皆様あけましておめでとうございます。少し間があいてしまいましたが、去年の大晦日に作った年越し蕎麦の記録を書いておきたいと思います。一瞬、冷たい蕎麦にするのもいいかなと思いましたが、やはり寒い時には温かい蕎麦がいいなと思い、温かい蕎麦としました。
今回使用した蕎麦粉は、北海道の「キタノマシュウ」という品種の蕎麦粉です。キタノマシュウは、北海道で近年栽培されている蕎麦の品種で、まだ流通量が少なく、貴重なそば粉だそうです。
実は、この大晦日の蕎麦を打つ数日前に、予行演習的にこの蕎麦粉で十割蕎麦を打ってみたところ、加水率が合わなかったのか、繋がりがかなり悪く、失敗していました。
本当は、十割蕎麦で温かい蕎麦を作っみたいなと思っていたのですが、そういうわけで、この日は無難に外二蕎麦でしかも加水率を高めにして打つことにしました。
材料は以下の通りです、二人分なので、普段より粉の分量が倍になっています。
- 十勝豊頃産キタノマシュウ 石臼挽き 200g
- つなぎ用強力粉 40g
- 加水率49%
外二蕎麦は、蕎麦粉10に対して、小麦粉が2の割合で入ります。
早速打っていきます。
加水率49%だと生地は結構ゆるい感じとなりました。まあ、無難にということでこのくらいでも良いでしょう。
延しは結構綺麗にできました。これはここ最近では一番の綺麗さかもしれません。
4つ折りにした時の麺帯の大きさは、横18cm x 縦19cm でした。
縦がこのくらい長くなってくると、今持っている刃渡り24cmの麺切り包丁だと、少し切りにくくなってきますね。もう少し刃渡りの長い麺切り包丁が欲しくなりました。
蕎麦の太さも安全を見てかなり太めに切って、切り回数が62回。計算すると、蕎麦の太さは2.81mmとなりました。
相変わらず太さは一定しませんね。一昨年から余り改善していないような気もします。蕎麦の折り目にヒビが入っている所が多少ありましたが、麺帯の縦がこのくらいあればここで切れたとしてもそこそこの長さにはなりますのでまあ良いでしょう。
茹で時間は80秒としました。茹でた蕎麦は、いったん水で締めてから茹で汁で温めて、そこへ用意しておいた温かい汁をかけて出来上がりです。
汁の作り方は、一昨年と同じです。
自分で出汁を取って、自作の「かえし」とあわせたものです。
具は、今回は鴨肉(本当は鶏肉にしたかったのですが適当な量が売っていなかったので)、青ネギ、かまぼことしました。
こんな感じに出来上がりました。
蕎麦つゆのいい香りが食欲をそそります。
早速食べてみたところ、蕎麦の繋がりもそこそこ良く、食感も適度なザラザラ感があり、なかなか好きな感じでした。
太めに切ったため、食べごたえもかなりありました。
つゆもかなり美味しかったですが、鴨肉がかなり固かったのは残念でした。鶏肉と同じ感覚で適当に煮てしまいましたが、鴨肉特有の料理の仕方があるのかもしれませんね。
年越し蕎麦ということで、今回は外二蕎麦で無難に打ちましたが、なかなか美味しい蕎麦となりました。冷たい蕎麦で食べたらどうなるかも楽しみです。
一昨年の年越し蕎麦と比べてみると、1年たっても切りの安定性は向上していないようでした。まあ、延しに関しては少しは進歩があったようにも思いますし、今年も引き続き蕎麦打ち修行を続けていきたいと思います。

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