いつも同じ乳酸菌で作っていても面白くないので、前々から気になっていた「ロイテリ菌」という乳酸菌を種にして豆乳ヨーグルトを作ってみました。その様子を紹介します。ロイテリ菌は虫歯菌を減らす効果があるとして近年注目されている乳酸菌です。今回は、そんなロイテリ菌を使ったヨーグルトであるオハヨーの「ロイテリヨーグルト」を種として、豆乳ヨーグルトができるのかどうかを実験してみました。
こちらが、種菌にするオハヨーのロイテリヨーグルトです。
ロイテリ菌は他の乳酸菌にはないロイテリンという抗生物質を生成するという特長があり、それが、歯の健康に良い理由のようですね。
このロイテリヨーグルトを食べたことがある方はご存知かもしれませんが、このヨーグルトは結構柔らかめの仕上がりとなっています。
ということは、このロイテリ菌がうまく繁殖しているかは出来上がったヨーグルトの硬さである程度判断できるかもしれません。
では作っていきましょう。使用した豆乳はいつもどおり、めいらくの「豆腐もできます 有機豆乳」です。
電子レンジで加熱したヨーグルティアのガラス容器に豆乳を少しいれ、そこにロイテリヨーグルトも入れてよく混ぜます。
ちなみに、ロイテリ菌は母乳の中から発見されたそうです。
とすると、最近のカスピ海豆乳ヨーグルトの作成でわかったように、豆乳に乳糖を添加したらよいのではと一瞬思いましたが、種とするヨーグルトにもそこそこ乳糖は残っているはずなので、それは見送ることにしました。
ただし、発酵温度は38度にして、人間の母乳や口の中の温度を再現してみることにしました。ウィキペディアによると、最適発酵温度は45度らしいのですが。
12時間発酵させたとことで確認したところ、うまく固まっていましたので、そこで終了としました。
普通のヨーグルトよりは少し柔らかいような感じもしますが、製品のロイテリヨーグルトに比べると格段に固そうです。これでは、うまくロイテリ菌が繁殖したとは言えないかもしれませんね。
冷蔵庫で冷やして次の日に試食してみました。
固まり具合からも想像されるように、酸味は十分ありました。
混ぜてみても、ボテッとした感じで、オハヨーのロイテリヨーグルトのような滑らかさはないですね。
ただ、味は明らかに、LKM512菌やカスピ海ヨーグルトのものとは違います。まあ、これをもってロイテリ菌が増えたとは言えないのですが。もしかしたら、種菌にしたロイテリヨーグルトに含まれているキシリトールの味が影響しているのかもしれませんし。
と、ここまで書いて気づきましたが、オハヨーのロイテリヨーグルトはヨーグルトを作ってからキシリトールを添加するためにかき混ぜているから柔らかいのかもしれないですね。
そうすると、必ずしも柔らかいヨーグルトではないからロイテリ菌がいないとも言えないのかも。
まあ、市販のヨーグルトを種にする場合には、もしそこに含まれている有用菌が増えていたらラッキーくらいの気持ちで作るのがいいと思います。そもそも、牛乳ではなく豆乳でロイテリ菌が増えるのかという問題もありますしね。
個人で菌の種類が判別ができるようが検査キットがあったらいいのになあといつも思います。
まとめ
オハヨーのロイテリヨーグルトを種にして、豆乳ヨーグルトを作ってみました。ちゃんとヨーグルトはできたのですが、ロイテリ菌が増えているかはよく分からないという結果になりました。確実にロイテリ菌が取りたい方は、製品を買って食べるのがいいと思います。ヨーグルトだけではなく、タブレットもあるようですし、まあ、その方が楽かもしれません。

- メディア:
- この商品を含むブログを見る

ロイテリお口のサプリ 30粒×2個 4573104451307*2
- 出版社/メーカー: バイオガイアジャパン株式会社
- メディア: ヘルスケア&ケア用品
- この商品を含むブログを見る