一体何年遅れだという話なのですが、Kindle Unlimitedで『ハリー・ポッターと賢者の石 - Harry Potter and the Philosopher's Stone』を読みました。と言うのも…
USJに行ってきた
実はこの前、初めて大阪にあるUSJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)に行ってきたんです。
遊園地なんて20年ぶりでしょうか。
当然、人気があるというハリー・ポッターのエリア(ウィザーディング・ワールド・オブ・ハリー・ポッターと言うらしい)に行きました。
そこで、一番人が並んでいて人気そうな、お城(後から考えるとあれが作中の魔法学校だったんですね)の中のアトラクションに入りました。
ジェットコースター的なものに乗るのも20年ぶりくらいでしょうか。意外に楽しかったのですが、私、乗り物酔いをするタイプで、乗り終わった時には少し気持ち悪くなりました(後で調べたら、USJで一番酔いやすいアトラクションらしいですね)。
で、そのお城の中や周りの街の中に色々仕掛け(動く絵とか、フクロウ屋とか、箱の中にいるカエルとか、ボロボロの車とか)があったのですが、なんせハリー・ポッターの小説は読んでいませんし、映画も見たことがないので、よく分からないんですね。
本当は、行く前にハリー・ポッターの映画の第一作目くらいは観て予習してから行こうと思っていたのですが、タイミングが合わず見ることができなかったのです。
多分映画を見ていたらもっと楽しめたのだろうなと思いながら、特に思い入れもなく、軽く見て歩いたという感じになってしまいました。
もちろん、「バタービール」というやつは、テレビのニュースか何かで有名だということは知っていたので、飲んでみましたよ。
お城の後だったので、飲んだらさらに気持ち悪くなるかなと思いましたが、どんな味かという興味の方が勝って飲んでみたところ、意外に美味しく、気分も良くなった気がしました。
その後、バックドラフトを見て(これはびっくりしました)、他のぐるぐる廻るやつに乗せられて本格的に気持ち悪くなりながら、ターミネーターを見て(これはしょぼかった)、最後にプロジェクション・マッピングを見て(綺麗でしたがお尻が冷たくて寒かった)帰ってきました。
午後からのチケットで入ったのですが、平日だったためか比較的並ぶ時間も短く、色々見れたと思います。
なかなか疲れましたが、大人ながら、日常から離れた世界に行った感じがして楽しかったです。
大人としては、人気のアトラクションを作るのって、そもそも人気の作品がないと出来ないし、作品も技術もすぐ陳腐化するからなかなか難しいだろうなとか、プロジェクション・マッピングで歌っていた子供達はこんな時間に寒い中毎日歌っているのだろうか、それだと大変だろうな、たぶん交代制なんだろうなとか、裏側にも思いを馳せてしまったのですが。
行った後に映画をみる
USJに行った数日後、Huluをみていると、最近公開された映画「ファンタスティク・ビーストと魔法使いの旅」の公開記念で、ハリー・ポッターの映画全作が観れるようになっていました。
早速、第一話の『ハリー・ポッターと賢者の石』を観てみました。
世間で騒がれていた時には全く興味が無かったのですが、見てみると、意外と楽しく見ることが出来ました。単に食わず嫌いだっただけのようです。
当然、後が知りたくなり、毎晩少しずつかけて全作を観てしまいました。
USJにあった色々なものの答え合わせをしているようで、楽しかったです(観てから行ったほうがやはり楽しかったのかもしれませんが)。
全作を見て思ったのですが、これは映画で作ったRPGなんですね。
様々な謎を、様々なアイテムや仲間や協力者の助けで解いていく。途中には中ボスがいてそれを倒し、最後にはラスボスを倒す。主人公たちは、話が進むに連れて強く成長していきます。
登場する子役達が、実際にだんだん大人になっていくので、そういう成長感が(映画を作っていた時にそれを狙っていたのか分かりませんが)よく出ていると思いました。
これは、7作(映画だと8作)という長編だからこそ可能だったたのかもしれないと感じました。2時間程度の作品ひとつでは、主人公の成長を実感を持って描くというのはなかなか難しいだろうからです。
Kindle Unlimitedで小説を読む
映画を見終わって、小説との違いはあるのだろうかと気になってアマゾンをみてみると、Kindle Unlimitedでこれまた全作読めるではないですか。早速、一作目の『ハリー・ポッターと賢者の石』を読んでみました。

ハリー・ポッターと賢者の石 - Harry Potter and the Philosopher's Stone (ハリー・ポッターシリーズ)
- 作者: J.K. Rowling
- 出版社/メーカー: Pottermore from J.K. Rowling
- 発売日: 2015/12/09
- メディア: Kindle版
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最近、映画から原作に行くというパターンが続いていますね。
さて、『ハリー・ポッターと賢者の石』ですが、訳のせいなのか、ずいぶん淡々とした短い文で構成されているなという印象です。
子供向けなので、元々複雑な文が少ないのかもしれませんね。
さくさく読めるので、読むのにそんなに時間はかかりませんでした(トータルで2時間くらい?)。
文章の面白さで楽しませるというよりも、イベントを淡々と連ねて楽しませるというタイプの小説ですね。
読んでみた感じ、個人的には、映像になっている映画の方が面白いように感じました。
また、ストーリー上の小説と映画の違いはあまり分かりませんでした。そうすると、小説の方も全作読むかは微妙な所ですね。
あと、原著もKindle Unlimitedで全作読めるようです。

Harry Potter and the Philosopher's Stone
- 作者: J.K. Rowling
- 出版社/メーカー: Pottermore from J.K. Rowling
- 発売日: 2015/12/09
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
上で書いたように、短い文が多いようですから、英語の勉強として読むのには良さそうです。映画の内容を知っているので読みやすいかも。挑戦してみようかな。
まとめ
USJに行ったのをきっかけに、ハリー・ポッターの映画を観て、小説も読んでみました。本作が流行していた当時は、あまり興味がなく、少し馬鹿にしていたところもあったのですが、意外に面白かったです。まあ、全作連続で観れる/読める今くらいのほうが本作の面白さが感じられるような気がしましたので、それはそれで良かったです。