煩悩退散!

シンプルライフを目指しています。なのに煩悩(物欲・食欲・承認欲 etc.)は尽きません。そんな煩悩をここで吐き出して成仏させようとする試み。

【今日の生パスタ】螺旋のパスタ「サーニェ・ンカンヌラーテ」をマリーノ社の石臼挽き小麦粉で作る: 香り高くモッチリとしたパスタが出来ました。


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今日のお昼は生パスタにしました。前回に続き、マリーノ社の高級石臼挽き小麦粉を使った生パスタです。作ったのは、以前作ってその食感とソースとの絡みの良さに感動した「サーニェ・ンカンヌラーテ(Sagne 'ncannulate)」という螺旋状のロングパスタです。

前回と同じく、香り高い「Sfarinato di grano duro intero(=デュラム小麦の全粒粉)」と「Farina tipo 00 di grano tenero(=軟質小麦の00粉)」を半々で使いました。

それぞれの小麦粉の詳細は、一番最初に使用した時のこちらの記事を御覧いただければと思います。

また、前回サーニェ・ンカンヌラーテを作った時の記事は、こちらになります。

なかなか面白い食感のソースとの絡みも良いパスタで、近いうちにリピートしてまた作ってみたいなと思っていたパスタです。

で、出来上がった今日のパスタがこちら。 f:id:skktmlab:20161213182819j:plain 「サーニェ・ンカンヌラーテのきのこ入りボロネーゼ」です。

早速食べてみましょう。 f:id:skktmlab:20161213182823j:plain

いいですね~。

まず、パスタの香りが素晴らしいです

デュラム小麦の全粒粉の花のような心地よい香りがパスタにも残っています。

一般的に全粒粉でパスタを作るとコシがあまり出にくく、今回もそのようでした。それは、どちらかと言うとモッチリとした食感を生みます。

このパスタの3mmという比較的厚い生地が功を奏したようで、ちょうどよい良い(柔らかすぎない)モッチリ具合になっていました。

その食感が、ボロネーゼソースとよく調和しています。

また、パスタの一本一本がずっしりと重いので、食べごたえがありますね。

前回のサーニェ・ンカンヌラーテもとても美味しかったですが、今日の方が美味しいと感じました。

作り方

サーニェ・ンカンヌラーテの材料:

  • デュラム小麦の全粒粉 45g(マリーノ社 石臼挽き デュラム小麦全粒粉)
  • 00粉 45g (マリーノ社 石臼挽き 00粉)
  • 水 41.8g(加水率46.5%)
  • 塩 0.8g

加水率は前回よりも0.5%上げました。それでも乾燥してこねにくかったので、手を途中で一度湿らせてこねました。

ボロネーゼソースの材料:

  • 合い挽きひき肉 40g
  • 玉ねぎ 1/4
  • ニンニク 1片
  • 冷凍キノコ 30g
  • ワイン 大さじ2
  • 野菜ジュース 150ml
  • ローリエ 1/4枚
  • 塩 少々

サーニェ・ンカンヌラーテの作り方:

  1.  2種類の小麦粉を良く混ぜておく 2.  水に塩を溶かす
  2. 小麦粉に水を少しずつ混ぜる
  3. 生地をまとめて、のし板の上で5分ほどこねる
  4. 生地にラップをして15分寝かせる
  5. 寝かせた生地を、麺棒で厚さ3mmに伸ばす
  6. 伸ばした生地を1.5cm幅の帯状に切る
  7. 生地を太さ4mm程度の棒に巻きつけて螺旋状にする
  8. パスタを乾燥させている間、ソースを用意し、お湯を沸かす
  9. 塩を入れたお湯でを6分茹でる
  10. 茹でたサーニェ・ンカンヌラーテをソースと和えて出来上がり。

基本的には、いつものように『プロのためのパスタ事典』を参考にしています。

ボロネーゼソースは、前回と同じくこちらの本を参考にして作りました。

PASTA ―基本と応用、一生ものシェフレシピ100

PASTA ―基本と応用、一生ものシェフレシピ100

前回と違うのは、チーズを入れずその代わりにキノコを足したところです。

 サーニェ・ンカンヌラーテ作りの記録

生地の準備

二種類の小麦粉をボウルで良く混ぜておきます。 f:id:skktmlab:20161213182829j:plain

塩を溶かした水を、少しずつ小麦粉と混ぜていき、生地をまとめます。 f:id:skktmlab:20161213182832j:plain

のし板の上で5分程こね、ラップをして15分ほど休ませます。 f:id:skktmlab:20161213182842j:plain

麺棒で生地を厚さ3mmに延します。 f:id:skktmlab:20161213182839j:plain

伸した生地を、幅1.5cmの帯状に切ります(長さは18~20cm位)。

前回は棒として金串を使ったのですが、尖りすぎていて危険なので、今回からダイソーで買ってきた3mmの編み棒を使ってみることにしました。 f:id:skktmlab:20161213182845j:plain

編み棒に生地を斜めにあてて螺旋状に巻いていきます。 f:id:skktmlab:20161213182836j:plain この時、生地をのし板で押し付けるようにすると巻きが安定します。

巻いた生地を丁寧に外します。 f:id:skktmlab:20161213182851j:plain 編み棒も表面がツルッとしていますし、加水率もちょうどよかったようで、特に何も問題なくスルッと抜けてくれました。

こんな感じで出来ました。 f:id:skktmlab:20161213182854j:plain 少し乾燥させると、茹でても巻きがへたらないそうです。

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茹で上がったらソースと和えて出来上がりです。 f:id:skktmlab:20161213182857j:plain

まとめ

マリーノ社の石臼挽き小麦粉二種で、螺旋状のパスタ「サーニェ・ンカンヌラーテ」を作りました。香りも食感も良い、とても美味しいパスタができました。今回の粉とパスタの組み合わせはなかなか良いと思いました。このパスタ、やはり結構好みです。多分また近い内にリピートするでしょう。とても美味しいパスタですので、興味のある方は、是非挑戦してみて下さい。

プロのためのパスタ事典

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