引き続き、手挽きメッシュ粉に挑戦しています。この手挽きメッシュ粉、かなり繋がりにくい粉なのですが、ふと、これまでの蕎麦打ちでまだ試していなかったことを思い出しました。それは「軟水で打つと蕎麦の繋がりが良い」という言葉です。日本の水はそもそも軟水と言われていますし、コストを考えて浄水器を通した水道水を今まで使用していたのですが、今回、(超)軟水で打ってみたらどうなるかを試してみることにしました。結果としては繋がりがかなり改善して、水でこれだけ変わるのかとびっくりしましたのでレポートしてみたいと思います。
蕎麦粉の配合は前回と同じで、普通のそば粉と手挽きメッシュ粉を半々に混ぜた外二蕎麦です。
加水率も前回と同じ46.5%としました。
使用した水は、「サントリー奥大山の天然水」です。
硬度は約20となっています。スーパーで売っていた水の中で一番硬度が低かったのでこれにしてみました。このくらいの数値になると「超軟水」といってもいいかもしれません。
私の住んでいるところの水道水の硬度の正確な値は不明なのですが、日本の水道水の硬度はだいたい50~100くらいのようなので、この奥大山の天然水はおそらく家の水道水よりも硬度が低いのではないかと思います。
値段は一本80円くらいで、一食分しか打たないときにはコスト的にかなり辛いですね。一食分で使うのは60ml程度なので、開封した水が冷蔵庫でどのくらい保つのかなどは追々考えてみたいと思います。
では、打っていきます。打ち方も前回とできるだけ同じになるようにしました。
前回よりも生地のしなやかさが良いように感じます。
畳んで切ります。
切っているときの感触も前回と少し違いました。生地に粘りがある感じです。
茹で時間も前回と同じ70秒です。
できました。
食べてみます。
前回より明らかに蕎麦のつながりが良いです(普通の蕎麦粉に比べればまだ短いですが)。最近短く切れた蕎麦ばかりだったので、この長い蕎麦を食べているという感覚が嬉しいです。
一番長いところだとこんな感じ。
正直、水を変えただけでこんなに繋がりが違うものになるのかとびっくりしました。
ただ、味は前回よりも水っぽいかなという気も。水によって味も変わるのかもしれません。
もちろん、私の蕎麦打ちはまだまだ安定していませんので、水以外の要素が原因の可能性もあります。
軟水は蕎麦打ちに良いと一般的に言われていますが、今回、たしかにそうなのかもしれないという感触を得ることができました。
蕎麦を打つときの水についても研究して行く価値がありそうです。

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