今日のお昼は、生パスタでした。今日作ったパスタには特に名前はありません。タリアテッレを作る時のように生地をシート状に伸ばしてから、通常よりもかなり細め(2~3mm)に切ってみたらどんなパスタになるかなと思って作ってみたものです。今日はそれをプッタネスカにして食べてみました。
では早速、今日の生パスタ作りの様子をご覧ください。
細打ちの手打ちパスタを作る
材料
細打ちパスタ:
- 00粉 90g (カプート社 パスタフレスカ&ニョッキ)
- 水 45g(加水率50%)
- 塩 0.5g
生地は、手延べの太打ちパスタ「ピチ」の時と同じにしてみました。加水率は50%です。
プッタネスカのソースに付いては、↓の記事をご参照下さい。
パスタの成形
作り方は、ほとんどタリアテッレの時と同じです。
いつもの様に、小麦粉に塩を溶かした水を少しづつ入れ、まとめていきます。ある程度まとまったらのし板の上で5分程こねて、乾燥しないようにラップをして15分寝かせます。
寝かせた生地を、手と麺棒を使い、厚さ1.5mm程の四角いシート状に延ばします。
こんな感じですね。
打ち粉をして、屏風折りで2回折ります(一番上が奥に向かうようにする)。
折り目の所に少しひびがありました。
いつもは普通の包丁で切りますが、今回は正確を期すために、蕎麦を打つ時に使っている麺きり包丁で切りました。
切る幅は2~3mmです(タリアテッレでは6~8mmくらいです)。これまで、ここまで細く切ったことが無かったので、少し不安でしたが、頑張って切ってみました。
一番上の生地を向こう側に引っ張って、生地を広げます。
そうしたら、麺を丁寧にほぐします。
小麦粉の麺は粘着性があるので、切っても麺同士がくっついてしまうことも多いですね。今回は麺が細いので特に注意が必要ですが、それ程問題なく一本一本に上手く切り離すことが出来ました。
後から気付きましたが、切った後に麺を少し右側にずらす動作を入れて切っていくと、後の作業が楽になるのかなと思いました。
ほぐした麺によく打ち粉をまぶして、束にして置いていきます。
これまで作った生パスタの中で一番細打ちの麺になったかもしれません。
アップはこんな感じ。
『プロのためのパスタ事典』に載っているパスタだと、タリオリーニが一番近いのでしょうか。タリオリーニは、材料として卵が入りますし、もう少し細くて、パスタマシーンで作るようですが。
茹でてソースと和える
茹で時間は2分半としました。
茹で上がったパスタをソースと和えます。
試食
こんな感じで出来上がりました。「細打ち手打ちパスタのプッタネスカ」です。
食べてみます。
うん。なかなか美味しいです。
コシは弱めで、優しい感じの食感ですね(多少茹で過ぎだったかもしれません)。
包丁で切った時に出来る麺のエッジが、舌にあたって面白い食感を生み出しているようでした。
細麺なので、ソースの絡みはかなり良いですね。
これはこれで良いのですが、やはり、生パスタの醍醐味は、もう少し太い麺やショートパスタの噛みごたえのあるコシのある食感なのかなと思いました。
このくらい細い麺にする場合には、タリオリーニのように卵を入れてもう少し弾力のある麺にしたほうが良いのかもしれませんね。
また、コシを出すためにセモリナ粉も混ぜた方が良かったのかもしれません。これらは今後試してみたいと思います。
まとめ
細打ちの生パスタを打って、プッタネスカにして食べてみました。細めに切ってもちゃんとパスタになることが、今回確認できました。食感の面では少し改善が必要かなと思いましたが、包丁で切る作り方なので作業効率は良いですね。この方向でも少し追求していこうと思いました。

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