今日のお昼は生パスタにしました。今年最初の生パスタ作りですね。麺は、久しぶりにタリアテッレにしました。ソースは、まとめ買いして大量に残っている胡麻を消費するため、オリジナルレシピ「胡麻カルボナーラ」を考えて作ってみました。胡麻の香りのする濃厚でクリーミーなカルボナーラになりました。
胡麻の消費レシピを開発したい
私の家では元々、胡麻が健康に良いという話を聞いてすり胡麻を買ってよく食べていたのですが、(1)すった胡麻が袋に最後残るのがもったいない気がする、(2)すった胡麻だといくら冷蔵庫で保存しても早く劣化するような気がする。(3)実際、胡麻がチャックの溝にハマってきっちり閉まらないことが多い、(4)すり胡麻は買うと結構高い、ということで、去年からすり胡麻を買うのは止めて、実のままの胡麻をまとめ買いして自分で擦って食べるようにしています。
購入したのは、こちらの胡麻。

- 出版社/メーカー: みたけ食品工業
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1kgで1000円以下で買うことが出来ました。
「これで胡麻食べ放題だ〜」と思って、楽しくやっていたのですが、胡麻って意外と量を食べないものですね。
ほぼ毎日擦って何かにかけて食べてきたのですが、まだ大量に残っています(黒胡麻と白胡麻それぞれ袋の半分くらいは残っているでしょうか)。
上で買ったすり器だと、胡麻を一度に大量にはすれないし、胡麻を入れる部分の容量が小さいので胡麻の補充が面倒で、自然と使う量が抑制されている気もします(もう少し容量の大きなごますり器が欲しい!)。
というわけで、最近、この残っている胡麻を一気に消費するためのレシピを色々考えて実行しています。
これらは、結構美味しかったですよ。
この他、胡麻味噌鍋もこの前作りましたが、それも美味しかったです。
今日は、その続きということで、胡麻を使ったカルボナーラを作ってみました。カルボナーラのチーズの代わりに胡麻を使うというイメージですね。
ちなみに、私がいつも作っている節約ヨーグルトカルボナーラの作り方はこちら。 www.bonnoutaisan.com
適当に思いついたレシピですので、どうなるでしょうか。
胡麻カルボナーラ
で、出来上がったのがこちら。
胡麻の香りが漂っていて美味しそうです。そして、とてもクリーミーな感じになっています。ソースの量が麺の量に対して少し多すぎた気もしますが。
では、早速食べてみます。
うん。なかなかいけます。
私のいつものカルボナーラだと、節約のためチーズを省略してヨーグルトを入れるだけなのですが、胡麻がプラスして入っている分だけ濃厚な味になっています。
胡麻の風味も十分感じられますし、胡麻好きにはたまらない味かもしれませんね。
ちょっとソースの量が多すぎたとか、全粒粉気味の小麦粉で作ったため麺が少し切れ気味だったという点は気になりましたが、なかなか美味しい胡麻カルボナーラでした。
これは、胡麻消費レシピの定番にできそうです。
詳しい作り方
材料
タリアテッレ:
- デュラム小麦の全粒粉 90g(マリーノ社 石臼挽き デュラム小麦全粒粉(Farina tipo 00 di grano tenero))
- 水 45g(加水率50%)
- オリーブオイル 1g
- 塩 0.8g
マリーノ社の粉でタリアテッレを作るのは初めてですね。この粉はグルテンが弱めですが、どんな麺になるでしょうか。
胡麻カルボナーラソース:
- 白ゴマ 20g
- 卵 1個
- ヨーグルト 大さじ1
- 塩
- 胡椒
- パンチェッタ 40g
- 白ワイン 大さじ1
下で作った自家製のパンチェッタも、今日で全部使い切ってしまいました。
最近スーパで、安くてちょうどよい大きさの豚バラ肉のブロックが何故か売っていないので、次のパンチェッタをまだ作っていなんですよね。しばらくは、市販のベーコンに戻る必要がありそうです。
タリアテッレを作る
塩とオリーブオイルを入れた水を小麦粉に少しずつ入れて混ぜ、生地をまとめたら、のし板の上で5分ほどこねます。こねた生地は丸めて、ラップをして15分ほど寝かせます。
寝かせた生地を、手と麺棒を使って、こんな風に四角に伸ばします。
生地の伸ばし方のコツに興味のある方は、こちらの記事を御覧ください。
伸ばした生地は、打ち粉をしながら、「屏風たたみ」にします。
横から見たらこんな感じになるように、一番上の生地が奥に向かっていくようにします。
この畳み方は、日本のうどんを切る時の方法ですが、切った麺をほぐすのが一番楽だと思います。
畳んだ生地を、包丁で6~7mmの幅で切ります。
縦の長さがそんなに無いので、普通の包丁でも十分に切れます。
上の生地の端をつまんで、奥側に引っ張ると、簡単に綺麗に麺を開くことが出来ます。その状態の写真を撮るのは忘れてしまったのですが、下の記事にその様子の写真がありますので、興味のある方はそちらをご参照ください。
後は、麺がつかないように打ち粉をしてほぐしたらタリアテッレの出来上がりです。
茹で時間は、3分45秒としました。
マリーノ社のデュラム小麦全粒粉で作った麺は相変わらず、香りがよいですね。ソースを何もつけずに茹で加減を味見するときにそれがよく分かります。
ただ、上で書きましたが、この粉は全粒粉なのでグルテンが弱めなので、茹で上がったタリアテッレをソースと絡めている内に、短く切れてしまうようでした。この粉は、タリアテッレのようなロングパスタではなく、ショートパスタを作るのに向いている粉だと思います。
胡麻カルボナーラソースを作る
白ごまをすり鉢ですります。
やはり大量に擦りたい場合はすり鉢が便利ですね(後で水分を入れて胡麻を洗い流せるレシピの場合に限りますが)。
(自家製の)ヨーグルト大さじ1を入れて、良くすります。
さらに、溶き卵を入れて良く混ぜます。
塩、胡椒を適量入れます。
そのままだと、少し粘性が高すぎるように感じたので、パスタの茹で汁を大さじ1加えました。やってから、しまった!と思ったのですが、熱湯で卵が固まってしまうということもなく、こんな感じで卵液はできあがりました。
オリーブオイルで、パンチェッタを炒め、白ワインをかけてアルコールを飛ばしたら火を消してパスタの茹で上がりを待ちます。
茹で上がったパスタをフランパンに入れ、軽く混ぜて粗熱を取ってから、卵液を入れます。
弱火にして、適当なとろみが出るまで熱を加えます。
皿に盛って、黒胡椒を擦ってかけたら、出来上がりです。
とろみはちょうどよかったですが、少しソースの量が多すぎたようでした。胡麻の量は15g位で良かったのかもしれません。また、途中で加えた茹で汁ももう少し少なめでよかったかもしれませんね。
まとめ
まとめ買いして残っていた胡麻を消費するために、胡麻カルボナーラというレシピを思いついて作ってみました。なかなか美味しかったので、胡麻消費レシピに加えたいと思います。