

両刃のステンレス包丁を研ぐ

次に、もともとこれを買うきっかけになったいつも使っているステンレス製の両刃の包丁も研ぎました。

両刃の場合は、左側、右側の両方を使って両面を研ぎます。 f:id:skktmlab:20161204151444j:plain

料理で使ってみる

あいにく写真は無いのですが、昨日の夕食を作る時、野菜を切ってみたり、刺し身の柵を切ってみたりしました。

確かに、切れ味がかなり回復していました

ステンレス包丁は、以前棒のシャープナーで研いだ時に比べて、明らかにより切れ味が戻っていて、これで十分というくらいの切れ味になっています。

ただ、刺身包丁に関しては、購入当時の切れ味までにはなっていない感じでした。

やはり、簡易的な研ぎ器ではそのくらいが限界なのかもしれませんね。

評価

両刃のステンレスの包丁を研ぐ分には、簡単に切れ味が復活するので、かなり良いと思いました。

片刃の和包丁の場合、その用途からかなりの切れ味を期待するわけですから、この研ぎ器で復活する切れ味では満足できないかもしれません。

とは言え、プロの料理人のように砥石で研げない私のような人にとっては、簡単にそこそこの切れ味に出来るという点で存在意義があるように思います。

この超音波研ぎ器をバックアップと考えて、砥石で研ぐ練習をしてみるというのも良いかもしれませんね。失敗したら、これでそこそこの切れ味に戻せると思えば、思い切って砥石で研ぐ練習ができそうです。

まとめ

切れ味の悪くなった包丁を研ぐために、「京セラ ファインシャープナー 電動研ぎ器 金属刃物用 SS-30」を購入して使ってみました。片刃の刺身包丁と両刃のステンレスの包丁を研いでみたところ、どちらもそこそこの切れ味が戻りました。刺身包丁については、最初の頃の切れ味には戻りませんでしたが、まあ、トータルでは買ってよかったと思いました。