煩悩退散!

シンプルライフを目指しています。なのに煩悩(物欲・食欲・承認欲 etc.)は尽きません。そんな煩悩をここで吐き出して成仏させようとする試み。

【今日の生パスタ】編み棒で作る筒状のショートパスタ「マッカローネス」:プリッとしてモチッとした美味しいパスタになりました。


f:id:skktmlab:20170119192205j:plain 今日のお昼は、生パスタにしました。作ったのは、マカロニの一種「マッカローネス(Maccarrones)」。編み棒を使って、筒状に成形するショートパスタです。それを、ミニトマト入りのキノコソースで食べました。マッカローネスがプリッとして、モチっとしてとても美味しかったので、レポートしてみたいと思います。

マッカローネス?

マッカローネスという名前は少し聞き慣れない名前ですね。

この名前のパスタを作るのは、今日が初めてです。

「マッカローネス」は、いつも参考にしている『プロのためのパスタ事典』に載っています。

編み棒のようなものを、棒状に伸ばした生地に押し当て転がすことで筒状に成形するパスタで、マカロニ(マッケローニ)の一種です。

マッケローニ(Maccheroni)と言えば、同じ本にシート状に伸ばした生地を丸めて作るという方法で紹介されていて、これまでにも何回か作ったことがあります。

そして、これまた混乱する元なのですが、私が一番最初に買った生パスタの参考書の『まいにち食べたい手打ち生パスタ』では、「マッケローニ」という名前で棒状の生地から作るパスタが紹介されています。これも、下の記事などで紹介したように、以前作ったことがあります。

つまり、いわゆるマカロニを生パスタで作る場合には、棒状に伸ばした生地から作る方法と、シート状に伸ばした生地から作る方法の二種類があるということですね。ちなみに、乾麺パスタのマカロニは、型で生地を筒状に押し出す方法で作られているようです。

作り方も名前も参考書により微妙に異なるようです(生パスタではよくあることです)が、いずれにしても、ソースの絡みが素晴らしい、とても美味しいパスタです。

スーパーに売っている茹でたらぶにゅぶにゅになるコシのないマカロニのつもりで食べたら、その美味しさにびっくりするでしょう

今日は、棒状の生地から作る「マッカローネス」として作ってみました。

では、前置きはこのぐらいにして、今日の生パスタ作りの様子を御覧ください。

今日の生パスタ作り

材料

マッカローネス:

  • デュラム小麦の全粒粉 45g(マリーノ社 石臼挽き デュラム小麦全粒粉)
  • 00粉 45g (マリーノ社 石臼挽き 00粉)
  • ぬるま湯 32.1g(加水率35.7%)+ 10g (= 加水率46.8%)
  • 塩 0.8g

『プロのためのパスタ事典』には、粉350gに対して、ぬるま湯が125gとなっていて、計算すると加水率は35.7%ということになります。

これは、生パスタを作ったことのある方なら分かると思いますが、驚異的に低い加水率です。

最初「誤植かな?」とも思いましたが、とりあえずはそのままやってみることにしました。

しかし、実際にやってみると、水が足りなくてどうやっても生地がまとまらない感じだったので、後からぬるま湯を10gを追加して、最終的には、加水率46.8%で作りました。

ミニトマト入りのきのこソースについては、下の記事と同じ作り方で作りましたので、そちらを参照下さい。

こね

上で書いたように、最初ぬるま湯を32.1gだけ加えて混ぜていきました。 f:id:skktmlab:20170119192045j:plain この段階から、生地がパサパサしてとてもまとまりそうもありません。

それでも、のし板に出して少しこねてみようとしましたが、生地はどんどん崩れて細かくなってしまいます。 f:id:skktmlab:20170119192052j:plain 仕方ないので、ボウルに戻して、残っていたぬるま湯を10g追加しました。

水を追加すると、生地がまとまってきてこねることができるようになりました。最初、追加しすぎたかなと思いましたが、こねていくうちにちょうど良くなりました。

こねた生地は最後に丸く整えて、ラップをして15分以上寝かせます。今日は30分程寝かせました。 f:id:skktmlab:20170119192055j:plain

寝かせた後の生地は、こんな感じです。 f:id:skktmlab:20170119192058j:plain

成形

生地を適量一摘みして、太さ5mmの棒状に伸ばします。これは、ピチを作る時と同じ方法で行います。

今日気づいたのですが、スパゲットーニの時のように、両手の手の平の間で生地をこすり合わせて細くしていくという方法も、(生地がすべらないので)生地がある程度太い段階ではやりやすいように感じました。

スパゲットーニのコシの良さを考えると、この伸ばし方をすると出来上がったパスタのコシが強くなるかもしれないなと思いました(これはまた別の機会に検証したいと思います)。

棒状の生地を、お好みで長さ5cm~7cm程にカットします。今日は、5cm程にしました。 f:id:skktmlab:20170119192102j:plain

太さ5mm程の編み棒のような棒を用意します。

今日は、太さ4mmの編み棒を使用しました。 f:id:skktmlab:20170119192106j:plain これまでは、これより太い祝い箸を使ってきましたが、ちょっと細い棒の方が良さそうかなと思ったのと、この編み棒だと表面がツルツルしているので、生地がくっつくこともなくて作業性が良いだろうなと思ったためです。

切り分けた生地に、編み棒を押し付けます。 f:id:skktmlab:20170119192109j:plain 編み棒の頭の玉の部分がじゃまになるので、のし板の端っこで作業することになりました。これは少し不便ですね。ノコギリか何かで切り落としたほうがいいかもしれません。

押し付けた編み棒を、前後に転がして生地を筒状にします。 f:id:skktmlab:20170119192122j:plain

棒から丁寧にはずして出来上がりです。 f:id:skktmlab:20170119192125j:plain 水分量がちょうどよかったようで、特にくっつくとこもなくスルッと外れました。

棒を、下のように少し斜めにあてて作っても良いです。 f:id:skktmlab:20170119192128j:plainプロのためのパスタ事典』に載っていたアレンジです。

こうすると、隙間がよりしっかりと開くようです。 f:id:skktmlab:20170119192131j:plain

真っ直ぐに編み棒をあてるのは、『まいにち食べたい手打ち生パスタ』の方のマッケローニで既にやっていますので、今日は、棒を斜めに当てる方法をメインに作ってみました。

出来上がりです。 f:id:skktmlab:20170119192138j:plain

隙間が開いていて完全な筒にはなっていないので、茹でた時に開いてしまうことが少し心配です。 f:id:skktmlab:20170119192134j:plain

茹でる

茹で時間は、茹で加減を見て、4分30秒としました。 f:id:skktmlab:20170119192142j:plain

こんな感じでソースを用意しておき、そこに茹でたマッカローネスを入れて手早く和えたら出来上がりです。 f:id:skktmlab:20170119192151j:plain トマトやキノコのエキスのおかげで、混ぜる前から軽く乳化していい感じです。

食べる

出来ました。

「ミニトマト入りきのこソースのマッカローネス」です。 f:id:skktmlab:20170119192157j:plain パスタの形もよく見えますし、ミニトマトが入っていて彩りも良いですね。なかなか美味しそうです。

茹でても形が崩れてしまうことはなかったようです。ソースが筒に入り込んでいて良い感じですね。 f:id:skktmlab:20170119192154j:plain

早速食べてみましょう。 f:id:skktmlab:20170119192208j:plain

おお!

プリッとして、モチッとして美味しいです

この棒状感が良いですね。

噛むと、マリーノ社の石臼挽きデュラム全粒粉由来の心地よい香りが漂ってきます。

ソースのトマトの酸味や、キノコの旨味・香りも良いですね。

食感的には、以前同じソースで食べたフィレイヤとも近いですね。

今日のマッカローネスの方が、長さが短い分だけ麺のようなしなり感は少ないですが。

とても美味しかったです。大満足でした。

改めて感じましたが、シートから作るマッケローニとはかなり食感は違いますね。違うパスタと言っても良いのかもしれません。その時の気分で作り分けていけば良いと思いました。

まとめ

棒状の生地から作る「マッカローネス」を作って、ミニトマト入りのキノコソースで食べました。マッカローネスは、プリッとして、モチットした食感でとても良い感じでした。ソースも美味しく、大満足のお昼でした。

プロのためのパスタ事典

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