少し前のことになりますが、パトリック・マキューン著『トップアスリートが実践 人生が変わる最高の呼吸法』という本を読んでみました。
大まかに言うと、呼吸を止めたり、静かなゆっくりした呼吸の有用性を説いた本です。

- 作者: パトリック・マキューン
- 出版社/メーカー: かんき出版
- 発売日: 2017/10/16
- メディア: Kindle版
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私はこの本を読むまで、深呼吸のような腹式呼吸を体に良いと思ってやっていたのですが、その常識を多少覆されました。「多少」と書いたのはこの本の内容もどこまで正しいのか分からないから。とはいえ、常識を疑うというのは常に重要だと思います。
もちろん、持病を持っているような人には呼吸を止めることは危険ですので、注意が必要だと思います。
ちなみに、私は本書を読む前から寝付きを良くするため夜寝る前に次のようなことをしていました。
- 思いっきり息を吸って暫くためてから、ため息のように吐く
- 腹式呼吸をしばらくする
個人的にはこれをすると寝付きが良いように感じています。特に一番目のため息は確かテレビ番組で紹介されていたのを取り入れたものですが、ため息をついて「今日一日なんとか無事に過ごせたなぁ」と思うと自然と力が抜けてリラックスできるように感じます。ため息にも色々ありますが、心配や不安から出る悪いため息ではなく「感謝」的な良いため息のように感じます。
本書を読んでから上のルーチンに次のようなものを足してみています。
- 息を吐ききったところで、数十秒息を止めてみる
- 苦しくない程度のギリギリで息をゆっくり静かにしてみる
これも個人的な感想ですが、鼻が詰まっているときに息を止めると鼻の通りが回復することが多く、結構重宝しています(最近色々健康に気をつけているおかげか鼻が詰まる頻度は昔に比べて激減しているのですが)。
いずれにしても、呼吸は生命維持に必須であるにもかかわらず自分の意思である程度コントロールできるという面白い性質を持っています。そして、呼吸のコントロールによって肉体的・精神的状態に働きかけることができるというのが面白いですね。