「今日の生パスタ」と書いていますが、昨日のお昼の話です。普段はデュラム・セモリナ粉100%で作ることが多いマッケローニですが、今回は、セモリナ粉を切らしていたので00粉100%で作ってみました。ニュルンとした面白い食感のマッケローニができましたので、紹介いたします。
マッケローニ(マカロニ)は、言わずと知れた筒状のショートパスタです。マッケローニには下の記事で紹介したように、棒状に延ばした生地を棒で筒状に成形する方法と、シート状に延ばした生地を筒状に成形する方法があります。
作り方によって食感がかなり異なるので、その時の気分で作り分けると面白い生パスタですね。
棒から作る方法は、こちらの本で、

まいにち食べたい手打ち生パスタ: パスタマシンを使わずに粉から作る、本場イタリア仕込みのレシピ集
- 作者: 金子琴美
- 出版社/メーカー: 誠文堂新光社
- 発売日: 2013/12/02
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
シート状から作る方法は、こちらの本で学びました。

- 作者: 西口大輔,小池教之,杉原一禎
- 出版社/メーカー: 柴田書店
- 発売日: 2014/04/28
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る
今日は、シート状の生地から成形するマッケローニを作ります。
マッケローニは、デュラム・セモリナ粉100%で作ることが多いのですが、今回は、デュラム・セモリナ粉を切らしていたので、00粉(カプート社)で作ることにしました。
では、今回の生パスタ作りの様子をご覧ください。
マッケローニ成形の様子
材料
- 00粉 90g(カプート社)
- 水 45g (加水率50%)
生地の準備
00粉に水を入れ、混ぜていき、ある程度まとまったら、のし板の上で5分程こねます。
00粉だと、加水率が50%ともなると、結構柔らかくてこねやすいですね。
こね終わったらラップをして、15分程寝かせます。
寝かせ終わった時には、生地が少しベタついていました。ぎりぎり、ラップに付くことはないという感じですね。
マカロニの成形
生地を、厚さ2mmくらいの四角いシート状に延ばします。最終的には、3cm x 6cmの大きさにカットするので、6cmの倍の大きさにするとちょうどよくなります。私の場合は、90gの粉で作った場合に24cm x 24cmくらいに伸ばすことが多いです。
まず、手の平である程度延ばします。
次に、麺棒でさらに大きく延ばし、その後、「4つ出し」をして四角くします。
できるだけ四角形になるように、さらに延ばしていきます。24cm x 24cmくらいになったら延しは完了です。
生地を3cm x 6cmの大きさにカットします。
生地を一つとり、横に置き、上辺に糊の代わりの水を少しつけます。
(今回は生地が柔らかく、水はつけない方がやりやすいようでしたが、生地が乾燥している時は、このようにフチに水をつけると良いです)
編み棒などの棒で巻きつけて、筒状に成形していきます。
生地が重なった部分を中心に、棒を転がして厚さを均一にします。
出来ました。
茹で
茹で時間は、今回は、2分半としました。
セモリナ粉で作った時とは違って、茹でていると筒が潰れてくるくらい柔らかくなるようでした。
茹で上がったら、用意しておいたソースと合わせて出来上がりです。
ソースは、こちらの記事で紹介した、ハーブの効いたオリーブと挽肉のトマトソースです(今回は野菜ジュースを使いました)。
試食
出来ました。なかなか大きめの食べごたえのありそうなマッケローニになりました。
アップです。筒は潰れ気味です。
では、食べてみましょう。
お!
食べ始めはニュルンと、少し噛むとムニュッとしていて、噛み続けるとコシもかなりあります。
これは、美味しいです。
一番近い食感は、こちらの記事で紹介した「パッケリ」ですね。
でも、全く同じというわけではなく、これまでで初めての食感です。マッケローニを00粉100%で作った時ならではの食感でしょうか。
見た目的には、筒が潰れていない方が良いとは思うのですが、見た目を犠牲にしても良いと思わせるような食感でした。
ハーブの効いたオリーブと挽肉のトマトソースともよく合っていて、とても美味しかったです。
まとめ
00粉100%でマッケローニを作ってみた所、とても面白い、美味しい食感になりました。ソースも美味しく、なかなか会心の出来となりました。本で紹介されている粉の配合にとらわれずに、色々試してみるのも面白いなと今回思いました。